【第3学年】温故知新〜それいけ明保使節団〜2
更新日:2023年10月11日
修学旅行2日目&3日目
2日目、軽快なマツケンサンバのリズムが館内に響き起床の合図です!
眠い目をこすりながら食事を済ませ、班ごとに出発します。この日は体験学習pert2を予定していました。いくつか写真付きでご紹介します。
~京駒〜
京都の伝統工芸品・京駒の伝統を受け継ぐ、ただ一つの工房。
京駒は桃山時代に上流階級の女性が竹などの芯に着物の端切れを巻き付けて作ったお座敷駒が起源と言われています。
職人技を間近で見学し、京駒作りに挑戦しました。
色合いが美しい京駒
木綿の平紐を竹芯に巻き付けます。
〜つまみ細工〜
つまみ細工とは、正方形に小さく切った薄地の布をつまんで折りたたみ、母体の上に貼り付けて様々な意匠を浮彫り風に表現する日本独自の技法です。つまみ細工専用のピンセットでさまざまな形につまんだ布片を貼り、簪(かんざし)を立体的に表現します。
上手にできるかな?
色とりどりの簪です!
〜京真田紐〜
真田紐は古くは弥生時代から織られてきたもので、奈良正倉院にも保存されており、世界でも最も細い織機で織られる平織りの織物です。戦国時代には刀のつか巻き、鎧のおどしなど武具に用いられました。京都で唯一受け継がれている14代目真田紐師にお話しを伺い、ブレスレット作りをしました。
実際に織機を触らせてもらいました!
選んだ柄で世界で一つだけのブレスレットに
〜型友禅〜
着物に使われる染色技法で、古くからある技法を江戸時代に京都祇園あたりに住んでいた扇絵師、宮崎友禅斎がまとめあげたことから名前がつきました。筆や刷毛を使って模様を描き染めていく友禅と、明治時代に始められた型紙を使って色付けする型友禅とがあります。様々な型を使って、オリジナルなエコバッグ・タンブラー・ブックカバーを作りました。
慎重に色を塗り重ねます
見事な模様の出来上がり!
〜京房紐〜
「房紐」はお守りの小さな房から、祭りの大きな飾り房まで様々な装飾品として使われています。
職人さんから房紐のお話を伺った後、叶(かのう)結び、菊結びなど昔から伝わる結び方を教わり、それらを組み合わせて作品を作りました。
お互い教え合いながら順調そうに作成中
美しく立体的に出来上がりました
他にも京都の地でしか体験できない貴重な経験やお話を聞かせていただきました。
体験先のみなさま、丁寧なご指導本当にありがとうございました。
さて、まだまだ班行動は続きます。
雨上がりの伏見稲荷大社
天気はあいにくの雨模様でしたが、とっさのできごとにも臨機応変に対応し、協力し合って行動している姿を見て成長を感じられました。
そしてあっという間に修学旅行最後の夜です。
長めの自由時間を存分に楽しみ、この日も無事に就寝。
部屋メンバーでパシャリ
京都の旅もいよいよラスト!
3日目はさわやかなアイドルソングで起床し、荷物の整理などバタバタしつつも何とか佐野家さんを出発。
午前中のタクシー行動ではクーラーの効いた快適な空間で、ゆったりと最後の時間を満喫し京都駅でフィニッシュ。
大きな事故や事件もなく無事に終えることができました。お土産話もたくさんできましたね。
今回の様々な経験を大切にして、これからの学校生活も過ごしてほしいと思います。
お疲れさまでした!