【第3学年】自動運転車の設計
更新日:2024年1月25日
世の中の問題を解決する自動運転車をつくろう
少子高齢化による、バスやタクシーなどの運転者不足問題を解決するために、全国各地で自動運転の技術を用いた乗り物が開発されています。
自動運転のレベルは0から5までの6段階に分けて定義されており、現在(2024年1月)は高速道路などの特定条件下で自動運転を行うレベル2からレベル3の自動運転車が普及・開発されています。
国土交通省「自動運転のレベル分け」より
技術・家庭科 技術分野では、自動運転システムを用いた自動車モデルの製作を通して、利便性・安全性・経済性を高める技術の工夫について考えることにしました。
センサやモータを使って計測・制御をしよう
今回は2年生から使っているmicro:bitに、コントロールボックスを接続しました。コントロールボックスを使うことで、micro:bit単体ではできない、モータやLEDランプなどの制御ができるようになります。
ボタンを押してモータの動きを確認
動作がうまくいかないときはグループで教え合います。
2年次に使用した「TECH未来シリーズ」を再活用できるのもいいですね。
続いて赤外線センサを取り付けます。
センサを使ってモータの制御を行います。
赤外線センサとは、身の回りの物体との距離を測定するセンサです。物体が近づくとセンサの値が高くなり、離れると値が下がります。
赤外線は目に見えないため、コンソール画面で可視化することで確認しました。
赤外線センサに物体が近付いたらモータが止まるプログラムを制作しました。
「うお〜!」「すげ〜!」などと教室が盛り上がりました。
これらを生かして、次回の授業では学校周辺が抱える交通問題を解決するような自動運転車を設計します。
3年生にとっては貴重な技術・家庭科の時間。受験勉強はもちろんですが、残りの学校生活のあらゆることに全力を注いでほしいですね。