「いつでも、みんな、一生懸命　100パーセント」

今は、大寒（だいかん）という1年で一番寒さの厳しい時期を迎えています。大きな寒さと書いて「大寒」。お家では、早寝･早起き･朝ご飯の習慣を、学校ではうがい･手洗い･教室の空気の入れ換えや体づくりの運動を心がけ、お休みしないで登校できるようにしてください。
さて、今日は5年生が参加した合唱交流会の報告です。先々週の土曜日に、保谷こもれびホールで西東京市立小学校合唱交流会が行われ、5年生が学校の代表で出場してきました。みなさんも5年生の歌声を聴かせてもらいましたよね。
5年生は、4つの学校で歌声を披露し合いました。東伏見小学校以外の3校は、100人をこす学校ばかりです。さらに、ふしみ小の一つ前の学校は、なんと150人以上。ふしみ小の3倍です。さすがに声の大きさはかないません･･･よね。見守る先生たちは、5年生が前の合唱を聴いて自信を失ったり、緊張してしまって力を出せなかったりしないか、心配してみていました。でも、当の5年生は、落ち着いて笑顔で自信があるようにも見えました。
そして、ふしみ小が歌い出すと、会場のそれまでの空気が変わりました。声の大きさも引けをとりませんし、ただ上手というのではない、ハーモニーといい、表情といい、一人一人が体全体で歌に気持ちをこめて歌っているその姿が素敵すぎて、校長先生は涙があふれてきました。それくらい感動的な合唱でした。同じように多くの方が感じただろうし、5年生自身も、大成功の感動と達成感を味わったことでしょう。
合唱発表のあと、どうして半分以下の人数のふしみ小が、大勢に引けをとらない合唱ができるのかなあと考えました。ほかの学校だってとっても上手です。聴いていてうっとりしたし、がんばる姿も素敵でした。何で東伏見小が一番に感じたのでしょう。
きっとそれは、ふしみ小は全員が合唱に本気だったこと、そして一人一人が100％の力を出し切ったからだと思います。100％の力とは、今もっている力の全部ということです。全員が本気になること、もってる力の全部を出し切ることは、なかなか難しいのです。だから、100％の力を出し切った子供たちがすごい。その100パーセントを引き出す先生方の指導がすごい。
振り返ってみると東伏見小の子供たちは、運動会でも学芸会でも、縄跳びやマラソンでも、毎日の授業でも、いつでも全員参加、いつでも全力の一生懸命です。その力を引き出すふしみ小の先生方は、子供の力を引き出す名人です。
というわけで、先に100パーセントを出し切っちゃったふしみっ子たちは、あと10パーセントを残している子たちに追いつかれるだけでしょうか。いや、そうではないと思います。100パーセントを出し切ったらその先があるんです。100パーセントは伸ばせます。5年生だけでなく、ふしみっ子のみなさんは、これからも猪突猛進？、いつでも一生懸命で力をもっともっと伸ばしていきましょう。