臨時休業中の生徒の様子アンケート結果
更新日:2020年4月28日
アンケートに協力ありがとうございました 令和2年4月28日
◇◇アンケートについて◇◇
田無第二中学校では、4月20日から4月24日までの期間、2年生と3年生の保護者の皆様対象に任意で臨時休業中の生徒の様子をアンケート調査いたしました。これは休業中の生徒の様子を少しでも把握するためのもので、期間中や再開後の課題などについて確認し、手だてが取れるものがあれば検討するためのものです。
詳しい質問事項は左記の「画面イメージ」をご覧ください。10の質問に絞りご回答をいただきましたが、約半数の保護者の方から回答が寄せられました。その結果を下記の通りグラフにいたしました。グラフから読み取れることについては可能な限りコメントをいたしましたので参考にお読みいただければと思います。
なお、誤解を招く内容の質問事項については結果を一部省いてあります。また質問7と質問9に関する不安なことについてては、現時点でできることや検討していることを記載いたしました。引き続きこの結果を保護者や子供たちと学校が共通理解しながら今後の策を考えていきたいと思います。
※新1年生についてはメール登録が完了していないことから、このアンケートには参加をお願いしませんでした。この点についてはご了承ください。
質問についての結果
質問2 お子様は、規則正しい生活ができていますか
アンケートで規則正しく生活できているのは半数程度ととどまりました。不規則な生活の影響が心配されるところです。感染症予防のためにも規則正しい生活は必要と考えますので一層のご協力お願いします。
質問3 お子様は、時間を決めて学習に取り組んでいますか
長期にわたって自己管理しながら家庭のみで学習したりすることは難しいことだと思います。それでも3分の2程度の生徒は自主的に学習に取り組めていることが分かりました。今後学校として生徒にアドバイスなど許される範囲の対応を考えていきたいと思います。
質問4 お子様は、外出はできるだけ控えるようにしていますか
98%の生徒が外出自粛をしていることは立派なことです。一方でストレスなど心理的な面、体力低下なども心配されます。
質問5 お子様は、1日1回は、体を動かす時間をつくっていますか
体を動かすことに半数以上取り組んでくれているようです。学校近辺でも二中生が走っている姿を見かけます。可能な範囲で適度な運動も計画して取り組むこの姿勢を続けていってほしいと思います。また体を動かしていない半数程度の生徒向けに今後何らかのアドバイスを検討します。
質問6 お子様は、テレビやゲーム、スマホなどは、時間を決めて使用していますか
4割は節度を守って使用しているようですが、時間を考えないで行っている実態もあり、心配されることです。ゲーム依存、ネット依存にならないようにすることや、自由時間の過ごし方を様々考えることが今後の課題だと思います。
質問7.9 お子様(保護者の皆様)が、学校再開に向けて不安に感じていることはありますか
生徒もそうですが保護者の方の心配はほとんどが学習面です。これは学校も同様です。今後再開に向けて授業計画を再編しているところですが、生徒に無理な負担にならないように努めたいと考えています。また、市教育委員会とも連携しながら休業中の課題等にも工夫ができるように方策を練っているところです。
また新しいクラスについては生徒の関心が高く心配な結果が出ています。まだ始業式の数分しかいなかったためこの結果が出ていると考えます。
生徒、保護者とも数値が高かった項目に部活動がありました。再開のめどが見えない中でも部活動に期待していることがよくわかりました。再開して少しずつ部活動ができることを願うばかりです。
質問8.10 その他の項目等より
- 職場体験がなくなったこと
感染のリスクから職場体験については不安が大きく、それは事業所側も同様です。また感染症のため受け入れ先も減ると考えられます。市内の中学校間で差がないように統一して「中止」となりました。生徒たちにとっては大きな経験となる体験ですが今の状況では難しいのが現状です。
- 修学旅行の実施
二中では学年末考査後の日程の2月26日金曜日から2月28日日曜日に当初の同様の内容で実施予定です。宿泊旅館の予約もできています。またバスやタクシーなどの予約も完了しています。
- 宿題の提出
休み中に出された課題については原則提出をお願いします。
- 1学期の定期テストのみになって成績が心配
できるだけ多くの評価材料を集めて評価評定を行います。また夏休みが7月末まで伸びたことで評価についても余裕をもってできると考えています。
- 体力の低下
自宅でできるトレーニング等やっていただくことが理想ですが、再開してから体力の向上に努めたいと考えています。
- 再開後の感染リスクについて
始業式当日も手洗いの指導や教室の前後のドアを外すなど換気の対応をし、生徒下校後も職員で消毒を実施しました。今後再開の場合もこれに加えて、対面給食の一時中止や授業形式の検討、各教科指導で考えられるリスクの解消なども文部科学書や東京都教育委員会の指針にのっとり行います。
- 感染がらみの差別・偏見
教職員で絶対にそのようなことのないように徹底していきます。特に二中では昨年、一昨年の東京都人権尊重推進校の研究成果を生かして対応していきます。不安なことはぜひご相談ください。
- 生活リズムが変わってしまっている
最初から今まで通りの再開は難しいと考えます。徐々に慣れるようにしながらも、面談や保護者との連携を大切にしながら早く元の学校生活のリズムに戻したいと思います。
- 進路について
保護者、生徒からもたくさん不安が出ています。どの学校も同じ状態ですので再開後が大切だと思います。都立高校や私立高校、進路対策委員会(都)などからの情報を皆様に伝えながら適切な進路選択に向けて取り組みたいと思います。
- 学習がインターネットなど利用が前提では困る
利用がすべてにならないように、利用できない場合の対応について市教育委員会とも協議中です。
- 家庭学習ができない
今後個人面談等可能ならば感染リスクに対応して全員と面談するなど悩みを聞きながら学習に対応できるようにしたいと考えています。優先順位は健康であることです。
- 学校行事の変更
できるだけ行事は精選しますので従来の形での実施がないものもあるかもしれません。しかし、可能な限り生徒の育成に必要な行事は実施いたします。