【第2学年】体験しよう デジタル革新技術！
更新日：2022年12月22日
Society 5.0って何？
技術・家庭科 技術分野は「C エネルギー変換の技術」を終え、「D 情報の技術」に入りました。
突然ですが、みなさんはSociety 5.0という言葉を知っていますか？
私たち人類はこれまで、さまざまな技術革新・産業革命によって、時代をアップデートしてきました。
・狩猟社会（Society 1.0）約20,000年
・農耕社会（Society 2.0）約2,000年
・工業社会（Society 3.0）約200年
・情報社会（Society 4.0）約70年
Society 5.0とは、これに続く新たな社会を指すもので、「超スマート社会」とも呼ばれています。
内閣府HPより
「超スマート社会」の特徴は、人とモノがインターネットで繋がるということです。インターネットに繋がるテレビや冷蔵庫も最近ニュースなどで話題になっていますね。このように、モノとインターネットが繋がることをIoT （Internet of Things） と言います。
「情報の技術」の初回の授業では、IoTをはじめとする、Society 5.0の時代を支えるデジタル革新技術について学びました。
AR
ARとは、拡張現実とも言われ、現実の風景にバーチャルな視覚情報を加える技術です。ARを利用したスマホゲームや、通販サイトで家具などの試し置きができる機能が有名ですね。
学習者用タブレットを使って
自分の姿にイラストを重ねています
「カメラのフィルター機能みたい！」という声も。そう、実はあれにもARの技術が使われています。
第2学年では現在「かりんとう販売促進プロジェクト」を行っていますが、パッケージデザインの考案にARを活用したり、カメラをかざすと栄養成分やアレルギー情報などが表示できるような工夫ができるとより面白いですね。
試しに牛乳でパッケージデザインを作ってみました。
VR
VRとは、仮想現実とも言われ、目の前にある現実とは違う空間を、まるで現実かのように体験できる技術です。
VRと言えば昨年12月に行われた「バンジーVR」ですね。
メタバース
VRと関連して、「メタバース」の体験も行いました。
メタバースとは、多人数が参加可能で、その中で自由に行動できるインターネット上の仮想空間のことです。今回はそれぞれが好きなアバターを選択し、仮想空間の中で自由に歩き回り、メッセージのやり取りをしてみました。
みんな適応が早いです！
広場にクラスメイトが続々と集まってきます。
チャット機能でメッセージのやり取りもできます。
匿名でメッセージを送ることができる機能は便利ですが、使い方を間違えると法律を破ったり、人を傷つけてしてしまうことがあります。技術分野の授業だけでなく、日頃から情報モラルに関する授業を行い、情報端末を適切に扱っていくITリテラシーを育んでいきます。
KDDI株式会社による情報モラル教室の様子
AI
授業では、AIについても紹介しました。AIは人工知能とも言われ、人間と同じく学習することによって成長していきます。
機械学習の3つの学習法
タブレットPCを使って、AIの「教師あり学習」について体験しました。
「教師あり学習」とは、正解のデータを読み込ませて学習させていく学習法で、画像認識機能や音声認識機能などに用いられます。
与えられたお題の絵を描き、制限時間内でAIに正解してもらえばクリアです！
班ごとに挑戦中！
入力したデータが蓄積され、さらに人工知能の精度が上がっていきます。
あらゆることが自動化されるSociety5.0の時代の中で、私たち人間にしかできないことは何でしょうか。
「D 情報の技術」の授業では、自分で課題を見つけ学び、考え、主体的に判断行動して問題解決をするような、体験的な授業を行っていく予定です。
