10月の給食
更新日:2023年10月31日
毎日の給食
10月31日 ハロウィンカラー揚げパン・コルカノン・パンプキンシチュー・牛乳
今日、10月31日は「ハロウィン」です。元々は古代ケルト民族のお祭りで、日本の「お盆」と「大晦日」と「収穫祭」を組み合わせたような行事でした。亡くなった人の霊が帰ってくる日だと言われていて、霊に憑りつかれてあの世に連れていかれないように幽霊のかっこうをしたことが、仮装の始まりだと言われています。今日は、焼き芋風味の紫芋パウダーをまぶしてハロウィンカラーにした揚げパンと、ハロウィン発祥の地であるアイルランドの伝統料理「コルカノン」、ハロウィンの飾りの「ジャック・オー・ランタン」にちなんだパンプキンシチューを作りました。紫色の揚げパンに驚いている生徒が多く、無言で見つめていたり、「今日の揚げパン何味?」と話したりしていました。全体的に残食はほとんどなく、おいしく食べてもらえたようで良かったです。
今日の揚げパンは、焼き芋風味の紫芋パウダーをまぶします。ハロウィンらしく少し不気味な色です。
コルカノンは、ベーコンと野菜を炒めて塩、こしょうで味付けします。
じゃが芋を蒸して潰し、牛乳、生クリームを合わせてマッシュポテトにします。
炒めた野菜とマッシュポテトを混ぜ合わせたら完成です。
シチューにはかぼちゃをたっぷり入れます。硬いので下処理や切るのが大変です。
シチュー全体が少し黄色くなるように、ほんの少しかぼちゃが溶けるまで煮込みました。
10月30日 ばら天丼・生揚げと小松菜の甘辛炒め・かきたま汁・牛乳
天丼は、江戸時代の後期に手早く食事を済ませるために考案され、屋台で出されたそうです。江戸の名物料理として親しまれ、関東大震災後には家や仕事を失って里帰りした人が故郷で天丼を再現したことで、全国へ普及していきました。今日のばら天丼は、ひと口サイズのえびとまいたけの天ぷらをたくさん作り、ごはん→天つゆ→天ぷら→天つゆを二段重ねにして盛り付けました。ばら天丼は大人気で、ほとんどの生徒が完食していました。
まいたけとえびそれぞれに衣をつけます。
1個1個バラバラになるように油で揚げます。
バットにご飯を盛り付けます。
手作りの天つゆをまずはご飯にかけます。
まいたけの天ぷらをまんべんなく乗せます。
えびの天ぷらも同じように乗せます。
天ぷらの上からも天つゆをかけます。もう一度同じようにご飯、天つゆ、天ぷら、天つゆを重ねたら完成です。
10月27日 吹き寄せおこわ・ししゃものカレー風味焼き・根菜のみそ汁・お月見団子・牛乳
今日は「十三夜」です。9月29日に十五夜がありましたが、十三夜は十五夜の約1か月後にめぐってくる月のことを言います。一番きれいな月が見えるという十五夜の次に美しい月が見えるとされ、十五夜と十三夜の二度お月見をすると、縁起が良いと言われています。十三夜は栗が収穫できる時期なので、「栗名月」と呼ばれます。今日はそれに合わせ、栗を入れて作った秋らしい吹き寄せおこわと、みたらしのたれをかけたお月見団子を作りました。十五夜の時はきれいな満月を見ることができたので、今日もきれいな月を見られると良いですね。ぜひ空を見上げてみてください。
今日のご飯は生の栗を炊き込みました。
鶏肉やにんじん、きのこを炒め煮にした具材をご飯と混ぜ合わせます。
ご飯を盛り付けてから、紅葉型に型抜きしたにんじんを飾りました。秋らしく、彩りがきれいです。
お団子はひとり3個なので1700個以上作りました。
みたらしのたれも手作りです。調味料を煮詰め、とろみをつけます。
ゆでたお団子にたれをかけたら完成です。
10月26日 ジャージャー麺・野菜の中華和え・焼き芋・牛乳
焼き芋と言えば甘くておいしいですが、ただ焼いたりふかしたりしただけのさつま芋より甘いのはなぜでしょうか?さつま芋の主な成分であるでんぷんは、あまり甘くないのですが、温められるとさつま芋に含まれる「酵素」が働き始め、でんぷんを甘みに変えてくれます。この酵素が活発に働く温度が70℃位で、この温度でじっくりと温めると、甘くておいしい焼き芋ができます。給食室では、1時間じっくりと蒸して甘みを出した後、温度を変えながら30分焼いて香ばしく仕上げました。今日は、徳島県産の「鳴門金時」という、焼き芋にするとおいしいさつま芋で作りました。しっとりとしていてとても甘い焼き芋に仕上がりました。
焼く前のさつま芋はこのような感じです。八百屋さんに大きさや太さがなるべく揃ったものを届けてもらいました。
