学校経営方針
更新日:2024年4月11日
令和6年度学校経営方針 西東京市立田無第一中学校長 辻 康一
学 校 教 育 目 標
人格の完成を目指し、持続可能な社会の担い手となる自立した市民を育成するため次の4つの教育目標を定める。
「自ら考え、ねばり強くやりぬく生徒」・・・学びに向かう力
「きまりを守り、思いやりのある生徒」・・・人間関係形成力
「心身ともに健康な生徒」・・・・・・・・・健康増進力
「伝統を尊重し、郷土を愛する生徒」・・・・社会参画力
○(目指す学校像)
・生徒及び教職員一人一人が大切にされ、温かい雰囲気の中、誰一人取り残さない学校
・「知」「徳」「体」の調和のとれた生きる基盤を地域と共に培う学校
○(目指す生徒像)
・自ら考え、心身ともに健康で、きまりを守り、思いやりのある生徒
・よりよい社会の形成のために伝統を尊重し、郷土を愛する生徒
○(目指す教師像)
・教育公務員としての自覚と誇りをもち、ライフワークバランスを保ち、学び続け協力し合う教師
・組織の一員としてカリキュラムマネジメントを意識しながら学校運営に積極的に参画する教師
学校教育目標を達成するために経営の方針について
1 自ら考え、ねばり強くやりぬく生徒(「学びに向かう力」を育成するために)
(1)各教科において、主体的・対話的で深い学びを実現し、基礎的・基本的な知識・技能の習得、思考力・判断力・表現力等の育成、学びに向かう力、人間性等の涵養を偏りなく実現する。
(2)授業のねらいを明確にするとともに、生徒に興味関心をもたせる表現の仕方を工夫し、生徒に学ぶ楽しさを実感させる。
(3)全員が年に1回、研究授業を実施し、参観者の評価を通して授業力を向上させる。
(4)全国の学力調査、生徒による授業評価を活用して授業改善を図る。
(5)総合的な学習の時間において環境教育やSDGs、ふるさと探究学習を推進するとともに、伝統文化に関する教育やキャリア教育の充実を図り、意欲をもって自ら課題を設定し、探究を繰り返す力を育成する。
(6)わかりやすい授業を構築するためにすべての教員がタブレットを効果的に活用した授業を実践しながら、情報リテラシーを育成し、デジタル・シティズンシップ教育を充実させ、学習指導の質の向上を図る。
(7)小学校3校の連携校と、児童・生徒会活動等を通して小中一貫教育の推進を図る。
2 きまりを守り、思いやりのある生徒(「人間関係形成力」を育成するために)
(1)学校行事を工夫し、生徒の主体的な運営の下、自尊感情や自己肯定感を高め、人権教育及び子どもの権利に関わる教育を推進する。
(2)特別の教科 道徳の時間を中心に全ての教科・領域の指導の中で、思いやりの心や規範意識を向上させ、生命尊重教育を推進する。
(3)スタートアップ期間の活用をはじめ、様々な教育相談活動を通して、西東京市「いじめ防止強化月間」の実施(年3回)と、西東京市子ども条例及び西東京市いじめ防止対策推進基本方針・西東京市いじめ防止対策推進条例に基づき、いじめ防止対策の充実と、児童虐待に関わる健全育成の推進に努める。
3 心身ともに健康な生徒(「健康増進力」を育成するために)
(1)「学校2020レガシー」の構築に向けた取組を推進し、健康に関する指導を充実させ、「健康」応援都市・西東京市の市民として、健康と体力作りに取り組み、自らの健康を保つことのできる生徒を育成する。
(2)教育支援システムを活用して学校における教育支援体制の充実を図り、「西東京あったか先生」の理念の下、一人一人を大切にする指導、支援、対応を推進する。
(3)特別支援委員会を中心に取組を充実させ、全校を挙げて不登校の未然防止に努める。
(4)特別支援学級における知的障害教育、情緒障害教育の内容と指導、通常の学級における支援、特別支援学級と通常の学級の交流及び共同学習を充実させ一人一人を大切にする教育を推進する。
4 伝統を尊重し、郷土を愛する生徒(「社会参画力」を育成するために)
(1)キャリア・パスポートを活用して、生徒が自身の変容や成長を自己評価しながら、持続可能な社会の担い手となる自立した市民として地域の中で地域と共に学び共に生きる力を育成する。
(2)地域の特別支援学校等との連携・交流及び共同学習を充実させるとともに、生徒にボランティア活動への参加を呼び掛けるなど、社会参画の意識を高める。
(3)「西東京ふるさと探究学習」を通して、問題発見・解決能力、コミュニケーション能力を実践的に育むと共に地域への愛着や地域を誇りに思う心を醸成する。
5 学校の教育目標の達成に向けたその他の事項
(1)学校組織の活性化のため、研修・研究体制を充実し、教職員の資質・能力の向上を図るとともに、教職員の経営参画意識を高める。
(2)朝読書の時間や学校図書館を活用した読書活動を活性化するとともに家庭や地域と連携した読書活動等を充実させる。
(3)西東京市立学校教育研究奨励事業における研究指定校として、デジタルシティズンシップ教育について、全教職員で研究の推進を図る。
(4)コミュニティスクールとしての体制を確立し、生徒のよりよい成長を第一に考えた学校と地域の協働活動の充実、引いては学校を中心とした地域づくりを推進する。
(5)SWOT分析で学校の強みや弱点を共有し、課題を明らかにするとともに、その解決に向けて組織的な対応を図る。
(6)働き方改革を推進するために、「働き方改革シート」を用いて自らのライフワークバランスを見直すとともに、校務分掌や学校行事の精選を推進する。
経営の方針について
1 西東京市教育委員会の教育目標を踏まえ、本校の教育目標の具現化を図るために、教育活動全体を通して生徒の健全育成を含めた教育を充実させる。そのために、指導の基盤となる学級、学年経営を主軸に学校としての一貫した指導体制を作り、生徒の自尊感情や自己肯定観を高める学校経営を行う。
2 公立学校の使命を自覚し、法令等を遵守し、学習指導要領のねらいを踏まえ、「知・徳・体」のバランスのとれた教育活動を実践する。
3 教職員個々の人格、能力、創意を生かし、「チーム一中」として、生徒及び教職員一人一人を大切にした誠意ある指導、支援を行う組織とする。
生徒同士・生徒と職員・職員同士・学校と家庭・学校と地域の良好な人間関係(和親)を基盤として、一人一人が研鑽に励む学校を目指す。