オンライン授業についての生徒アンケート結果の報告
更新日:2021年9月18日
オンライン授業の改善と生徒意識の調査 令和3年9月15日
二中ではオンライン授業を9月2日より実施しており、二週にわたる実施でオンライン授業改善と生徒の実態調査のためにオンラインによるアンケート調査を行いました。結果がまとまりましたので一部をご報告いたします。
数字は全学年を通してのパーセンテージになります。
※学年差はあまり見られませんでした。
1 オンライン授業には慣れてきましたか
アンケート時点では二週目にはいったということもあり、96%の生徒が慣れてきているようです。しかし、若干の生徒はまだ慣れないと回答しており、慣れない理由などについての個別に確認も必要と思われます。
2 授業には集中して取り組めていますか
自宅ということやタブレットパソコンを使って指導中心になるため生徒の集中力を心配していましたが、89%の生徒は集中できているようです。しかし、1割以上が集中できないと回答しており、今後の課題となっています。現在のタブレットパソコン環境下でも最大限に引き付けるための指導方法を探る必要があります。
※生徒の集中できない主な理由……先生の画面が止まってしまう、家なのでばれないと思って集中できない、勝手に退出してしまいgooglemeetに再度入るのに7分かかった、チャイムがないから自分で時間を確認しないといけない など
3 授業は理解できていますか
オンライン環境で一番教師側が心配している点です。肯定的な回答は74%で、多くの生徒は「あてはまる」になっていますが、4分の1は理解が不十分という回答で今後の課題になります。理解度を上げるためには今まの対面授業の指導とは違ったスキルが必要になるようです。対策として、二中ではGIGA担当教師を中心にスキルアップを図ったり、9月の三週以降の午後には、対面による質問教室の時間を各学年とも取ってオンライン授業で分からなかったことや不十分なところを補う時間を設けています。また、オンライン授業で使用した資料や解答をclassroomに掲示したりし、あとで見直しできるように工夫しています。
今後も少しでも理解度を高めるオンライン授業になるようにしてまいります。指導する教師にとっては、オンライン授業の指導スキルは、普段の対面授業においても生かせる指導スキルとなると思われるからです。
4 授業のスピードはどうですか
半数以上が「早い」と回答しており、すでに二中ではゆっくりと確認しながらオンライン授業をすすめているところです。オンライン授業では生徒の様子が確認できないことが多くなってしまいますので、一方通行にならないように改善していきます。
※生徒の早いと感じる意見……黒板と画面の切り替えが多くてスポットライトにしたりピン留めしたりの作業で遅れてしまう、プリントやノートに書ききれなかった、タイピングが苦手、先生がずっとしゃべっているのでどこまですすめていいか分からない など
5 オンライン授業での質問は何がしやすいですか
オンライン授業では、多くの教師がチャット機能を使って生徒に答えてもらったり、質問の受け付けをおこなっています。生徒からは普段の対面授業では聞けないことも聞きやすいという声もあがっています。
※こちらのデータは放課後の質問教室設定以前のものです。
6 オンライン授業と対面授業とどちらがいいですか
この期間の生徒の感想を聞いた内容になります。意外と30%の生徒がオンラン授業が良いと答えていますが、70%近くは従来通りの対面となっています。
7 トラブルはありましたか
複数選択での回答になります。26%は問題なしですが、やはり何らかのトラブルはあるようです。トラブル別にみると機械やハード面の問題がほとんどのようですが、「授業の画面が見にくい」など教師側の工夫で解決できることもあるようです。しかし、教科によっては縦書きが使用できない、今まで使用していた教材が使用できないなどの理由で紙やテレビ画面をカメラで写すなどの対応しているのでこのような回答になっていることもあるようです。
生徒のトラブル例……画面が見づらい、画面が止まることが頻繁、特別教室からの配信は画像や音声がうまく届かないことがある、イヤホンとマイクが使えないときがある、タイムラグがすごい など
8 カメラをオンにしてどうでしたか
複数選択での回答になります。二中ではできるだけスムーズにオンライン配信ができるように必要な時以外はタブレットパソコンのカメラ機能を切って行っています。しかし、生徒の様子が確認するためにカメラ機能を有効にして授業等を行う場合もあります。問7と同様の内容になりますが、現在使用しているタブレットパソコン環境を最大限に有効活用するためには使い分けていくことが必要だと分かりました。
※「画面がかくかくする」とはコマ落としのように画像が乱れることを指しています。