「心の健康　〜いじめは絶対にだめ！〜 」

おはようございます。
今日も、校長先生に代わって、副校長先生がお話をします。校長先生は1年生と一緒に、これから東村山中央公園に生活科見学にお出かけになります。公園では、秋探しをするそうです。きれいな秋が見つかるといいですね。
まず、最初に嬉しいお話します。栄養士の先生ですが、今、お腹の中には赤ちゃんがいます。赤ちゃんは、3月に生まれる予定です。これから、だんだんとお腹も大きくなっていき、先生は歩くのも大変になってきます。そのようなときに、廊下を走ってきて先生にぶつかったり、大声を出してびっくりさせたりしないようにしましょう。みんなで元気で丈夫な赤ちゃんが生まれることを楽しみに待っていましょうね。
次は「健康」についてお話します。前にも校長先生がお話されたことがあると思いますが、もう一度、おさらいの意味を込めて話します。まず、「健康」という文字ですが、どのような始まり・由来があるのかを調べてみると、中国の「易経」という古い本に「健体康心」という言葉があって、この四字熟語を縮めて「健康」という言葉が生まれたそうです。日本には、今から約150年前の明治時代の初め頃、一万円札の顔にもなっている福沢諭吉という人が「学問のすすめ」という本の中で「健康」という文字を使ったことで、一般的に健康という言葉が広まっていったそうです。「健康」という言葉の意味はどうでしょう。心と体の両方が健やかであることだそうです。「僕、私の体は『風邪をひかない』『お腹が痛くならない』とても丈夫な体です。だから、健康です。」これはこれで、とても立派なことですが、これだけでは足らないのです。「健体康心」という言葉の通り、丈夫な体に加えて心も健康でなければ、本当の健康とは言えないのです。
では、心が健康な人とは、一体どういう人のことを言うのでしょうか。これが、前に校長先生からみなさんへ出された質問でした。校長室の前のポストに、何人もの子が自分の考えを書いて入れてくれましたので、いくつか紹介します。「元気な人」「心から喜ぶ人」「約束を守る人」「友達の輝きを見付ける人」「いつも笑顔でにこにこ頑張る人」「やさしさでいっぱいの人」「よいことと悪いことの判断ができる人」そして、「いじめをしない人」です。みなさん本当によく考えてくれました。どれもすてきな考えですね。
今日は、最後に紹介した「いじめをしない人」ということについて伝えます。みなさんは、いじめられた人の気持ちを考えたことはありますか。いじめられている人は、きっと、学校に行くのが嫌だな。また嫌なことをされたらどうしよう。と不安で一杯になっているのだと思います。反対にいじめている人はどうでしょう。自分が目立つためにわざと人をからかう。ストレスや淋しい気持ちかららわざと相手にちょっかいを出す。様々な理由で人の嫌がることを続けてしまうのだと思います。しかし、どんな理由があろうとも、絶対にいじめはいけまさん。さらに、周りで見ている人はどうでしょう。もし、嫌なことをされている友達がいたら、そのまま見て見ぬふりをしていませんか。している子に「止めなよ」と勇気をもって言いましょう。そして、「止めなよ」と誰かが言ったら、その子を一人にしないで、「やめなよ。」とさらに続けて言い、先生にすぐにそのことを教えてください。
「心の健康」この言葉をもう一度かみしめましょう。心が健康であれば、人を悲しませるようなことは絶対にしません。みんなでいじめゼロの学校を作っていきましょう。
最後に、心が健康な人とは？の質問で、先ほど紹介していなかった別の意見がありましたので、紹介します。何だと思いますか。答えは「挨拶がしっかりとできる人」です。挨拶運動も続いていますし、11月は、ふれあい月間、そして西東京市のいじめ防止月間でもあります。みんなですすんで挨拶をして、心と心がふれあう素敵な東伏見小学校になるといいですね。
今週も一週間、頑張りましょう。これでお話を終わります。