【生徒会】コーディネーター・小野さんのお話を聞く会開催!!
更新日:2024年3月7日
先日、生徒会主催で行われた募金活動から、生徒会長発案で本校コーディネーターの小野さんから被災地支援の実際をお聞きする会を開きました。急な申し出にも応えてくださった小野さん、そしてICT教室を埋め尽くすほどの生徒たち。貴重なお話を伺うことができました。
生徒会長の講師紹介から、会はスタートしました。
2年生にはもうお馴染みの小野さんということもあって、和やかな雰囲気で始まりました。
しかし、被災地の実情に触れていくと、生徒の表情も真剣なものになっていきました。
この一枚の電柱の写真も、変哲のない写真かと思いきや・・・
地区表示のプレートの高さに気が付くと、液状化により電柱が沈んでいることが分かります。
中学校の体育館も、まだ支援物資の仕分け場として使われているそうです。
集団疎開した中学生も、2月の終わりには自宅へ戻ったということですが、それでもまだまだ日常は戻っていないというお話でした。
水道の復旧のめども立っておらず、給食も作ることができないので午前中だけの登校が続き、帰宅後もなかなか自由に遊びに出かけることができない状況というお話は、とくに考えさせるものがありました。
給水施設の様子です。
小野さんが被災地支援の一環で、市の職員の方々におにぎりの差し入れをしたとき、泣いて食べてくださる方々もいらっしゃったそうです。被災後、一度も自宅に戻られていない方々のお話も胸に詰まるものがありました。
まとめとして、小野さんからは火災の原因の多くが電気であること、絶対に死なない・ケガをしないこと、トイレや水の準備など、大人に任せず今からできることを少しずつしていこうとお話をいただきました。
小野さん、急な要望にも関わらず、貴重なお話をありがとうございました。