28年10月の給食

　今日は、ハロウィンについてです。ハロウィンは元々、ヨーロッパを起源とする「民族行事」でキリスト教、諸聖人の日の前夜祭りがなまってハロウィンと呼ばれるようになったそうです。この祭りは秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りです。その中に、かぼちゃのお化けが登場しますが、その昔ジャックという悪人が死後、天国や地獄から締め出されて世界中を放浪することになり、暗い足元を照らすために「カブ」をくりぬいてランタンを作ったという話が起源のようです。この話がアメリカに伝わるとカブがかぼちゃになりました。これは、カブよりもかぼちゃの方が沢山採れ、馴染みがあったのでかぼちゃで作るのが一般的になっていったようです。ハロウィンにちなんで、手作りのかぼちゃケーキがでます。

　今日は、エビについてです。エビは、たんぱく質が多く脂質の少ない食品です。カリウムやカルシウム、リン、亜鉛などの無機質も含まれています。また、アミノ酸のグリシンなどが多く含まれているため、独特の甘みやうま味があります。
　エビは熱を加えると鮮やかな赤い色になります。これは、エビの殻やカニの甲羅に含まれるアスタキサンチンという色素によるものです。アスタキサンチンには、老化を抑える抗酸化作用があるといわれていて、身よりも殻や甲羅のほうに多く含まれています。また、殻や甲羅には、キチンという動物性の食物繊維が含まれています。キチンは、体内の余分なコレステロールや糖質、塩分などを排出してくれる機能も持っています。

　今日は、お米についてです。　今日のごはんは、新潟県にある「結の里」から届いたお米です。お米には、「新米」・「古米」とありますが、「古米」とは、収穫後、一度梅雨を過ぎた米の事を言います。二度梅雨を経過した米は「古古米」と言います。近年では、機械等、技術の進歩で保存状態がよく、年間を通しておいしいごはんを食べることができますが、新米のおいしさは格別ですね。
　新米は、米に含まれる水分含量が多いので水加減が難しいのですが、普段よりも水分を控えて炊きます。新米ならではのツヤと風味を味わってしてほしいと思います。

　今日は、ツナ缶についてです。ツナ缶は主にまぐろが原料の缶詰です。ひとくちにツナ缶といっても原料や形状、調理の違いがあり様々です。使用している原料別にみていくと、「びんながまぐろ」や「きはだまぐろ」、「めばちまぐろ」、「かつお」が使われています。びんながまぐろが原料のツナ缶には、ホワイトツナ又はホワイトミートと記載されていて、白いフレーク片が特徴の高級ツナ缶の原料です。近年、すしネタなどでも“びんちょうまぐろ”と呼ばれ、親しまれています。また、ライトツナ又はライトミートと記載されている原料の魚は、きはだまぐろ・めばちまぐろ・かつおです。缶詰を見る機会があったら、どの魚が原料に使われているか確かめるのもいいですね。

　今日は、どさんこ汁についてです。どさんこ汁の「どさんこ」とは、北海道で生まれた人や馬のことを表す言葉で、漢字は「道産子」と書きます。鮭・じゃがいも・玉ねぎ・人参・コーン・牛乳・バターなど、北海道でとれる食材を沢山使った汁物です。その他の北海道の郷土料理には、土鍋に鮭や野菜を入れ、味噌仕立てにした「石狩鍋」やカニが入ったみそ汁の「てっぽう汁」、ニシンを使ったニシン漬けやニシンそば、イカに米やもち米を入れて甘辛く炊き上げた「いかめし」や羊肉や野菜を焼いて食べる「ジンギスカン」、サケやホッケと季節の野菜や山菜と一緒に鉄板焼きにする「ちゃんちゃんやき」などがあります。

　今日は、牛乳についてです。これまでも、牛乳の栄養や飲み残しについて、給食メモや給食だより、給食委員の生徒にも協力してもらいながら、皆さんに飲んでもらうために活動を続けてきました。秋も深まり、気温が下がってきたためか、9月のある日は学校全体で12パーセントも残っていました。寒くて牛乳が飲めないといわず、自身の体づくりのために牛乳をはじめ、1食分、残さず食べましょう。
また、配膳員さんが、毎日飲み残しを計量してくださっています。1階にある牛乳室前に、残さず飲んでいるクラスや、頑張ってほしいクラスなども表に記載しているので、近くを通った時や牛乳当番になった時などに確認してほしいと思います。

　今日は、鮭についてです。鮭は、川で生まれた後、海に下って広い海域を数年回遊して成長し、産卵のために自分の生まれた故郷である川に戻ってきます。これを「母川回帰（ぼせんかいき）」と言います。生まれた川に戻ってくるこの謎には、水の匂いや味などの様々な説がありますが、はっきりとしたことはまだわかっていません。
栄養面では、良質のたんぱく質やカリウム、リン、ビタミンD、B1、B2などを含んでいます。

