【第3学年】滑車を探究してみた2
更新日:2024年6月17日
実習生の授業も終わり、滑車を使った探究的な授業が進められています。
授業では、動滑車を一つ使い、引く力が1/2になり、引く距離が2倍になるというところまでを確かめました。提示されたクレーン車の秘密、動滑車を複数使う、定滑車・動滑車を組み合わせる・・・やってみたいことは溢れている3年生たちでした。
「もう始めていいよ」
という先生の一言で、チャイム前にもかかわらず準備をして実験を始めた生徒達です。
さっそく動滑車を複数使い、実験を始めた班が出てきました。
S1「すごい、1個で引く距離に倍だから、2個で4倍ってことか~」
S2「3個使ったら8倍?天井着いちゃうからもうできないじゃん。」
S3「机に椅子乗せるしかないね。」
S4「だから、ある程度の所で定滑車入れれば、今度は下向きに引っ張れるってことでしょ」
さすが3年生です。実験と学んだ道具の使い方をリンクさせています。
各班で試したいことが違うので、「滑車を複数使った実験」という決まりの中で、いろいろな組み合わせを行っています。
S5「動滑車2個を正しく使うだけでも難しいですね」
滑車の実験は、おもりを抑えたり、紐を掛けたあとでバランスをとったりしないといけないので、みんながより協力しなければ進みません。
どんな装置にしたいかというイメージを共有し、装置を組む手順も確認します。
かなり複雑な滑車の組み合わせを作り出した班も出てきました。
S6「ネットにあったものを再現してみました」
S7「結局、動滑車をいくつ使っていることになるの?」
S8「ここ定滑車カウント?動滑車カウント?」
S9「数値から1/8か1/16か1/32かで予想できるんじゃないかな」
明保クオリティとは、こういうことです。
S10「1/4になってなくない?」
S11「誤差でいいじゃん、誤差で。誤差って便利だよね。」
S12「いや、滑車の重さが入ってるんだよ。それ入れたら、ほとんどぴったりでしょ。」
S13「より正確にやるなら、紐も入れなきゃじゃない?」
先生がしゃべる必要はないようです。