【第1学年】西東京ふるさと探究学習8
更新日:2023年10月23日
ゲストティーチャーを招いて
地域活性化を目指した15個のプロジェクトを実行中です。
今回は「地域のお店との共同メニュー開発」を探究テーマに設定した班にスポットを当てて紹介します。
西東京市の取組
西東京市では平成25年度から、地産地消と地域経済の活性化を目的とし、 市内産の農産物を使用した加工品などの飲食物を飲食店等の協力を得てメニュー化し、消費者へ提供する「めぐみちゃんメニュー事業」を行っています。
市内の小中学生から応募があった、市内産野菜・果物を使ったメニューの中から、 本事業に参加している飲食店がメニュー化し、期間限定で販売します。また、販売期間中には、飲食店と農産物販売所・直売所を巡る回遊イベントも実施しています。
今年度の募集広告
本校の生徒が応募したアイデアメニューも販売されます。
メニュー開発の課題
素晴らしい取組ですが、生徒はメニュー案を提案するのみで、実際にメニュー開発について相談したり調整したりするのは市役所や飲食店の方々であるため、生徒に「メニュー開発に携わった」という実感が湧きづらいのが課題です。
そこで、この班では、生徒自ら飲食店と交渉し、オリジナルメニュー開発をすることで地域活性化を図ることにしました。
地域の飲食店にメニュー開発の相談を行う「営業部」、市場を調査してメニュー案を提案する「商品企画部」、お店やメニューをPRする「広報部」に分かれてプロジェクトを進めていきます。
市から配付されたパンフレットなどから情報を集めます。
めぐみちゃんメニューから学ぼう
とは言え、自分たちだけでオリジナルメニューを開発するのは困難です。
どうやって協力してくれるお店を見つけているのか?メニュー開発までかかる期間はどのくらいなのか?メニュー案以外に必要なものはあるのか?分からないことだらけです。
そこで、実際にめぐみちゃんメニュー事業を行っている西東京市役所の産業振興課の方にゲストティーチャーとしてお越しいただき、質問や相談に乗っていただきました。
めぐみちゃんメニュー事業の裏側についてお話をしてくださいました。
丁寧にメモを取りながら聞いています。
また、産業振興課の方のご紹介で、今年度、実際にグルめぐメニューを実施している飲食店の1つである、「カレーとデミ カサネヤ」の山本様にもお越しいただきました。
「どんなメニューが採用されやすいか」「お店にとってどんな成果が得られたか」など、様々な質問をさせていただきました。
「消費者」ではなく「作り手」の立場から聞くメニュー開発のお話はとてもリアルでした。
メニュー開発の実現に向けて、一歩前進した生徒たちでした。
最後に、西東京商工会の飲食業部長も務める山本様から、「西東京市にはたくさんの飲食店があり、みんなで地域を盛り上げていきたい」という熱い思いをお話していただきました。
ゲストティーチャーの皆様、お忙しいところご来校いただきありがとうございました!
ご協力いただいた『カレーとデミ カサネヤ』のご紹介です
2023年に田無町にオープンしたカレー屋さん
・15種類のスパイスを使用した本格的スパイスカレー
・創業当時から変わらぬ美味しさの元祖デミグラス
場所:東京都西東京市田無町2-2-3SKYビル1F
OPEN:11:00 CLOSE:22:00 不定休
Instagram @kasaneya_tanashi