2月の給食
更新日:2025年2月28日
毎日の給食
2月28日 みそラーメン・手作り肉まん・牛乳
今日は、給食室で生地から手作りした肉まんです。生地をこねて、中の肉だねを練って、生地で包んで蒸します。600個作るのは大変ですが、一つ一つ丁寧に包みました。生地がもっちりとしていて、中の具はジューシーでおいしかったです。おかわりじゃんけんも盛り上がっていました。
鶏ガラ、豚ガラ、野菜の皮などから、今日もおいしい出汁を取ります。
みそラーメンはリクエスト給食の主食部門で第2位でした!
肉まんの生地をこねます。
しっかりこねてひとまとまりになったら30分ほど休ませます。
生地を休ませている間に、中身の肉だねを練ります。玉ねぎ、たけのこ、しいたけなど、実は野菜もたくさん入っています。
生地を伸ばし、肉まんらしい形になるように肉だねを包みます。
きれいに包めました。20分蒸します。
しっかり大きく膨らみました。生地はもちもち、中は肉汁たっぷりでジューシーです。
2月21日 ご飯・さばのしょうが煮・和風バンバンジーサラダ・田舎汁・牛乳
バンバンジーを漢字で書くと、「バン」は「棒」、「ジー」は「鶏」という字を書きます。棒のような形に鶏肉を切るからこの名前のように思えますが、もともとは中国で、鶏肉を棒でたたいてやわらかくしたことからこの名前がついたと言われています。バンバンジーは中国の四川料理の一つで、チーマージャンと呼ばれるごまの調味料にラー油や唐辛子などで辛みをつけたソースを鶏肉にかけた料理です。今日は、ラー油や唐辛子は入れずにさっぱりとした和風のバンバンジーにしましたが、好評でした。
鶏肉は酒、塩、こしょうで下味をしてから蒸して、細長い形になるようにほぐします。
さっぱりとしたごまだれを野菜と鶏肉によく絡めます。
2月20日 チキンカツバーガー・いよかんドレッシング・桜咲くスープ・ジョア(マスカット)
今日の給食は、明日、都立高校入試を迎える3年生を応援する気持ちを込めた「験担ぎ」の献立です。メインは、受験に「勝つ」の願いを込めて、チキンカツバーガーです。サラダは、「いい予感」にかけて、果物のいよかんを使って作ったドレッシングで和えました。スープは、志望校に合格することを指す言葉の「桜咲く」にかけて、桜の花の色と形をしたマカロニを入れています。そして、3年生のジョアには、気持ちを込めて「合格祈願」のシールを貼りました。3年生、応援しています!
今日はむね肉のカツにしました。
からっとジューシーに揚がりました。
揚げたカツをたれにくぐらせます。
パンにキャベツと一緒にはさんだら完成です。
皮をむいてフードプロセッサーで細かくしたいよかんを入れたドレッシングを作ります。
カラフルな野菜といよかんの黄色いドレッシングで彩りがきれいです。
スープには桜の色と形をしたパスタを入れました。
3年生のジョアには「合格祈願」のシールを貼りました。
2月19日 ご飯・スタミナ納豆・いかのかりんと揚げ・具だくさんみそ汁・牛乳
イカは浅い海から深海まで全世界の海に生息するといわれていて、16mm以下のとても小さいヒメイカから、6mを超えるダイオウイカまで種類は様々で、約450種類が確認されているそうです。この中でも食用されるのはコウイカ科、ヤリイカ科、スルメイカ科に属する約100種類といわれています。日本で最も多く出回っているのは歯ごたえのよいスルメイカで、甘みの強いケンサキイカやアオリイカ、上品な味わいのヤリイカなども人気があります。今日のイカはアカイカで、加工して使われることも多く、冷凍のイカ天やイカステーキ、さきいかなどの原料にもなっています。いかのかりんと揚げは3年生のリクエストメニューに入っていました。今日はいかとスタミナ納豆でご飯がたくさん食べたくなるように献立だったので、ご飯の残食がとても少なかったです。
いかは衣をつけて、硬くならないように気を付けながらからっと揚げます。
甘辛いたれとしっかり絡めれば、見た目はまさにかりんとうです。
スタミナ納豆は、鶏ひき肉やにんにく、しょうが、ねぎを炒めて味付けしたものを納豆と合わせます。隠し味にタバスコを入れるのがポイントです。
ひき肉と馴染むように、ひきわり納豆を使っています。
2月18日 キムチチャーハン・切干大根とツナの中華サラダ・おこげのスープ・牛乳
切干大根は、大根を細長く薄く切って、天日干しして乾燥させた保存食品で、江戸時代にはすでにたくさん生産されていた日本の伝統的な保存食品のひとつです。干すことで水分が抜かれ、生の大根と比べて旨みも栄養素も凝縮されます。カルシウムや鉄、ビタミンB1やB2などの栄養価が高く、また、腸の調子を整える食物繊維も豊富に含まれています。サラダにすると歯応えが良く、食べやすくておいしかったです。
