3月の給食
更新日:2024年5月8日
毎日の給食
3月22日 春キャベツのペペロンチーノ・マセドアンサラダ・はちみつおからドーナツ・白ぶどう&ほうれん草ジュース
ペペロンチーノは、正確には「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」といいます。イタリア語でアーリオはニンニク、オーリオは油、ペペロンチーノは唐辛子をそれぞれ意味しています。ニンニクと唐辛子をオリーブオイルに入れてじっくりと加熱し、風味と辛味を油に移し、塩ゆでしたスパゲティと和えたシンプルな料理です。今日は、甘みがあってやわらかく、みずみずしい春キャベツをたくさん入れたペペロンチーノにしました。おかわりも大盛況で、今のクラスで最後の給食を楽しく食べていました。
最初にオリーブオイルと唐辛子をよく加熱し、唐辛子の風味と辛味を油に移しておきます。辛いのが苦手な人もいるので、唐辛子は取り出します。
ニンニクも別でしっかりと加熱しておきます。
春キャベツはなるべく食感が残るようにさっと炒めます。
具と麺を和えたら完成です。
今日のドーナツには、おからをたくさん入れています。
はちみつで優しい甘さに仕上げます。
今日は丸い形のドーナツにしました。
全体がまんべんなく色づき、中までしっかり火を通るように揚げます。
3月21日 肉みそキャベツ丼・えび団子汁・りんご・牛乳
りんごは、人類が口にした最古の果物と言われるほど古い歴史を持っていて、日本には鎌倉中期に渡来したという記録が残されています。日本では明治時代から栽培が始まりました。食物繊維、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、ポリフェノールによる抗酸化作用や、脂肪の蓄積を抑える効果、老化防止効果などがあります。りんごの旬は秋から冬頃ですが、今日のサンふじはとてもおいしかったです。
今日はとても大きいりんごが届きました。
機械は使わず、全て人の手できれいに皮をむきました。
3月18日 チキンカレーライス・コーンフレークサラダ・白玉入りフルーツポンチ・オレンジジュース
今日は、3年生の中学校生活最後の給食ということで、リクエストメニューで上位だったメニューを集めた献立にしました。給食と言えば…でカレーライスを思い浮かべる人も多いと思います。給食のカレーは、毎回ルウから手作りして色々なスパイスを混ぜ合わせて作っています。レシピ通りに作ってもこの味にならないと言われることも多いのですが、給食では大量の食材を時間をかけて煮込むので、よりおいしくなるのではないかと言われています。ひばりが丘中学校での給食の思い出に残る味になると嬉しいです。3年生、卒業おめでとうございます!
手作りカレールウを入れて煮込みます。最初はマイルドですが、後から辛味がじわじわとくるカレーです。
コーンフレークはカリカリのまま食べられるよう、シートを敷いた上に盛り付けます。カリカリやパリパリの食感のサラダは人気があります。
給食の白玉団子には豆腐を混ぜることが多いです。時間が経ってもモチモチとしていて、栄養価もアップして一石二鳥です。
3月15日 鯛めし・鶏のから揚げレモンソース・おひたし・豚汁・豆乳アイス・牛乳
3年生が19日に卒業の日を迎えるということで、今日は一足早く卒業祝いメニューにしました。ご飯は、「おめでたい」の語呂合わせから日本のお祝いの席でよく食べられている「鯛」を取り入れた鯛めしです。鯛を焼いてから細かくほぐして、魚の臭み消しにもなるしょうがをたくさん入れて炒め煮にしたにんじんと合わせ、もち米を入れて炊いたご飯に混ぜました。鯛の香りがしっかりとしていたので、苦手と感じる生徒も多いかと心配しましたが、想像以上によく食べていました。そして、リクエストメニューで人気上位だった鶏のから揚げレモンソースと豚汁も取り入れ、楽しく食べられるような献立にしました。おかわりじゃんけんも盛り上がり、どの学年も楽しそうでした。
今日の鯛は、色がきれいな甘鯛です。塩を振ってオーブンで焼きます。
骨がないか確認しながら細かくほぐします。
もち米入りのもちもちとしたご飯と具材を混ぜ合わせたら完成です。香りと風味があって、見た目以上に鯛の存在感があります。
3月14日 プルコギ丼・のり塩ポテト・小松菜としめじの卵スープ・牛乳
プルコギは、韓国料理の中でもポピュラーな肉料理です。韓国語で「プル」は火を、「コギ」は肉を意味します。薄くスライスした牛肉をタレに漬け込み、玉ねぎやにんじん、パプリカなど、たっぷりの野菜と一緒に焼いて食べます。漬けダレは、しょうゆベースに砂糖、酒、みりん、にんにく、すりごま、ごま油などを混ぜ合わせた甘辛い味付けで、りんごや梨のすりおろしを加えることもあります。給食では薄切りの豚肉で作り、ご飯にかけて丼にしました。
漬け込んだ豚肉を炒めます。30kgも使いました。
