「教室はまちがうところだ」
更新日:2017年4月27日
平成29年4月24日(月曜日)
おはようございます。おとといの授業参観では、どのクラスも落ち着いて学習に取り組んでいました。進んで手を挙げて答える人が多くて、指名されると、「はい!」と返事をして立ち上がり、それからしっかりと答えている姿が、1年生の教室でも見られ、すごいなあと思いました。でも、発表の声が小さくて、聞こえないくらいの声で答えている人もいました。そんなときは、先生がマイクになり、スピーカー役をしてくれていました。はずかしいのかな、まちがえるのがこわいのかな。せっかく手を挙げて答えるのだから、もっと、元気に大きな声を出すといいのになあ。
そんなふうに考えていて、ある詩を思い出しました。それは、静岡県の学校の先生だった、まきたしんじさんという方がつくった詩です。タイトルは「教室はまちがうところだ」とても長いので初めの部分を紹介します。
教室はまちがうところだ
みんなどしどし手を上げて
まちがった意見を 言おうじゃないか
まちがった答えを 言おうじゃないか
まちがうことを おそれちゃいけない
まちがったものを ワラっちゃいけない
まちがった意見を まちがった答えを
ああじゃあないか こうじゃあないかと
みんなで出しあい 言い合うなかで
ほんとのものを 見つけていくのだ
そうしてみんなで 伸びていくのだ (子どもの未来社刊)
まだまだ、詩は続きます。そして最後はこう言って終わります。「そんな教室作ろうやあ」全文が読みたい人は、図書室で探してみてください。
みなさんも、まちがいをおそれずに、ともだちのまちがった答えを笑わずに、ああでもない、こうでもないとかんがえて、友達や先生と一緒に、よい勉強ができる教室を作ってください。