未来につなぐ　ふたつの日　3.10／3.11

おはようございます。ひな祭りの日に行われた6年生を送る会は、みんなの心が通い合う温かい会になりました。ひな壇に座った6年生はお雛様・お内裏様のようでしたね。出し物を見守る6年生の笑顔と優しい目がとても印象に残っています。送る会のあとの交流給食も、どの教室でも工夫して6年生をもてなしていて、本当に楽しそうでした。おたがいに、よい思い出になりました。
さて、今週は日本人がかつて経験した悲しい出来事の起きた日が、二つあります。
一つは、3月10日。今から70年も前の出来事で、そのころ日本は戦争の真っ最中でした。真夜中に、何百ものアメリカ軍の飛行機が東京をおそい、焼夷弾という爆弾を落として街中を火の海にしました。そして、多くの方が亡くなりました。もうその当時のことを自分の目で見て知っている人は少なくなってきました。校長先生も生まれる前の出来事で、東京大空襲と呼ばれています。
もう一つは、5年前の3月11日に起きた、東日本大震災です。6年生は、もう1年生だったので、あの時のものすごかった揺れを覚えているかもしれません。この時も津波で多くの方が命を落としました。
この二つの日は悲しい日ですが、年に一度当時を振り返って、二度と悲劇を起こさないことをみんなが誓う日になるといいなと思っています。そうすれば、この二つの日が、日本にとって未来のしあわせへつながる日にできると思います。
戦争を起こさぬように、また、大きな災害への準備を進めて、私たち大人は君たちにバトンを渡すよう努めていきます。

さあ、いよいよ今学期もあと13日、そして14日です。一日一日を大切に、何事にもしっかり取り組んでいきましょう。6年生、今日は卒業コンサートですね。今度は君たちが、感謝の気持ちと6年間の成長を､保護者のみなさんに伝えられるよう頑張ってください。