玉ねぎやにら、パプリカ、にんじん、もやしなど、野菜もたくさん入ります。
今日は皮のきれいな新じゃが芋が手に入ったので、皮つきのまま使いました。
揚げたポテトに青のりと塩を混ぜたシンプルな料理ですが、リクエストメニューにも入る人気メニューです。
3月13日 ご飯・春風元気みそ・たらの照り焼き・うど入りのっぺい汁・いちご(とちあいか)・飲むヨーグルト
「春の皿には苦味を盛れ」ということわざがありますが、これは春には苦いものを食べるのが体に良いとする昔からの言い伝えです。春の苦味と言えば、うど、ふき、ふきのとう、タラの芽などの山菜が代表的です。今日の給食の春風元気みそには「ふきのとう」が、のっぺい汁には「うど」が入っています。独特のほろ苦さがありますが、苦味を抑えて食べやすくなるように調理しました。そして、春の果物といえばいちごです。いちごは12月後半から2月頃にかけて一番多くお店で売られていますが、本来は3月から4月頃の春後半が一番おいしく食べられる季節です。まだ冬のような寒い日も多いですが、今日は食べ物から春を感じることができました。
春風元気みそにはふきのとうを細かく刻んで入れました。
炒めているとふきのとうの香りがしてきます。
立派なうどが届きました。
丁寧に皮をむきます。
苦味があっても食べやすいように薄めの短冊切りにしました。
今日は栃木県産の「とちあいか」です。いつもより大きいサイズなので食べ応えがあります。
3月12日 シナモントースト・ポークチャップ・小松菜サラダ・オニオンスープ・牛乳
ポークチャップは、ポークチョップというアメリカの料理をアレンジして作られた日本発祥の料理です。アメリカのポークチョップは、ソテーした骨付きの豚あばら肉に、マデラ酒を煮詰めて作ったマデラソースをかけて食べます。チョップは直訳するとたたき切るという意味になり、豚のあばら肉を切る時にたたき切るように力が必要なことからこう呼ばれるようになったそうです。日本のポークチャップは、味付けにケチャップを使うのが定番で、肉も骨付きにこだわらず、豚肉の色々な部位で作られます。給食ではヒレ肉を使い、さらにアレンジしてケチャップソースで煮込んで作りましたがおいしくできました。
3年生のリクエストメニューにも入ったシナモントースト。今日もパンの端まで丁寧に塗って焼きました。
ポークチャップにはヒレ肉を使いました。塩、こしょう、にんにくで下味をしておきます。
まずはケチャップやソースで作った煮汁にお肉をよく絡めます。
お肉がやわらかくなるまでじっくりと煮込みます。
煮汁がおいしいので、とろみをつけて後からかけました。
オニオンスープもリクエストメニューです。朝からじっくり玉ねぎを炒めて甘みを出しました。
3月11日 わかめご飯・笹かまぼこの磯辺揚げ・いかにんじん・せんべい汁・牛乳
13年前の今日、3月11日、三陸沖を震源とする巨大地震、東日本大震災が発生しました。今日は、東北地方を応援する気持ちを込めて、東北地方の食材や料理を集めた献立にしました。青森県、岩手県、宮城県にまたがる三陸沖は、わかめがたくさん採れます。今日のわかめご飯に入っているわかめも、三陸沖で採れたものです。笹かまぼこは、宮城県の名産品です。いかにんじんは、細切りにしたするめいかとにんじんを甘辛いたれに漬けた、福島県の郷土料理です。せんべい汁は、肉や魚、野菜やきのこなどで出汁を取った汁の中に、「かやきせんべい」と呼ばれる専用のせんべいを入れて煮込んだ、青森県の郷土料理です。かやきせんべいは、汁に入れるともちもちとした食感になります。今日は、東北地方の復興を祈りながらおいしくいただきました。
宮城県の名産品の笹かまぼこです。今日は小さめのものなので一人2個ずつです。
衣に青のりを混ぜた磯辺揚げにします。
いかにんじんは、給食流で炒め煮にして作りました。
せんべい汁に入れるかやきせんべいです。食べやすい大きさに割ってあります。
お肉や野菜など、色々な具材から味が出ておいしくできました。
3月8日 みそラーメン・ジャンボ揚げぎょうざ・サイダーポンチ・牛乳
みそラーメンの発祥は、1955年の北海道の札幌です。「味の三平」というお店の店主が、みそ汁をヒントに工夫を重ねて生み出したそうです。今日は人気メニューが大集合で、どの料理も3年生のリクエストメニューの各部門で1位でした。おかわりも盛り上がり、とても楽しそうでした。残食はもちろんほとんどありませんでした。
みそラーメンのスープは、豚骨や鶏ガラ、香味野菜などをじっくり煮て作ります。
ラーメン屋さんのよりもあっさりとしていて、スープまでおいしく飲み干せます。
ジャンボ揚げぎょうざは、全体に均一に揚げ色が付くように油をかけながら揚げています。
3月7日 かやくご飯・鮭の西京焼き・梅おかか和え・白菜の旨塩汁・牛乳
