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西東京市立東伏見小学校
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「むずかしい話」

更新日:2019年2月25日

平成31年 2月25日月曜日

今週で2月が終わり、3月がやって来ます。あっという間に過ぎてしまうので、一日一日を大事に過ごしましょう。今日は「むずかしい話」をします。
先週の22日金曜日に、日本にも、世界にも、大きな出来事がありました。なんだかわかりますか。(子供たち???)この地球上のことではありません。(これで、いく人もつぶやき・挙手)日本が打ち上げた宇宙探査機、はやぶさ2(ツー)が地球から遠く離れた星、小惑星といいますが、リュウグウに着陸し、石や砂をゲットしたのです。ゲットした石や砂は、来年のクリスマスの頃に地球に持ち帰ってくるそうですが、その石や砂を分析して地球の生命誕生のなぞを解き明かすことができるかもしれないそうです。
ここにソフトボールと卓球の球があります(といって、並べて見せる。)。このソフトボールを地球だとすると、卓球の球は何だと思いますか。(いく人もつぶやき)そう、月です。では、この月に1年生のO君のところへ飛んでいってもらいましょう。(といって、先頭のO君に放り、上にかかげてもらう。)このソフトボールが地球なら、月はだいたいその辺りにあることになります(380cmと想定)。次に、リュウグウの大きさですが、地球をソフトボールに例えるなら、リュウグウという星は、砂粒にもならないし、ちりほどもない大きさになります。では、問題です。そのリュウグウは、どの辺りにあると思いますか。(子供たちはいろいろ考え、少しざわついたので、姿勢を正させる。)実は、ここが地球なら、リュウグウは、だいたい三鷹の駅辺り(地球・月間のおよそ900倍と想定=3kmちょっと)にあることになります。ここから、三鷹の駅にあるちりほどの大きさのリュウグウに4年かけて辿り着いたのです。どうしてそこにリュウグウがあることが分かったのでしょう。大きな望遠鏡で見つけたそうです。でも、このソフトボールが地球なら、人間や望遠鏡なんて、もう形にならない大きさです。それでも、実際に、リュウグウを見つけているのです、そして探査機を送ったのです。人間の科学って、技術って、ものすごいですね。はやぶさ2の着陸は、人が見て操縦することはできません。はやぶさ2がカメラに写して送ってくる映像を見ることはできるのですが、地球に届くまでには40分くらいかかるそうなので、着陸は自動運転です。きっと、今話題のAI、人工知能が使われているのかもしれません。望遠鏡やAIの技術、科学の進歩はすごいですね。
さて、むずかしい話はここからです。リュウグウほど遠くのことを見たり、探ったりできる科学でも、AIでも、苦手なことがあります。それは、すぐ目の前にいる人の心を感じることはできません。AIには、人の痛みやかなしみが理解できません。これは、みなさんにもむずかしいことかもしれません。今、笑っている友達が、心からうれしいのか、喜んでいるのか。追いかけっこで追われている子、とっくみあいのプロレスごっこで組み伏せられている子、からくちの冗談を言われて笑っている子・・・こんな友達は、ひょっとすると、かなしみや痛みをかくして笑顔を作っているかもしれない。
東伏見小学校のみなさんには、そんな人の本当の気持ちや心の痛みが分かる人でいてほしいと思っています。それは結構むずかしいことで、AIにもできませんが、君たちならできると思います。
さあ、残り少なくなった3学期、今週もがんばりましょう。

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