じっくりと蒸して焼いたさつま芋がこちら。皮はパリッとしているので、皮ごとおいしく食べられます。
今日は1人1/2本です。甘い良い香りがします。
断面はこのようになっています。蜜も出ていました。
10月25日 ご飯・小松菜ふりかけ・すき焼き煮・かぶとキャベツのみそ汁・牛乳
すき焼きは、肉に砂糖としょう油の味がバランスよく調和した日本独特の肉料理です。関西地方で江戸時代に「鋤」という農作業の道具の金属部分を鉄板代わりにして魚や貝などを焼く「魚すき」や「沖すき」と呼ばれる料理が食べられていたことが、すき焼きの語源だと言われています。その他に、薄く切った肉を意味する「すき身」から付けられたという説もあります。牛肉を使うようになったのは明治時代に入ってからで、東京ではその頃は「牛鍋」という名前でしたが、その後、関西と関東で呼び名が統一され、「すき焼き」となったそうです。給食のすき焼きは牛肉ではなく豚肉で、卵もありませんが、さっぱりとした味もまたおいしいです。
豆腐は崩れやすいので別で温め、味付けをした他の具材と合わせます。
この段階でも味は染みていますが、生徒が食べる頃にはより味が染みておいしくなります。
10月24日 秋野菜カレーライス・パリパリポテトサラダ・柿・ジョア(ストロベリー)
柿は奈良時代から栽培されていて、アジアやヨーロッパでも「柿」という名前で通じるそうです。柿は渋柿と甘柿に分けられます。実が熟しても果肉が硬いうちは渋みが残る柿を渋柿と言い、熟すにつれて渋が抜けて甘みが強くなるものを甘柿と言います。今日の柿は、西東京市内の農家さんが育てた、「太秋」という甘柿です。苦手な生徒も多かったようですが、程よくさくさくとしていて、甘くてとてもおいしい柿でした。
今日のカレーには、エリンギやマッシュルーム、れんこん、さつま芋など、秋においしい食材がたくさん入っています。
さつま芋は別で蒸して、最後に合わせました。
今日の柿は「太秋」。大きくてきれいな形でした。
1/4に切って、皮をきれいにむいて提供しました。
10月24日 赤米入り栗ご飯・ますのしそみそ焼き・縄文鍋・牛乳
西東京市には、平成27年に国の史跡に指定された「下野谷遺跡」があります。下野谷遺跡は、今から5000年前の縄文時代のムラがあった場所です。当時の人々は、狩りをしたり、木の実を集めたりしながらいくつかの家族が集まってムラを作って暮らしていたそうです。今日は、1年生が下野谷遺跡のバーチャル体験をしているので、それに合わせて当時食べられていた雑穀、栗、きのこ、山菜、豆、魚などを使った縄文風の献立にしました。縄文時代の実際の食事とは違ったかもしれませんが、縄文時代の気分を味わうことができました。
今日のご飯は、赤米や粟などの雑穀や、小豆、栗を入れて炊き込みました。
ますはみそと酒で下味をつけてから焼きます。
しそやすりごまを入れたみそだれを、焼いたますに塗りました。
縄文鍋には、肉団子を作って入れました。縄文時代にはイノシシの肉だったのでしょうか。
野菜や山菜も入って、具だくさんの鍋ができました。
10月20日 手作り米粉パン・カラフルサラダ・鶏肉の赤ワイン煮込み・牛乳
今日のパンは、給食室で手作りしたものです。いつもの給食のパンは小麦粉を使って作られていますが、今日は米粉を使っています。米粉はうるち米を粉砕して細かい粉状にしたもので、お団子などの和菓子を作る時に使う上新粉なども米粉の仲間です。米粉には小麦粉よりも良質なたんぱく質が含まれ、腹持ちが良く、もちもちとした食感が楽しめます。米粉を使うことにより、日本の水田の有効活用や、稲作文化の継承、食料自給率の向上につながるため、米粉の消費拡大については国の政策も進められています。
「今日のパン何?」「手作り米粉パンだって!」「米粉?」と思った以上に生徒は注目してくれていて、食缶の蓋を開けた時には、「良い香り〜!」と言ってくれているクラスもありました。評判は良かったようで、ほとんどのクラスが完食でした。もちもち食感で噛んでいるとほんのり甘く、鶏肉の赤ワイン煮込みに付けながら食べるのもおいしかったです。
米粉ミックス粉とドライイーストを混ぜてから、ぬるま湯を入れてよく混ぜます。
量が多いので2回に分けて作りましたが、半分でも混ぜるのは大変です。
油を加えてさらに混ぜます。
人数分に分け、一つ一つ丸めます。パン工場のようです。
25分間発酵させます。だいぶ膨らんできました。