　今日は、さつまいもチップスの作り方を紹介します。さつまいもを3ミリメートル位の厚さにスライスして、170度〜180度の油で揚げます。余分な油を切り、熱いうちに粉砂糖をまぶして出来上がりです。粉糖の他にも、塩味にしたり、粉糖とシナモンパウダーを合わせたシナモン風味にしたり、しょう油・砂糖・ごまを使って甘辛ダレで味付けした大学芋風にしてもおいしいですね。
さつまいもには、不足しがちなビタミン類や食物繊維が多く含まれています。市販のお菓子もおいしいですが、おやつにぴったりですので、今が旬のさつまいもを摂り入れたおやつ作りにチャレンジしてみませんか？

　今日は、小松菜についてです。小松菜はもともと、「古事記」にも記載があるほど、昔から食べられてきた野菜のひとつです。江戸時代半ばまでは、「葛西菜」と呼ばれていたのが、八代将軍徳川吉宗が、鷹狩りに出かけ、小松川村で「青菜を入れたもちのすまし汁」を献上された際に、将軍がとても気に入り、「小松菜」と名付けられたようです。以降、小松菜は大変人気を呼び、東京風の雑煮にも欠かせない野菜になっています。栄養面では、カロテン、ビタミンK、カリウムやカルシウム、鉄などが含まれています。カロテンは、皮膚や粘膜を正常に保つ働きがあり、ビタミンKは、血液の凝固性を保持するのに役立ちます。

　今日は、ねぎについてです。一般的にねぎと言えば、関東地方では「根深ねぎ」、関西地方では「葉ねぎ」を指します。これは、関東地方では白い部分が好まれていたためのようです。白い部分を増やすため、太陽の光を当てないように、成長に合わせて土を盛って栽培しています。栽培には沢山の手間と愛情が込められています。
　今日のねぎチャーハンには、長ねぎの他に、万能ねぎと玉ねぎの3種類のねぎが使われています。

　今日は、秋が旬の食材についてです。秋は実りの秋というほど、旬の食材が沢山あります。みなさんは秋と言えばどのような食材を思い浮かべますか？　お米・秋刀魚・きのこ・さつまいもなどが思い浮かびましたか？　その他にも、野菜や果物では、ごぼう・人参・秋なす・秋じゃが・ぶどう・柿・りんごなどが、魚では、サバ・マイワシ・サケなどがあります。現代の日本は、年間を通して、容易に様々な食材を得ることができますが、旬の食材は季節に合った栄養素を蓄えています。学校給食では、旬の食材を沢山摂りいれているので、残さずに食べるようにしましょう。

　今日は、イタリアでよく食べられているチキンカチャトーラについてです。この料理は、「鶏の狩人風」という意味のイタリアのトスカーナ地方で食べられる煮込み料理です。猟で狩った鳥をトマトやハーブで煮込んで作るため、名づけられました。
　その他のメニューもイタリアにちなんだ食材を使っています、たとえば、パセリパスタのパセリは、イタリア料理には欠かせない香草の一つです。また、サラダは、緑色のブロッコリー、白色のチーズ、赤色の赤ピーマンなど、イタリアの国旗を思わせる食材を使って作っています。

　今日は、箸の持ち方についてです。箸の使い方なんて、食べられればどうでもいいのではと考えている人はいませんか？　美しい箸使いは料理が食べやすいだけでなく、ほかの人にもよい印象を与えます。逆に箸使いが上手にできないと、食べ物をこぼしてしまったり、他人に不快な印象を与えてしまいます。大人になった時に、恥ずかしい思いをしないためにも、今からきちんとした箸使いを身につけましょう。

　今日は、カリカリごぼうサラダについてです。笹がきにしたごぼうを油でカリカリに揚げて、トッピングします。カリカリに揚げたごぼうが香ばしくて、野菜の苦手な人もおいしく食べる事ができると思います。
　また、学校給食のサラダで使われているドレッシングは、全て手作りです。今日のごぼうサラダには、なたね油・りんご酢・塩・コショウ・しょう油・砂糖で作っています。メニューによって、中華のサラダにはごま油を使って香りを出したり、イタリアなど洋風のサラダには、オリーブ油を使ったりと、油の種類や使用する食材も変えて作られています。

　今日は、ちりめんじゃこについてです。ちりめんじゃことは、主にカタクチイワシの稚魚を漁獲、加工したものです。加工の工程によって呼び名が変わります。イワシの稚魚を釜ゆでしたものを「しらす」、釜ゆでして少し干したものを「しらす干し」、よく干したものを「ちりめんじゃこ」と言います。
　臭みもなく、色々な料理に使われています。学校給食でも、ごはんに混ぜたり、サラダや和え物で使ったり、炒め物やパスタでも使われています。

　今日は、牛乳についてです。学校給食で飲んでいる牛乳は、ビンの容器を使用しています。このビンには、紫色をしたビニールがかかっています。ビン牛乳の中には、ピンク色のビニールのものもあります。この色分けには、意味があります。実は、紫色のビニールのものは、牛から絞った生乳（せいにゅう）をそのまま殺菌だけしたものという意味で、キャップをみると「牛乳」と表示されています。ピンク色のものは、「加工乳」を意味します。加工乳とは、生乳に生クリームや無塩バター、脱脂粉乳などの乳製品を混ぜて成分を調整したものです。また、コーヒー牛乳や果汁入りの牛乳など、乳成分以外のものを加えると、「乳飲料」という表示になります。スーパーなどで見かけたら、確かめてみるのもいいですね。