キムチチャーハンはたっぷりのキムチが食欲をそそります。リクエストメニュー主食部門の5位でした。
おこげは油に入れるとすぐに膨らんでサクサクになります。おこげのスープはリクエストメニュー汁物部門の6位でした。
2月17日 たらこスパゲティ・ほうれん草のサラダ・チョコチップマフィン・牛乳
2月14日はバレンタインデーでした。日本ではチョコレートを贈る日というイメージが強いですが、カードや花束、お菓子などを贈る国もあるそうです。友達や家族にも日頃の感謝の気持ちを込めて贈る日なので、給食室からは3日遅れになってしまいましたがチョコチップを入れたやさしい甘さのマフィンを贈りました。3年生のリクエストメニューにもランクインした人気メニューで、残食がほとんどなく大好評でした。
たらこスパゲティにはこんなにたくさんのたらこを使っています。
チョコチップマフィンにはチョコチップをたっぷりと。生地はその分甘さを控えめにしています。
生地をカップに流し入れてオーブンで焼きます。
ほんのり焼き色がついて、おいしそうに焼きあがりました。
2月14日 ごま塩ご飯・高野豆腐の卵焼き・もやしの和え物・みぞれ汁・牛乳
もやしは植物の名前ではなく、豆などの種を水に浸し、日光を当てずに芽を出させた若い芽のことを言います。一般的にもやしと呼ばれているのは、けつるあずきから作られているブラックマッペもやしと、緑豆から作られている緑豆もやしのことです。大豆から作られるものは豆もやしと呼ばれています。見た目は細くて弱そうなイメージがあるかもしれませんが、豆にはないビタミンCや、疲労回復に効果的なアスパラギン酸などが含まれていて、実は栄養価の高い野菜です。
2月13日 チキンライス・リボンマカロニサラダ・冬野菜のあったかスープ・牛乳
今日のスープには少しだけとろみがついています。料理にとろみをつけるときには、水溶き片栗粉を入れるというのを聞いたことがある人も多いと思いますが、それ以外にもコーンスターチ、ゼラチン、小麦粉とバターなどでもとろみをつけることができます。今日は小麦粉とバターでとろみをつける方法で、バターは米油で代用しました。温めた油に小麦粉を入れて、弱火で炒めて作りますが、シチューやカレーのルウもこのような方法で作られています。とろみがある料理は冷めにくく、体を温めてくれるので寒い冬にはぴったりです。
バターの代わりに油でルウを作ります。
ルウを入れて温めます。今日はスープなので少しとろっとするくらいのとろみにしました。
2月12日 昆布ご飯・わかさぎのこはく揚げ・道産子汁・ぽんかん・牛乳
北海道は、北海道本島と508の島からなり、土地面積は国土の約22%を占めています。広大な土地や、日本海、太平洋、オホーツク海と3つの海に囲まれていることから、農業や漁業が盛んで、日本の食料生産の多くを担っています。特に、じゃが芋、玉ねぎ、小麦、小豆、大豆、とうもろこし、生乳、昆布、鮭、ほたて、かになどは日本一の生産量を誇ります。今日は、そんな北海道の名産品をたくさん使った献立です。「道産子」とは、「北海道で生まれたもの」を意味する言葉で、道産子汁には北海道産の玉ねぎ、じゃが芋、コーン、バターが入っています。みそラーメンのスープのように感じた人も多かったようで、麺を入れて食べたいという声も聞かれました。
昆布ご飯には細切りの昆布を入れました。昆布の旨味たっぷりです。
道産子汁は仕上げにバターを入れます。みそとバターは相性抜群です。
2月10日 豚肉のしょうが炒め丼・白菜のみそ汁・りんごゼリー・牛乳
白菜は英語で「チャイニーズ・キャベツ」とも言われるように中国原産の野菜です。日清・日露戦争の時に兵士が中国から種を持ち帰ったことで、本格的に日本で栽培されるようになりました。白菜はほとんどが水分ですが、体内の余分な塩分を排出し、高血圧の予防や老廃物の排出を促進する働きがあるカリウムが多く含まれています。また、免疫力をアップさせ、風邪の予防にも効果的なビタミンCも比較的多く含まれています。今日のみそ汁は白菜や玉ねぎの甘みが出ていておいしかったです。
2月7日 はちみつレモントースト・にんじんサラダ・鮭とほうれん草のクリームシチュー・牛乳
今日は、西東京市共通の体力向上メニューで、風邪予防をテーマにした献立です。体がもっている免疫機能を正常に保つ働きがあるビタミンA・C・Eは、組み合わせることで働きがパワーアップすることから、「ビタミンエース」と呼ばれています。今日の給食には、ビタミンAが多いにんじんやほうれん草、ビタミンCが多いじゃが芋やレモン、ビタミンEが多い鮭などが入っています。また、肉や魚などに含まれるたんぱく質は、スタミナのもとになり、寒さで奪われた体力の回復にも役立ちます。とても寒い日が続いていて感染症も心配ですが、生徒たちは元気におかわりをしてたくさん食べていました。
