「まずい」が「うまい」
更新日:2017年2月6日
平成29年 2月 6日(月曜日)
おはようございます。2月3日の節分、そして翌日の立春を過ぎて、本当に暖かいですね。今日は、ひさしぶりに、全校13学級のみなさんが集まりました。節分の豆まきでは、病気やわざわいのほか、みなさんの心の中の弱虫やさぼり虫、いじわるの虫を追いはらえたでしょうか。
今日は、「まずい」が「うまい」というお話をします。
先週の給食委員会の発表は、興味深かったですね。みなさんに行ったアンケートをもとに、みなさんのきらいなやさいの傾向やすききらいをなくす方法について発表してくれました。どの子もはきはきと発表していて、東伏見小学校の発表力の高さがうかがえました。
きらいな野菜ナンバーワンは、ダントツでゴーヤでした。ほとんどのクラスで1番だったのには、びっくりしました。
りっぱだなあと思ったのは、きらいなやさいはとくにないというクラスがあったこと。そう、2年1組です。 〜拍手!〜 2年1組は、今学期もお休みが少ないです。やはり、何でも食べることは体にいいのですね。特にやさいは、体の調子を整え、病気にかかりにくくする食べ物ですからね。どのクラスもそうだといいなあと思いました。
さて、そこで、給食委員さんが教えてくれた、苦手なやさいを食べる工夫が3つありましたが、ほかにもあったら教えてくださいということだったので、この場でお話しします。
校長先生は、小学生のころ、大のやさいきらいでした。食べられる野菜といえば、炒めたもやしとキャベツ、人参、おみそ汁の大根は好きでした。すき焼きの時にはお肉とおとうふとしらたきしか食べたくありませんでした。いやなやつですねえ。
でも、あるときから、先生になるんだから、すききらいをなくそうと決め、少しずついろいろなやさいを食べられるように訓練しました。そのとき、気付いたことがあります。ピーマンの苦さ、トマトの草じるっぽさ、じゃがいものまったりさ、なすのねちょっと感、セロリなんかにおいだけでいやでした。でも、少しずつ食べ続けているうちに、いやだな、まずいなと思っていたその味やにおいや食感が、そのやさいのうまさなんだと気づいたのです。
あるやさいがきらいだと思っているあなた。そのきらいなところが、実はそのやさいのおいしさで、みんなが好きなところなんです。
少しずつ続けると、必ずそのことが分かって何でもおいしく食べられる人になりますよ。
読書も、漢字も、たし算・ひき算や九九も、ピアノも、マラソンも、なわとびも、続けることで楽しくなるのとにていますね。
今日は、まずいがうまい話でした。