住吉 あんぜんの日
更新日:2026年7月17日
コンセプト
- 児童の、危険を予測して回避する能力を高める。
- 児童が、地域の安全を守っている人々の努力を知り、自分にできることを体験する活動を通して、他者や地域社会の安全に貢献するという心情及びその資質を育む。
- 地域と連携した安全教育を通して、コミュニティ・スクールとして、地域全体の安全・安心の意識醸成に寄与する。
テーマ
小学生も、地域のチカラ
内容と方策
- 土曜学校公開日に、全校児童が、保護者や地域住民とともに、避難所を運営する。
- 防災体験学習と避難所運営訓練のブースを12種類設け、全ての児童が、そのうち発達段階に応じた内容のブース2種類ずつで、体験学習を行う。
- ブースの設置は、西東京消防署や西東京市危機管理課を始めとする地域の協賛団体が総がかりで担い、その専門性を反映した内容とする。
実施日時
令和8年5月16日(土曜日)9:00〜12:00 [雨天決行]
協賛団体
避難所運営協議会・住吉小学校区育成会「わかば」・ほっと住吉・西東京消防署・西東京市総務部危機管理課・あづま動物病院・泉町地域包括支援センター・セントラル防災株式会社
パンフレット
メディア
西東京市教育委員会の広報「西東京の教育(7月15日号)」の1面に掲載されました。
当日の記録
0.「住吉 あんぜんの日」全校集会・避難所開設訓練

いよいよ、避難所開設宣言
- 高学年は体育館で、低中学年はオンラインで、全校集会を開催しました。
- 市長と副市長、教育長、西東京消防署長をはじめとする参会者・協力者の皆さんを紹介しました。
- 避難所の意味を、全校児童に説明した後、緊急地震速報を合図に、避難所運営協議会長の保谷さんから「避難所開設宣言」をいただき、全校児童と保護者、地域住民、約1000人による訓練の開始です。
1. 備蓄倉庫見学・パーソナルスペース体験

家族で体育館に避難
- 備蓄倉庫を見学し、災害に対する地域の備えについて知りました。
- 倉庫に備蓄しているカーペットと毛布を用い、保護者と一緒に体育館に実際に寝てみることで、避難所の空間を体験しました。パーティションの区切りがあれば、安心感が増すようです。
2. ペット同行避難体験

実際に、ペットも参加
- 災害が起きたときに、ペットと一緒に避難することの意味を、獣医師から学びました。
- 実際に屋内で動物の世話をすることを通して、避難者とペットが共に命を守るためにすべきことを考えました。
- 動物アレルギーとの共存を図り、動線を工夫しました。
3. 簡易トイレ設営訓練・電源確保訓練

マンホールトイレのお披露目
- 停電したとき、トイレが使えないときのため、どんな備えがあるかを知りました。
- 西東京市が昨年度に新設した、マンホールトイレについて、避難所運営協議会の皆さんに教えていただきました。
- 西東京市がクラウドファンディングで購入したトイレカーにも、注目が集まりました。

ガソリンで発電

電気自動車も、電源に
災害時は、水やガス、電気の不通など、生活に制限が生じ、工夫が必要になることがあることを実感しました。
危機管理課の支援により、電気自動車も有効な電源として活用し、電化製品を動かしました。
4. 初期消火訓練・救助袋訓練

消火器で、的をねらう
- 火災初期の延焼を防ぎ、自他の命を守るため、消火器の扱いを学びました。
- まちかど訓練防災車を用いて、西東京消防署の皆さんに教えていただきました。

ベランダから救助袋へ

救助袋の外観
各階に設置してある救助袋による訓練を、セントラル防災株式会社の皆さんの支援により、本格実施しました。
花坂主幹教諭の発案でしたが、この約一か月後に、北区の小学校で発生した火災の被害を考えると、先見の明があったと思います。
後日、全校児童による、ベランダを経路とした避難訓練を追加実施して、備えました。
5. 避難者受付訓練

