1月の給食
更新日:2021年1月29日
1月29日
カレーライス 塩もみ いちご 牛乳
《全国学校給食週間「タイムスリップ給食第5弾!」》
今日は、タイムスリップ給食の最終日、第5弾です。昭和40年代の後半になると、今までパンやめん類だった主食にごはんが復活し、昭和51年にごはんが給食に正式に導入されました。メニューもよりいっそう豊かになり、今の給食のような形になっていきました。今日で学校給食週間は終わりですが、この機会に、お家でも給食について話してみるといいですね。
今日のごはんは、西東京市の災害用に保管している備蓄米(アルファ化米)です。地震などの災害が起きた時のために保管されていて、年に一度、賞味期限切れにならないように、新しいものに入れ替えています。アルファ化米は普通に炊いたごはんよりも少しぼそぼそ感がありますが、カレーなのであまり気にならずに食べることができました。
いつもは炊飯器でごはんを炊いていますが、今日は釜を使って炊きました。
子供たちから、「カレールウはどこのですか?」と聞かれることがありますが、給食室の手作りです。
今日のいちごは、群馬県産の「やよいひめ」でした。見た目も味もばっちりでした!
1月28日
ソフトめんミートソース 塩もみ 黄桃 牛乳
《全国学校給食週間「タイムスリップ給食第4弾!」》
今日は、タイムリップ給食の第4弾です。ずっとパンばかりの給食でしたが、昭和38年に「ソフトめん」が登場しました。ソフトめんは、「ソフトスパゲッティ式めん」という名前であり、学校給食向けに開発された日本特有のめんです。昭和40年頃から、給食でよく使われるようになりました。スパゲッティとうどんの間のようなめんで、スパゲッティのようにミートソースにからめたり、うどんのようにカレーにつけて食べていました。また、昭和39年から43年頃にかけて、脱脂粉乳から牛乳へと切り替わりました。
袋めんは給食であまり提供していないので上手に食べられるかなと心配でしたが、めんを何回かに分けてミートソースに入れたり、少しずつ絡めて食べたりと、上手に食べていました。今日も残食は少なかったです。
めんはスチームコンベクションオーブンで温めます。
朝からじっくり煮込むので、酸味がとんで濃厚なソースになります。
昔はよく出されたという黄桃。ハーフカットだと食べ応えがあります。
1月27日
コッペパン・いちごジャム くじらの竜田揚げ せん切りキャベツ カレーシチュー 牛乳
《全国学校給食週間「タイムスリップ第3弾!」》
今日は、タイムスリップ給食の第3弾です。昨日は大正時代の給食でしたが、今日は、昭和20年代から30年代のメニューです。パンはずっとコッペパンで、ジャムなどが時々つきました。くじらは、昭和27年頃から出されました。当時はお肉が高級品だったので、安く買えるくじらが貴重なたんぱく質源として使われ、竜田揚げなどで出されていました。給食は主食がパンなので、カレーライスにできないことから、パンに合うようにカレーシチューも作られました。今日のメニューも大人気!昔の給食は人気があるようです。
くじらはしょうがやしょうゆによく漬け込んで、臭みをとります。
かたくり粉と上新粉をまぶします。
油で揚げます。かたくならないように、揚げ具合を調整します。
カレーシチューは、シチューにカレー粉を入れています。ごはんがなくてもおいしく食べられます。
1月26日
五色ごはん きんぴらごぼう 栄養みそ汁 牛乳
《全国学校給食週間「タイムスリップ給食第2弾!」》
今日は、タイムスリップ給食の第2弾です。昨日は日本で最初に出された、明治22年の給食でしたが、今日は時代が進んで大正12年の給食です。大正12年の9月1日に関東大震災が発生し、栄養が足りない子供たちが増えたことから、国はそれを改善するために給食を出すよう命令しました。この頃のメニューが、「五色ごはんと栄養みそ汁」でした。「100年位前の給食だよ。」と子供たちに伝えると、「えー!100年前もこんなの食べてたの?」と驚いていました。
