感謝の気持ちを伝える一週間

すっかり春の陽気になりました。校長先生は、朝、登校するときに、今、6年生が報告してくれたくじら山のクジランの装飾をはじめ、春の訪れをいくつも見つけながら歩いてきました。みなさんも、季節を感じる心で、春を探してみてください。
今週の半ばの3月21日は春分の日、昼と夜の長さが同じになる日です。その春分の日をはさんだ前とあとの3日間ずつと合わせた一週間を、お彼岸といいます。今日、3月18日は、彼岸の入りです。お彼岸には、ご先祖様に感謝の気持ちをこめてお墓参りをする風習があります。この一週間にお墓参りに行く人も多いかと思います。今、学校でたくさんの友達といっしょに学べる幸せ、家族と過ごせる幸せ、ごはんをお腹いっぱい食べ、夜はぐっすり眠れる幸せをご先祖様に感謝してきてください。
感謝の話をしましたが、今週を「感謝の気持ちを伝える週」にしてほしいと思います。「ありがとう」の言葉ではなく、行動で伝えてください。
例えば、このあと教室に入る際、下履きをきちんとそろえて靴箱に入れるとか、お道具箱の中をきちんと片付けておくとか、お世話になったものに対する感謝。給食をぜんぶきれいに食べて食缶を空っぽにして返す、食べ物や調理員さんへの感謝など、いろいろあります。
そして、みなさんのことが大好きで、大切に思っているからこそ、一生懸命勉強を教え、ときにはほめ、ときにはしかってくれた先生方への感謝の気持ちも伝えてほしい。先生方への感謝の気持ちを伝えるには、これまで教えてもらったこと、しかってもらったことを思い出して、先生に「言われる前にする」ことを心がけてください。係や当番の仕事、勉強の準備やよい姿勢、静かにするときはすっと静かに、などなどです。みなさんがいろいろなことを、言われる前に自分たちからすることで、先生方は笑顔で見守ってくれるでしょう。今週は、あと何回、先生の笑顔を見られるかな。
今週を、感謝の気持ちを伝える一週間にしましょう。