【第1学年】3D-CADを操作しよう
更新日:2023年2月10日
木製家具が続々と完成!
1年生の技術・家庭科 技術分野では、「材料と加工の技術」として、身の回りの問題を解決するための木製家具製作に取り組んできました。
今年1月に行われた市内作品展の様子。本校からも代表生徒の作品が展示されました。
製作のまとめが終わった頃、学年末考査が近づいてきたこともあり、ここで2学期に学習した「製図」についての復習を行いました。
久々の製図練習
斜眼紙を用いて等角図の製図練習。2学期の復習です。
キャビネット図を等角図に直しました。
つまづいている生徒は友達からアドバイスをもらいました。互いに学び合う姿勢が良いですね!
CADについて
これまでの授業は紙と定規で作図を行い、模型による構造の確認を行ってきましたが、自動車やスマートフォン、電化製品などの実際の製品開発も手描きで行うのでしょうか?答えはNOです。製品設計の多くは、CAD(キャド)と呼ばれる、製図や設計をコンピュータで行うためのソフトウェアによって行われています。
CADには「2D-CAD」と「3D-CAD」というものがあります。
2D-CADは、二次元で立体を表現する方法で、手書きで製図していたやり方をそのままコンピュータ上で行うものです。操作方法は比較的簡単ですが、断面以外の別角度から見ることができず、製品全体の形状を正確に把握することが難しいという欠点があります。
一方の3D-CADは、三次元で立体を表現する方法で、手書きでは表現できない立体を視覚的に分かりやすく描くことができます。
2D
3D
CADによる設計をしてみよう
今回はブラウザ上で動作する3D-CADを使いました。
1人1台の学習者用タブレットで取り組みます。
最近はゲームなどでも3Dグラフィックを使ったものが多いからか、みんな意外と適応が早いです!
授業でも扱ったDL材の部材を追加してみました。
塗装の色合いも変えることができ、仕上がりイメージを確認することができます。
通信環境などの問題でソフトが上手く動作しなかった生徒は、何人かで画面を共有することで操作方法を確認しました。
初めてのCADによる設計体験は新鮮に感じられたようです!
まだまだ慣れるまで時間はかかりそうですが、残り数時間の授業内で、1人1つの作品を設計(モデリング)をすることが目標です。
(つづく)