【第1学年】探究ガイダンス 〜「探究学習」って何?〜
更新日:2023年6月19日
西東京ふるさと探究学習
明保中では今年度から『ふるさと探究学習』をスタートします。「探究学習」とは、自分たちで問題や課題を見つけ、自分たちで解決策を提案し、試行錯誤を繰り返しながら問題の解決を目指す学習のことです。
初回の授業では、「探究学習」について学ぶため、ペーパーブリッジコンテストを行いました。
ペーパーブリッジコンテスト
ある村には大きな川が流れています。向こう岸に行くためには遠回りをしなければいけません。
そこで、村人どうしで話し合いをし、橋をつくることにしました。
しかし、この村にはお金に余裕が無く、限られた材料しか使うことができません。
どうすれば、より多くの人が、安全に利用できる橋をつくることができるでしょうか?
使えるものはA4のコピー用紙1枚のみ。どうすれば丈夫な橋がつくれるでしょうか?
紙は折っても切っても折り曲げてもOK!ですが…
たくさん折ると人(おもり)が載るスペースが確保できません。
グループ内で試行錯誤を繰り返しました。
観察タイム
あっという間に制限時間が来てしまいました。上手くいった班も、思うようにいかなかった班もあったようです。
次に、2分間の観察タイムを設けました。友達のアイデアを参考に、自分たちの改善につなげます。
「その手があったか!」「なるほど!」といった声が聞こえてきました。
反省をふまえて、2回目の製作に挑戦します!
2回目の製作
折り方を工夫し、空間を確保しながら耐久性を上げます。
どの班も1回目と比べて大きく記録を伸ばしていきます!
はじめは10個載せるので精一杯だった班も、倍以上の重さに耐えることができるようになりました。
なんと60個以上のペットボトルキャップを載せる班も!
横から見ると… なるほど!よく考えましたね!
2回目の記録から1回目の記録を引き、「改善度」として振り返りを行いました。
みなさん、丈夫な橋はつくれましたか?また、利用者にとって渡りやすい橋になったでしょうか?
使える材料には限りがあっても、折り方にルールはありません。今回は、班の仲間と意見を交換したり、時には友達のアイデアを参考にしたりして、丈夫な橋づくりのための工夫をし、改善を行いました。
これから始まる『西東京ふるさと探究学習』も同じです。使えるものや時間は限られていますが、取り組み方は自由です。正解は一つではありません。
テーマは『地域を活性化させよう』
1年生は『学校周辺(明保中周辺)を活性化させよう』というテーマの下、自分たちで問題を発見し、解決していきます。前例が少なく、本校でも初めての取り組みとなるため、我々教員も手探りで進めていますが、教師と生徒が共に試行錯誤しながら、地域のためにできることを考えていきたいと思います。
まずは、インタビュー調査を通して、情報の整理・分析を行います。保護者・ご家族の皆様、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
インタビュー調査の方法について、動画を見て学びました。
調査用紙は6月26日(月曜日)の1時間目に使用します。(つづく)