膨らんで隣同士がくっついてしまいましたが、無事においしくできました。
10月19日 ご飯・さばの竜田揚げ・野菜の昆布和え・芋の子汁・牛乳
東北地方では、秋になると旬の里芋が入った汁物を大きな鍋で作り、大勢で食べる「芋煮会」が行われます。ここでふるまわれる汁は「芋の子汁」「芋煮」と呼ばれる郷土料理です。秋田県や岩手県では鶏肉、宮城県や福島県では豚肉、山形県では牛肉を入れるなど、地域によって具材や味付けにも特徴があります。今回は、にんじん、大根、ごぼう、きのこ、こんにゃく、豆腐、鶏肉などを入れて、味付けにしょうゆとみそを使った岩手県風の芋の子汁を作りました。
里芋は少し厚めのいちょう切りにしました。
具だくさんで体も温まります。里芋のねっとり感がいい感じです。
10月18日 チキンライス・キッシュロレーヌ・野菜スープ・牛乳
キッシュロレーヌは、フランスのロレーヌ地方で古くから作られ続けてきた家庭料理です。パイ生地にアパレイユと呼ばれる生クリームや牛乳を混ぜた塩味の卵液と具材を流し入れてオーブンで焼いた料理です。給食ではパイ生地の代わりにカップに入れて作りました。基本のキッシュロレーヌの具材はベーコンとチーズのみというシンプルなものですが、給食ではほうれん草やじゃが芋、たまねぎ、ハム、チーズを入れた具だくさんにしました。
炒めた具材にアパレイユを合わせます。
パイ生地の代わりのカップに流し入れてオーブンで焼きます。
ふんわりおいしそうに焼きあがりました。
10月17日 わかめご飯・なすとれんこんのはさみ揚げ・具だくさんみそ汁・牛乳
なすの旬は6月から10月頃までの夏から秋にかけてです。その中でも9月の終わりから10月頃に採れるなすのことを「秋なす」と言います。この時期は、昼と夜の気温差が大きいため、実が引き締まり、旨味のつまったなすができます。れんこんは、これから冬にかけて旬を迎えます。煮物や炒め物、サラダなどいろいろな食べ方でおいしく食べることができます。なすとれんこんはどちらも油で揚げるとおいしく、苦手な人でも食べやすくなるので、今日はお肉をはさんで揚げたはさみ揚げにしました。ひばりが丘中では初めて作りましたが、残食が少なく、おかわりをしてくれた生徒もたくさんいたのでよかったです。
なすは4つに切って、切れ目を入れます。
れんこんは人数分になるように数えながら同じ厚さで1枚1枚切ります。
れんこんの小さい端の部分や残った分はみじん切りにしてお肉と一緒に混ぜ込みます。
れんこんとなす、それぞれにお肉をはさみます。
揚げている間に剥がれないように、衣をしっかりと付けます。
油でカラッと揚げます。食べる時までサクサクでした。
10月16日 ホイコーロー丼・春雨スープ・りんご・牛乳
人が一番最初に食べた果物はりんごだと言われていて、8000年も前のことだそうです。りんごにはいろいろな栄養が含まれているので、「一日一個のりんごは医者を遠ざける」や、「りんごが赤くなると医者が青くなる」などのことわざもあります。今日は秋田県産の「弘前ふじ」という品種です。りんごの品種でよく知られている「ふじ」よりも1か月以上早く収穫でき、10月に食べ頃を迎えます。ふじよりも実がやわらかく、酸味は少なめで甘味が強いです。ホイコーロー丼と春雨スープを食べた後に食べると口がさっぱりとしてとてもおいしかったです。
ホイコーロー丼にはこんなにたくさんキャベツが入ります。
キャベツの食感が残るように、一度蒸してから他の具材を炒めたところに合わせます。
今日のりんごは「弘前ふじ」です。とても爽やかな良い香りがします。
10月12日 ミートソーススパゲティ・レンコンのハニーサラダ・ドーナツ・牛乳
明日はいよいよ合唱祭です。本番で力を発揮できるように、今日の給食はのどに良い食材をたくさん使ったメニューにしました。ミートソーススパゲティには、いつもより少し多めに「しょうが」を入れました。しょうがには殺菌効果があり、体を内側から温めて、せきやたん、のどの痛みを鎮める作用があります。サラダには、のどを潤して炎症を鎮める働きがある「レンコン」、殺菌作用やのどの炎症による症状を軽くする作用がある「はちみつ」を入れました。ドーナツは、痛めたのどの粘膜を守ってくれるビタミンCがたっぷりの「レモン」を混ぜ込んでいます。そして、今日は料理名の頭文字をつなげると「ド・レ・ミ」になる献立にしました。注目してくれていた生徒もたくさんいたようで嬉しかったです。明日は合唱祭頑張ってください!応援しています!