はちみつ、レモン、マーガリンを混ぜて、パンの端まできれいに塗って焼きます。
しっかりとろみをつけたとろとろのシチューです。魚が苦手な人でも食べやすいです。
2月6日 ご飯・小松菜ふりかけ・すき焼き煮・みそポテト・アップル&キャロットジュース
みそポテトは、埼玉県の秩父地方を代表する料理です。秩父地方では「小昼飯」と呼ばれる、農作業の合間や小腹がすいた時に食べる郷土料理がいくつかあり、みそポテトはその代表的な料理の一つです。ふかしたじゃが芋を天ぷらにしたものに、甘めのみそだれをかけた料理ですが、給食では素揚げにしたじゃが芋に手作りの甘じょっぱいみそだれをたっぷりからめて作りました。3年生のリクエストメニュー主菜・副菜部門の第3位にランクインした人気メニューで、今日も好評でした。
一口大の乱切りにしたじゃが芋を素揚げにします。
みそ、みりん、砂糖、しょうゆ、水で甘じょっぱいたれを作ります。
揚げたじゃが芋にたれをしっかり絡めたら完成です。
2月5日 キーマカレーライス・白菜サラダ・サイダーゼリー・牛乳
「キーマ」は「細かいもの」を意味する言葉で、キーマカレーは材料の玉ねぎやにんじんなどをみじん切りにしたり、ひき肉を使ったりしたカレーです。インドでは羊やヤギの肉を使うことが多いようですが、日本では豚肉や牛肉がよく使われます。また、今日のご飯の黄色い色は、ターメリックの色です。ターメリックはショウガ科に属する植物であり、日本名では「ウコン」といいます。根や茎を乾燥させて粉末状にしたものがスパイスとして利用されていて、黄色く着色するのに使われることも多いスパイスです。給食のカレーはいつも人気がありますが、今日のキーマカレーも好評だったようです。
ターメリックを入れて炊いた黄色いご飯にパセリをかけて、今日は少しおしゃれなご飯です。
みじん切りにした玉ねぎとにんじんは最初によく炒めます。
今日はじゃが芋と大豆も入れました。大豆は細かくなっているので気が付かなかった人も多いかもしれません。
サイダーゼリーはカップにフルーツ缶を入れてからゼリー液を注ぎ入れます。今日はとても寒かったので、シュワシュワの泡のまますぐに固まってしまいました。
2月4日 いわしまぶしご飯・雷汁・手作り福豆・牛乳
今年の節分は2月2日でした。節分は、その名のとおり「季節の分かれ目」を意味していて、暦の上では春になる「立春」の前日を言います。中国では昔から、季節の変わり目には悪い鬼がやってきて災いをもたらすと考えられていて、それを追い払う行事が日本にも伝わってきたそうです。「鬼は外、福は内」と言いながら豆をまき、自分の年の数だけ食べて、一年の健康や無事を祈ります。また、柊の枝に焼いたいわしの頭を刺した「柊いわし」を玄関先につるし、柊のとがった葉先といわしの臭いで鬼を追い払います。給食では2日遅れにはなりましたが、いわしのかば焼きをまぶしたご飯、鬼型のかまぼこが入った雷汁、豆まきの時に使う炒り大豆に砂糖ときな粉をからめた福豆を作りました。
いわしは一口で食べやすい短冊状のものにしました。下味をつけてから片栗粉をまぶして揚げます。
にんじん、とても細く切ったしょうが、小ねぎを炒めて味付けしてご飯に混ぜます。しょうがの良い香りがしてきます。
たれを絡めたいわしをご飯の上に敷き詰めたら完成です。
雷汁は、豆腐を炒める音が雷の音に似ていることから名付けられています。今日もバリバリと激しい音が鳴っていました。
鬼型のかまぼこも入っています。
卵はふわっとなるように仕上げます。
炒り大豆はもう一度乾煎りして香ばしくしてから砂糖を溶かしたシロップを絡めます。
きな粉を加えて一粒一粒に絡ませ、よく混ぜてパラパラにします。
2月3日 小松菜チャーハン・生揚げのスタミナあんかけ・中華野菜スープ・牛乳
スタミナあんかけには、コチュジャンを使っています。中華料理や韓国料理には、「醤(ジャン)」というペースト状の調味料が欠かせません。トウバンジャンやテンメンジャン、トウチジャンなど色々な種類がありますが、風味や香りづけをして料理をより一層奥深いものにしてくれます。コチュジャンは米ともち米麹に唐辛子を加えて熟成させた発酵調味料です。見た目は赤茶色で辛そうに見えますが、甘味が調和したマイルドな辛みです。今日は、コチュジャンを入れた甘辛いあんをたっぷり生揚げにかけました。