児童による避難者受付は、電子登録で
- 5年生児童がタブレット端末を用いた避難者の登録や誘導を担うことを通して、避難所運営に、小学生も参画できることを学びました。
- 避難所に来所した1000名との関わりを通して、さまざまな状況にある、さまざまな世代の避難者が来所することを実感しました。

水とクラッカーの配布
- 避難者受付や誘導の仕事の合間に、5年生児童が自発的に、水や米粉クラッカーなどの支援物資を配布しました。
- 校内放送を用いて、落ち着いて、分かりやすくアナウンスしました。
6. 火起こし・湯沸かし訓練

初めての火起こし
- 災害により電気やガスが途絶したときに、食料を調理するための手立てを考えました。
- かまどに火を起こし、アルファ化米などの調理の準備をする方法を学びました。初めてなのに、とても上手でした。
7. 読み聞かせ・防災クイズ・安否確認メッセージ

付箋が家族をつなぐ
- 絵本の読み聞かせを通して、地震などの災害から自分の命を守るための、基本的な行動を学びました。
- 通信の途絶を想定し、伝言板を用いて、家族との連絡を試みました。子ども達の、保護者へのメッセージが、心にしみわたります。
8. 読み聞かせ・防災クイズ・災害VR 体験

仮想現実による災害体験は、少し怖い
- 絵本の読み聞かせを通して、地震などの災害から自分の命を守るための、基本的な行動を学びました。
- 教室や屋外にいるときに地震が発生した場合の、周囲の揺れや被害を、タブレット端末で、VR(仮想現実)を用いて体験しました。少し怖く感じたかもしれません。
9. 煙体験・119 番通報訓練

災害時に慌てないように
- 訓練用の煙を充満させた特別教室で、煙から命を守る手段を学び、体験しました。いつもより濃い面の煙に、臨場感がありました。
- 火災や事故などの緊急時における周囲の映像をヒントに、自他の命を救う通報について、西東京消防署の皆さんから学びました。
10. 起震車体験・応急担架搬送体験

揺れの激しさに驚く
- 起震車を用いて、地震の揺れを体験することを通して、地震発災時に命を守るためにするべきこと学びました。
- 参会者の皆さんにも、体験していただきました。

棒2本と毛布で、担架を作る
- 危機管理課の皆さんから、緊急時に、身近な材料を用いて応急担架を作る方法を学びました。
- 災害と、それに伴う負傷とが、結び付いた体験でした。
11. 包帯処置訓練・車椅子介助訓練

障害がある方の避難のために
- 災害による負傷を想定して、三角巾やレジ袋を用いた3種類の応急処置について学びました。
- 泉町包括支援センターの皆さんから、基本的な車椅子介助のしかたを学び、実際に車椅子を交互に操作しました。
12. 能登半島地震講話・安全確保体験
能登半島地震や東日本大震災の災害支援に派遣された職員の講話から、被災地の実際を知りました。
避難所の一員として、施設の安全点検の実際を知るとともに、夜間を含むパトロールについて考えました。
コミュニティ・スクールとして社会に問う理念
- コミュニティ・スクール(以下CS)は、地域社会に何かをおもねるだけの存在ではありません。CSと地域は対等であり、双方に利する活動(協働)を通して、児童・生徒が育つことが究極のねらいだと考えます。すなわち、教育振興と地域振興の往還こそ、CSとしての存在意義です。
- 往還が公立学校でなされるということは、教育活動がその舞台であるということです。すなわち、教育活動を媒介に、CSと地域が協働し、豊かな教育活動の実現と地域振興の拠点化を実現することが、持続可能な在り方だと考えます。
- 地域の拠点となって地域社会に貢献するとともに、地域素材の教材化による、教科横断的でリアルな学びを実現していくことに、私達は価値を見出しています。
- そのために、「花」と「安全・安心」を2軸としたCSづくりを進めています。
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