校長挨拶
更新日:2022年4月7日
校長:辻 康一
校歌にも歌われている「むらさきそう」
校庭の桜の蕾もほころびはじめ、美しい季節を迎えようとしています。
今年度も校長を務めます 辻 康一(つじ こういち)です。生徒一人一人が大切にされ、温かい雰囲気の中、誰一人取り残さない学校を目指して、教職員みんなで力を合わせて精一杯努めて参ります。
さて、この田無一中の校訓は「研鑽和親」です。この言葉は、門のそばにある石碑にも刻まれていますし、校歌にも歌われています。
研鑽とは、自分の技術や知識を極めるために自分を磨くことをいいますが、普段より少し頑張っているなというぐらいのときに使われる言葉ではありません。また、人から言われてやることにも使いません。自分自身を見つめ、「自分の人生をささげてもいい」と思うくらいの情熱をもって、自分の心や技術を磨き人間的に成長することを言います。
次に「和親」ですが、これは文字通り人と仲良くすることです。しかし、自分の気持ちや感情を抑えてひたすら我慢したり、争いを避けて仲良くしたりすることが「和」ではありません。「和」とは、お互いを尊重し、認め合って協力することです。
この「研鑽和親」の精神を大切に、学校と家庭、そして地域とが共に力を合わせて子供たちの健やかな成長を助けていきたいと考えています。
新型コロナウィルス感染症が5類に引き下げられて以来、学校の教育活動はこれまでの形を取り戻してきました。しかし、コロナの期間を経たからこそ我々が身に付けた力や物事の考え方があります。そのような視点に立って「従来通り」「前年踏襲」ではなく、今何が必要なのか、教育活動のねらいは適切か、そして十分に効果を得られるのか、を熟考しながら日々の教育活動を展開してまいります。
今年度からはじまるコミュニティスクールを通して、より一層「地域とともにある学校づくり」を進めてまいりますので、皆様のご意見やご協力をいただけますと幸いです。