五色ごはんは、鶏ひき肉、里芋、にんじん、しめじ、ほうれん草が入っています。
栄養みそ汁は、色々な野菜が入った具だくさんのみそ汁です。
1月25日
おにぎり(1〜4年は一人1個) さけの塩焼き 青菜の漬け物 けんちん汁 牛乳
《全国学校給食週間「タイムスリップ給食第1弾!」》
1月24日から30日までの1週間は「全国学校給食週間」です。昭和25年度から始まった取組みで、学校給食への理解や関心を深めることを目的に実施されます。そこで、今週は「タイムスリップ給食」として、昔の給食メニューを振り返ります。今日はその第1弾で、日本で最初の給食のメニューです。明治22年に山形県の私立忠愛小学校で、お弁当を持ってこられない子供のために食事を提供したのが、日本の学校給食の始まりだと言われています。この時のメニューが、「おにぎり、塩ざけ、漬け物」でした。食べ物があまりなかったこの時代には、おにぎりと少しのおかずだけでもごちそうでした。今日はその日の献立をイメージして作りましたが、栄養バランスなどを考えて汁物と牛乳もつけました。おにぎりはシンプルな塩おにぎりだったので、さけを乗せてさけおにぎりにして食べている子もいました。
おにぎりは塩を入れてごはんを炊いて、一つずつ三角に握ってアルミホイルで包みました。
今週は、給食委員会の片付け週間もやっています。各クラスの片付け方を1週間チェックします。
1月22日
麻婆豆腐丼 中華卵スープ りんご 牛乳
《麻婆豆腐丼》
麻婆豆腐は、中国の豆腐料理です。本場のものは唐辛子の粉をたくさん使い、器に盛ってから“花椒”という中国の香辛料をたっぷりかけて食べるそうです。やけどしそうな熱々の状態で食べるので、唐辛子の辛味や花椒のしびれる味が際立ちますが、豆腐の甘みも感じられるので、四川料理の中でも人気のある料理です。給食の麻婆豆腐は、食べやすいように辛さを抑えているので、辛さが物足りない子もいたようでした。
豆腐を入れてからたくさんかき混ぜると豆腐が崩れてしまうので、入れる前に味付けもしています。
豆腐は小さめの角切りにして、一度茹でてから合わせます。
1月21日
あんかけかてうどん 大学芋 牛乳
《大学芋》
大学芋は、揚げたさつまいもにあまい蜜を絡めた料理です。給食の大学芋は、冷めてもくっつかないようにさらっとしたたれにしています。「はちみつがはいっているんですか?」と何人かに聞かれましたが、水あめを入れています。今日のさつまいもは紅あずまで、揚げると焼きいものような感じになっておいしかったです。デザート感覚でも食べられるあまい大学芋は大人気でした。
皮つきのまま乱切りにしたさつまいもを、カリカリほくほくになるように素揚げします。
たれを全体によく絡めます。あますぎないので、さつまいもの味もよくわかります。
1月20日
ごはん いがめんち 南部和え せんべい汁 牛乳
《郷土料理「青森県」》
今日は、郷土料理給食で、「青森県」の料理でした。今日のお米は、「青天の霹靂」という青森のブランド米です。粒がしっかりしていて、ごはんだけでもおいしいし、おかずと食べてもおいしかったです。「いがめんち」の「いが」とは津軽弁で「イカ」のことで、細かく切ったイカに季節の野菜などと小麦粉を混ぜ、油で揚げたものです。「南部和え」は「ごま」を使った和え物です。岩手県と青森県にまたがる南部地方はごまの名産地であることから、ごまを使った料理に「南部」という名前が付けられています。「せんべい汁」は、約200年くらい前から食べられていたと言われています。肉や魚、野菜やきのこ等でだしを取った汁の中に、せんべいを小さく割り入れて、煮込んで食べます。このせんべいは「かやきせんべい」と呼ばれるせんべい汁専用のせんべいで、だしが染み込むともちもちとした食感になるのが特徴です。今日はみんなで青森の味を楽しみました。
「青天の霹靂」はきれいに炊き上がりました!