ミートソースは朝からじっくり煮込みました。
サラダのれんこんは食べやすいように薄く切りました。
サラダにはベーコンをカリカリに焼いて混ぜます。焼いたときに出た旨味たっぷりの油は少しドレッシングを作る時に入れました。
ドーナツは生地から手作りです。材料をよく混ぜ合わせます。
型がないので一つ一つ手で真ん中の穴を開けながら成型します。
油で揚げるときれいに膨らみました。
10月11日 鶏肉とめかぶのご飯・いかの磯辺揚げ・ごま和え・生なめこのみそ汁・牛乳
なめこは秋にブナの枯れ木や切り株などに生えるきのこで、全体が独特のぬめりで覆われているのが特徴です。このぬめりには、腸内の善玉菌の増殖を促進し、腸内環境を改善してくれたり、胃や気管支の粘膜を守って感染症にかかりにくくする手助けをしてくれる働きがあります。なめこは水煮のパック詰めになって一年中食べられますが、生のなめこはこの時期にしか食べられません。今日は秋の味覚を味わいました。
生なめこは水煮とは色が違います。歯ごたえも良いです。
なめこだけでなく大根、ねぎ、油揚げ、わかめも入れて具だくさんに仕上がりました。
10月10日 キャロットライスクリームソースがけ・ほうれん草のサラダ・ブルーベリー寒天ゼリー・牛乳
10月10日は「目の愛護デー」です。10という数字を横にして2つ並べると、目とまゆ毛の形に見えることから、この日が目の愛護デーになっています。そこで今日の給食は、目の健康によい栄養が入った食べ物を多く取り入れました。にんじんやほうれん草などの緑黄色野菜に豊富なビタミンAは、目を守る粘膜を強くし、目の乾燥を防ぐ働きがあります。また、ブルーベリーにはアントシアニンという成分が含まれていて、目の疲れをやわらげたり、視力の回復に役立ちます。目は一生使う大切なものなので、目の健康には気を付けてほしいです。
ごはんはみじん切りのにんじんを一緒に炊き込みます。
オレンジ色のごはんに優しい味の白いクリームソースをかけて食べます。
地元農家さんから届けていただいた甘いブルーベリー。アントシアニンが豊富です。
ゼリー液と一緒に加熱してから取り出したブルーベリーを先にカップに入れ、後からゼリー液を注ぎ入れます。
10月6日 さつま芋ご飯・豆腐のふんわり揚げ・ゆかり和え・きのこ汁・牛乳
日本には数千種類のきのこが成育していて、そのうちの約700種類が食用です。室内で温度や水などを管理することで一年中育てることができますが、自然に生えるものは9月から11月頃の秋が収穫の中心となります。きのこ類には旨味成分が多く含まれているので、出汁のような働きもしてくれます。種類によって風味や食感はさまざまですが、どれもカロリーが低く食物繊維が豊富です。今日は、「えのきたけ、まいたけ、しめじ、たもぎだけ」の4種類を使って旨味たっぷりの汁を作りました。きのこは苦手な人も多いですが、今日のきのこ汁はおかわりしてくれている人もたくさんいました。
さつま芋ご飯は、昆布と角切りにした皮付きのさつま芋を入れて炊飯します。
きれいに炊き上がりました。さつま芋の良い香りがします。
豆腐のふんわり揚げは、水切りした豆腐を細かく崩して使います。
実は鶏ひき肉と色々な野菜も入っています。にんじんやれんこんの食感もまた良いです。
ハンバーグのような形に成型します。
柔らかくて崩れやすいので、クッキングシートに乗せて油に入れました。
火が通るまでじっくりと揚げます。味付けにしょうゆを使っているので見た目は黒くなりますが、中はふんわりしています。
昆布とさば節でとった出汁にきのこの出汁が合わさって旨味が倍増しました。
