【第2学年】理科でも探究NO.2〜エジソン電球に迫るPart2〜
更新日:2024年2月19日
エジソン電球の基本的な性質を知るために、4種類の濃さ・太さが異なるシャーペンの芯に6Vの電圧をかけていく生徒達。「シャーペンに電気流していいんですか?」。良いんです。しっかりと注意事項を守りながら、自分たちで発光時間のデータをとっていきます。
演示実験でシャーペンの芯が光るところは観察していましたが、自分たちで光らせるのは今日が初めてでした。これまで、シャーペンの芯の違いによって光り方はどう変わるのか、そもそもシャーペンの芯の濃さの違いはなんなのか、太さが違うと電気の流れやすさはどうなるんだっけ、とグループで時間をかけて予想をしてきました。
濃さについては、炭素の含有量ということに気がつきました。濃さ・薄さ、硬さ・柔らかさについて、美術で教わった内容とも結びつく生徒達。
そこからエジソンがフィラメントの素材として辿り着いたという「日本の竹の炭」への共通点も見出そうとしていました。だから「竹」ではなくて、「竹の炭」なんだ、と。
グループの中で、発光時間の計測、動画での記録、次の準備など先生の指示がなくても各班でどんどん実験を重ねていきます。
かすかな発光も見逃しません。
これは謎解き推進重点校として培ってきた一つのスキルかもしれません。
こちらは、お手製の実験器具のようです。
どのように使うのでしょうか。周囲の班も興味津々です。
先生も興味津々です。
これを読んでいるあなたも興味津々でしょう。
自然と前のめりになる気持ちもわかります。
その姿勢、嫌いじゃないです。
ただし、発光中は高温を発していますので、適度な距離感を保ちましょう。
基本の実験で、データをとっている最中、あるグループが気にある会話をしていました。
A「消える瞬間、予言できるぜ」
B「どういうこと?」
A「一度明るくなってから消えるんだよ」
B「どういうこと?」
C「あれ、そのとき電流の値が急に減ってなかったけ?」
A「電圧一定なら、電流も一定でしょ。変わるわけないじゃん。」
B「どういうこと?」
A「オームの法則でやったでしょ。電圧一定で、電流変わっちゃったら、実験中に抵抗の値が変わってるってことになっちゃうでしょ?」
B「どういうこと?」
C「電流が本当にかわるか、もう一回やってみようよ」
さて、電流の値は本当にかわるのでしょうか。
おわかりいただけるでしょうか。