いがめんちの具材は粘りが出るまでよく混ぜます。
薄い円形に丸めて低温の油で揚げます。
崩れることなく、きれいに揚げることができました。
南部和えは、ごまが入っているのがわかるように黒いごまを使いました。
せんべい汁のせんべいは、食べる頃までに形がなくならなように、仕上がり直前に入れました。
1月19日
ピザトースト ツナサラダ シェルマカロニのスープ ジョア(いちご)
《ツナサラダ》
今日は、ツナが入ったサラダです。ツナというとマグロというイメージですが、最近ではカツオで作られたものや、ヘルシー志向から油漬けだけでなく水煮のものもあります。給食のツナサラダは、野菜とツナに、玉ねぎとにんにくを入れて作ったドレッシングを和えています。このドレッシングは人気があるようで、今日のサラダはよく食べていました。
1月18日
親子丼 白菜の漬け物 田舎汁 牛乳
《親子丼》
親子丼は、鶏肉、たまご、玉ねぎ等、シンプルな材料で作ることが一般的ですが、給食では他の野菜もとれるようにしいたけやにんじん、グリンピース等も入れて作っています。大量に作るとたまごをふわふわに仕上げるのが難しいので、かたくり粉でとろみをつけてからたまごを入れています。あんかけ丼のようになってしまいますが、このとろとろ感もまたおいしいです。
今日はLサイズのたまごを364個使いました。割るだけで45分はかかります。
少しずつたまごを注ぎ入れて、とろとろに仕上げました。
1月15日
ひじきごはん ししゃもの天ぷら みぞれ汁 あずきもち 牛乳
《行事食「小正月」》
1月15日を、日本では昔から「小正月」と呼んでいます。小正月には、一年の健康を願って「小豆粥」を食べます。小豆は悪いものを払ってくれると言われています。給食では、焼いたおもちにあまく煮た小豆をかけた「あずきもち」を作りました。初めてのメニューだったので、おもちがパリパリしてかたくなったり、小豆が煮詰まってしまったりと色々ありましたが、子供たちはあまりマイナスな反応もなく食べてくれていました。小豆が少し余ってしまった分をおまけでつけたので、カップからはみ出てお皿にこぼれるほど小豆が乗っかって、具がこぼれるほど乗っているお寿司のようになっている子もいました。
今日は丸もちを使いました。カップに入れてオーブンで蒸し焼きにします。
お餅は時間が経つと固くなるので、給食開始ぎりぎりの時間で焼きました。
小豆はまず数回ゆでこぼしてアクを抜きます。
柔らかくなるまで丁寧に煮ていきます。
小豆がやわらかくなったら砂糖と塩、水あめを入れてさらに煮ます。
もう少し汁気を残す予定でしたが、あんこのようになりました。これをお餅にかけていただきました。
1月14日
カレーラーメン 棒餃子 みかん 牛乳
《みかん》
今日の果物はみかんで、愛媛県の最西端に位置する西宇和地域で生産された西宇和みかんです。鮮やかなオレンジ色にきれいに色づいていて、あまくてジューシーでした。少し辛いカレーラーメンを食べた後に食べると、より一層おいしく感じられました。
給食では、みかんも丁寧に洗っています。
バットにきれいに並べて入れます。みかんは子供たちに人気の果物です。
1月13日
ごはん・手作りふりかけ すき焼き煮 大根のみそ汁 牛乳
《すき焼き煮》
すき焼きは、おすしや天ぷらと並んで、代表的な日本料理として世界中に知られています。江戸時代に、農家の人たちが農作業に使う「すき」を鉄板の代わりにして魚や豆腐、カモ、シカなどを焼いて食べたことから、「すき焼き」と呼ばれるようになったそうです。今では牛肉で作るのが一般的だと思いますが、給食では少し大きめに切った豚肉を入れました。
すき焼き煮の焼き豆腐は、下茹でしてから入れました。形が崩れずきれいに仕上がります。
具材は小さめに切っているので、みんなに色々な具材がいきわたります。
1月12日
キムチチャーハン チャプチェ 韓国風雑煮 牛乳
《3学期最初の給食》
今年最初の給食は、1月11日の鏡開きに合わせた献立にしました。鏡開きの日には、お正月にお供えしていた鏡もちを、お雑煮やお汁粉にしていただきます。今日のお雑煮は、韓国風にアレンジしました。韓国のお雑煮は、「トック」という、おもちを棒状にしてうすくスライスしたものを入れたスープで、韓国でもお正月に食べられています。
準備も食べている間も静かに過ごせていて、良い形で3学期のスタートができていました。このまましっかりと続けていければと思います。
トックはなるべくくっつかないようにパラパラと少しずつ入れます。
チャプチェの豚肉は、ぼろぼろにならないように、炒めて一度取り出します。
他の具材を炒めて味付けをしたら豚肉を戻して、最後ににらを入れて色良く仕上げます。