鮭には白鮭や紅鮭、銀鮭、キングサーモン、アトランティックサーモンなど色々な種類があり、普段の給食では白鮭をよく使っていますが、今日は銀鮭です。銀鮭は鮮やかなオレンジ色がきれいで、脂がのっていて身がふっくらとしてやわらかいです。給食では西京みそに漬け込んで焼きました。優しい西京みその味に銀鮭の脂が混ざり合っておいしかったです。
銀鮭は色がとてもきれいです。少し焼き色も付いておいしそうに焼けました。
3月6日 キムチチャーハン・ヤンニョムチキン・茎わかめ入り中華スープ・おかしな目玉焼き・牛乳
茎わかめは、ひらひらとしたわかめの中央を通る部分です。みそ汁などでよく食べる葉わかめとは違う、コリコリとした食感が特徴的です。熱に強いので、炒めたり煮たりしてもおいしく食べることができます。茎わかめには、腸内環境を整える食物繊維や、摂り過ぎた塩分を排出してくれるアルギン酸が多く含まれています。葉わかめと比べると、茎わかめはカルシウムや食物繊維を約2倍含む優れものです。今日の給食では、3年生のリクエストメニューにも入った茎わかめ入り中華スープを作りました。今日のメニューは全てリクエストメニューだったのでとても人気があり、どのクラスでもおかわりじゃんけんが盛り上がっていました。
大人気のキムチチャーハン。キムチがたっぷり入っていますが、あまり辛くないので食べやすいです。
ヤンニョムチキンの鶏肉は、カリッとジューシーに揚げます。
手作りの甘辛いタレをしっかり絡めます。
おかしな目玉焼きは、黄桃缶とカルピスで作りました。
3月5日 きなこ揚げパン・ポテトサラダ・ABCスープ・せとか・牛乳
今日の果物は「せとか」です。せとかは清見タンゴールとアンコールオレンジをかけあわせ、さらにマーコットオレンジをかけ合わせてできた平成生まれの人気品種です。せとかという名前は、生育地の長崎県口之津町から望む「早崎瀬戸」の「せと」という地名と、温暖な瀬戸内地方での栽培が期待されること、そして、せとかの「良い香り」にちなんでつけられたそうです。せとかの樹の枝には無数の鋭いとげがあり、栽培が非常に難しいため、他の柑橘に比べて育てにくいといわれています。濃厚でジューシーな味わいで、香りも良くてとてもおいしかったです。
揚げパンのパンは、外はカリッと中はふわっとなるように揚げています。
きなこをたっぷり絡めます。ねじりパンはきなこが絡みやすいです。
色も形もとてもきれいなせとかです。
中に傷みなどがないことも確認しながら配食します。
3月4日 ひなちらし寿司・ひじきと野菜の彩り炒め・すまし汁・ひな祭りゼリー・牛乳
今日は、一日遅れのひな祭りメニューです。ひな祭りは女の子の成長を祝う年中行事で、「桃の節句」とも言われています。ひな祭りには、ひな人形や桃の花を飾り、ちらし寿司やハマグリの潮汁、ひしもち、ひなあられなどをいただきます。給食では、エビやれんこんなどの縁起の良い食べ物を使い、花の形に型抜きしたにんじんなどを彩りよく盛り付けたちらし寿司を作りました。ひな祭りゼリーは、赤のクランベリーゼリー、白のミルクゼリー、緑の抹茶ミルクゼリーでひしもちと同じ色にしました。今日はすまし汁にも花の形のかまぼこや菜の花も入って、春らしい華やかなメニューでした。ちらし寿司が一番人気だったようです。
にんじんは花の形に型を抜きました。
ちらし寿司のエビはから揚げにしてみました。味がしっかりしていてこれもまたおいしいです。
お寿司なので、ごはんにすし酢を混ぜます。
れんこん、しいたけ、にんじんを煮た具をすし飯に混ぜ合わせます。
ご飯をバットに盛り、その上に炒り卵、エビ、さやいんげん、型抜きしたにんじんを順に彩りよく盛り付けます。
華やかなちらし寿司になりました。
ちらし寿司には花の形のかまぼこを入れました。
今日のすまし汁には季節の野菜の菜の花も入れました。
かまぼこの桃色と菜の花の緑色でとてもきれいなすまし汁になりました。
ひな祭りゼリーは、最初に抹茶ミルクゼリー液をカップに注ぎます。
抹茶ミルクゼリーが固まったら、上からミルクゼリー液を注ぎます。
さらに上からクランベリーゼリー液を注ぎ、冷やし固めたら完成です。
ひしもちの色に見立てたきれいな3色ゼリーができました。
牛乳アレルギーの生徒にも、牛乳無しの3色ゼリーを作りました。これもおいしいです。
3月1日 チキンライス・カリカリベーコンサラダ・かぶのシチュー・牛乳
ベーコンは、豚のばら肉を塩や香辛料に漬け込んでスモークして作られる加工品です。漬け込んでスモークすることで熟成されて、発色や風味、保存性が高まります。肉の部位は、ばら肉の他にも豚肩肉を使用したショルダーベーコンや、豚ロース肉を使用したロースベーコンなどもあります。今日は、カリカリに焼いたベーコンをサラダに入れました。
ベーコンは天板に広げてオーブンで焼きます。
カリカリのベーコンは野菜の上に盛り付け、クラスでドレッシングをかけて配膳しました。