10月5日 ツナコーントースト・花野菜のサラダ・チリコンカン・牛乳
花野菜とは、ブロッコリーやカリフラワーのことです。花のつぼみの部分を食べる野菜なので、花野菜と呼ばれています。ブロッコリーは、キャベツの一種がイタリアで品種改良されて生まれたもので、もこもことした部分には約3万個以上のつぼみが集まっています。ビタミンCやカロテン、カルシウムなどが豊富です。カリフラワーは、ブロッコリーの突然変異から生まれた野菜で、栽培時にはつぼみを葉で包み、光を当てないようにして白く育てます。一般的に白いものが多いですが、黄色やオレンジ、黄緑、紫色などカラフルなタイプも流通してきています。カリフラワーもビタミンCが豊富で、しかも熱に強いという特徴があります。今日はブロッコリーとカリフラワーにキャベツを加え、手作りの玉ねぎドレッシングで味付けしました。野菜料理は残食がやや多くなりがちですが、今日のサラダは残食が少なかったです。
ブロッコリーとカリフラワーは小さめの房に切り分けます。
程よい硬さになるように気を付けながらゆでます。
トーストは具がたっぷりでした。端まで具材がいきわたるように塗ります。
10月4日 ご飯・勝運カツ・豚しゃぶ和え・里芋のみそ汁・牛乳
今日は、西東京市と友好都市を結んでいる千葉県勝浦市の料理です。勝浦市は千葉県の南東に位置し、太平洋を臨む温暖な地域です。400年前から続く日本三大朝市のひとつ勝浦朝市や、ビッグひな祭りなどが有名です。太平洋に面した勝浦では漁業が盛んで、カツオの水揚げ量は関東一です。今日の給食で作った勝運(かつん)カツはカツオで作ったサクサクのカツで、勝浦市の学校給食でも食べられています。食べ応えがあっておいしかったです。
下味をしっかり付けたカツオにフライの衣を付けます。
油でサクサクに揚げます。
10月3日 サイファン・スパイシービーンズポテト・にらたまスープ・牛乳
にらは3000年以上の長い歴史をもつ野菜ですが、昔は薬草として使われており、野菜として日本で食べられるようになったのは明治時代になってからです。にらに含まれるβカロテンをはじめとする豊富な栄養は、免疫力を高め、体調の維持に効果があります。また、独特な強い香りは「アリシン」という成分によるもので、ビタミンB1の体内への吸収を促進するので疲労回復に効果的です。にらは卵との相性が良く、一緒に調理すると栄養価が高い料理になるので、今日はにらたまスープにしました。
にらたまスープの卵はふわっとなるように作ります。
にらは最後にたっぷりと入れました。
10月2日 ほうとう・小松菜の炒め物・黒糖ケーキ・牛乳
西東京市では、山梨県北杜市・千葉県勝浦市と友好都市を、福島県南会津郡下郷町と姉妹都市を結んでいます。そこで、友好都市や姉妹都市の食を知ってもらいたいと思い、給食でその土地の料理を作ることにしました。今日は、山梨県北杜市の郷土料理「ほうとう」を作りました。北杜市は山梨県の北部に位置し、北は八ヶ岳連峰、北東はみずがき山など日本を代表する美しい山岳景観に囲まれています。清らかで豊富な水資源、高原性の気候、歴史的な街並みなど、豊かな資源に恵まれた地域です。ほうとうは、小麦粉を練り平らに切ったほうとう麺をたっぷりの具材とともにみそ仕立ての汁で煮込んだ料理です。勝浦市の料理は10月4日に、下郷町の料理も今後予定しているので、楽しみにしていてください。
今日は冷凍のほうとう麺を使いました。
本当は汁と一緒に煮込みたいですが、食缶に入りきらないので麺と汁で別出しにしました。
ほうとうの重要な食材の一つであるかぼちゃは、蒸して汁の仕上げに入れました。
コクのあるみそ味の汁はホッとするおいしさです。