「歌が好きな学校」

おはようございます。今日は、空気が冷たいですが、背中に暖かな日差しを受け、気持ちのいい朝を迎えました。今週は、大寒という1年で1番寒い時期を迎えますが、こうして校庭にみんなで集まることができました。先週、先生方や主事さんが、校庭の水分を氷らせないための薬を一生懸命まいてくれたおかげです。感謝したいですね。
さて、今日は、土曜日に五年生が参加してきた合唱交流会の報告です。合唱交流会は、市内から集まった各学校の児童が、みんなで気持ちをひとつに一生懸命練習してきた歌声を発表し合い、聞き合う交流の場です。どの学校の歌声もすてきで、会場に集まったみんなは、楽しいしあわせなひと時を過ごしてきました。
みなさんも先週聞かせてもらった五年生の発表ですが、･････それは、すばらしかった。みんなが聞いたときもよかったけれど、そのときとはくらべものにならないくらいに、ものすごい歌声でした。校長先生は、｢大空を･･･｣の第一声を聞いて、ビビビと胸に電気が走りました。そのあとは最後まで、体全部が目と耳になったように、歌の世界に引きこまれました。1番近くで指揮をして聞いていた山口先生も、一曲目、出だしの歌声に、ぶるぶるって指揮をとる両うでがふるえたそうです。山口先生だけではありません。副校長先生は、その瞬間、天井が落ちてくるかと思ったそうです。担任の先生方も、応援に来てくださった先生方も、保護者の方々も、みんな似たような感動を味わっていたようです。涙があふれるくらいの感動でした。きっと、東伏見小の身内ではない、会場の全員が、それまでにない空気を感じた発表だったと思います。
合唱交流会は、お相撲やテニス等のスポーツのように、勝ち負けはありません。それぞれ、自分のやってきた力を信じて、すべてを出し切ることが大事です。つけてきた力を見事に本番に発揮した五年生は、会場で1番輝いて見えました。みんなにも聞かせてあげたいけれど、もう一回歌えって言ったら、同じように歌えるでしょうか。本番だからこそ、出せた力だったかもしれません。
五年生、その力はみなさんの力です。でも、その力はみなさんが初めからもっていた力ではありません。応援し、勇気づけてくださった担任の先生のおかげです。いっしょに取り組んだ友達がいればこそでもあります。また、いつも5年生とともに活動し、引っぱっり、こうすればいいんだとお手本を示してくれた6年生の影響も少なくありません。そして、音楽の山口先生の指導のおかげです。山口先生の一番の功績は、「歌うって楽しいことなんだ。」ということを、毎回の授業や音楽集会で教えてくれたことだと思います。
歌がすばらしいのは、五年生だけじゃありません。始業式の校歌や、学芸会での歌、音楽集会の歌など、ほかの学年の歌声もすばらしいよね。
校長先生は、合唱交流会を通して二つ、確信しました。
一つは、きっと、今、東伏見小学校は、西東京市で一番歌うことが好きな学校だ、ということです。うまさじゃないよ、歌うことが、です。もう一つは、歌にしろ何にしろ、みんなで気持ちを一つに取組大きな成果を出せる学校は、学年は、学級は、いじめなんかないよってこと。歌が大好きな学校は、いじめのない学校に、とっても近い学校なんじゃないかな。
これからも、歌声が楽しくひびく学校にしていきましょう。と、いうことで、今日のお話を終わります。