【第1学年】西東京ふるさと探究学習3
更新日:2023年7月18日
アイデアの出し方を学ぼう
前回の探究学習では、地域に住む人へのインタビュー調査の結果を整理し、西東京市がもつ長所や魅力、欠点や課題点を分析しました。
今回は地域が抱える問題の解決に向けて、問題解決のために必要な「アイデアの出し方」を学びました。
「活性化」ってなんだろう?
アイデアを出す前に、プロジェクトのゴールを確認します。1学年の最終的な目的は、西東京市の活性化です。
そもそも「活性化」ってなんでしょう?どうなったら「活性化した」と言えるのでしょうか?
まずは対象を "西東京市" から "自分のクラス" に絞って考えてみます。
クラスの活性化とは? イメージマップを使って考えを広げました。
クラスの特徴を整理しよう
目指す姿が決まったら、まずは現状を分析します。
自分のクラスの良いところや問題点を考え、タブレットPCを使って集約しました。
4人班で意見を出し合います。
A組はこんな感じ。良いところもありますが、問題点も多いようです。
問題に対する解決策を考えよう
次に、見つかった問題点に対する解決策を考えていきます。
この時のアイデアの出し方には工夫が必要です。今回は「自分たちだけでできること」「学校にあるものだけでできること」など、いくつかの条件を設定して、解決策を考えることにしました。
ヒントカードをもとに考えます。
例えば、「休み時間が少ない」という問題点に対して「休み時間を50分にする」という解決策では、自分たちだけでは実現が難しいような気がしますよね。
ですが、「限られた休み時間を1分でも確保するためにできることはないか」とか、「休み時間にみんなで楽しめるイベントや行事をつくれないか」といった考え方なら、この問題の解決に近づくかもしれませんね。
班で挙げた問題点と解決策。どれも面白いアイデアです!
班で選んだ解決策について、詳しく考えよう
各班で「クラスの活性化」のための、さまざまなアイデアが挙がりました。
そこから、班で1つ解決策を絞り、実現のための方法を具体的に考えていきます。
班で選んだ解決策一覧(突っ込みどころが多いものもありますが…)
その取り組みのメリットや
実行するための課題点について考えました。
クラスの「ゆるキャラ開発」を提案した班
クラスの活性化を促す「CM制作」を提案した班
問題解決のアイデアを発表
こうして分析した現状をふまえ、クラスの活性化のために自分たちができる取り組みについて、班ごとに発表を行いました。また、発表後には質疑応答の時間を設けました。
自分たちで提案した取り組みだからこそ、真剣に考えることができます。
他の班から挙がった質問・意見は新たな課題の発見につながります。
次回の探究学習は9月。今回学んだアイデアの出し方を活かして、実際のプロジェクト案を考えていきます。(つづく)