東京都教育委員会人権尊重教育推進校発表
更新日:2017年1月20日
研究発表 平成29年1月18日(水曜日)
平成27・28年度東京都教育委員会人権尊重教育推進校として取り組んできました。本校では特に人権課題の中の「子供」、中でも児童虐待やいじめ問題の防止にむけた対応について中心に研究をしました。研究発表の様子をご紹介いたします。
午後1時より受付開始
受付には人権教育の主題と生徒の人権宣言を掲示
大変多くの方が発表の参観に訪れました。
1年生 特別活動 学級活動 生活の諸問題の解決
中学生にもあり得る児童虐待に対してどのようにSOSを発信するかについて生徒が自分のこととして考えていきます。特に思春期の中学生は大人や周囲に対してサインを発しないために大きな虐待事故となるケースがあります。自分の人権を守るために……そして家族の人権を守るためにどうすればよいのかについて考えていきます。
こちらのクラスでは東京弁護士会の弁護士さんがゲストティーチャーとして参加。
静かに事例を聞きます…
あるお話から授業はスタートします。
話を聞いて自由に意見を書いて、話し合います。
ポストイットを使って意見をまとめます。もしも自分が虐待に気が付いたら…
自分たちの考えの発表の様子 誰にSOSをだすのか…
意見を自由に出し合います。友達が虐待に合っていたら…
話した内容をまとめて発表 自分なら、友達にいたら…
こちらのクラスでは子ども家庭支援センターの方からお話をいただきます。
1年生4クラスの内、2クラスは子ども家庭支援センターの方から虐待を受けたと感じたときにどのような方法があるのか立場を変えてお話をいただきました。また残りの2クラスでは、東京弁護士会の弁護士の方から弁護士の立場からお話をしていただき、今まで気が付かなかった視点で虐待や人権について考えることができました。
2年生 道徳 家族の絆
犯罪被害者の家族の姿を描いた話から、かけがいのない家族を失った深い悲しみと、そこから前向きに生きようとする姿に共感する中で、犯罪被害者の家族に対する周囲の不用意な発言や配慮に欠ける態度がもたらす問題について考えます……
家族愛について考えます。
犯罪被害者の人権について考えます。
2年生 明治維新
明治維新、明治政府の諸改革によって近代国家の基礎が整えられ、人々の生活は変化します。その中で「解放令」の発布によって法律上の差別はなくなりました……しかし、これは今まで厳しく差別されてきた人々を実質的に解放するための政策や差別意識の解消だったのでしょうか……
社会 明治維新 同和問題について学習します。
3年生 技術 プログラム教材による適切な計測
高齢者や障害者について意識し、利用者が使いやすいように配慮しながら設計するにはどうしたらいいか……制作を通して生活をよりよくする実践的な態度を育てます。
人に優しい視点とものづくりの視点でプログラムします。
自分たちの意図通りに動かせるかな…
各班のプログラムを他の班が評価します…
生徒会主催の人権の花
人権ひろばと題されたこの「人権の花」の取組は、生徒会がかこなったもので生徒一人一人が自分の人権宣言と「人に優しい」という目標を達成するためには具体的に何ができるかを宣言することで意識を高めました。この一人一人の宣言は、大地に咲く花の形にして掲示しました。そして、周囲から優しさを感じた時は、お礼をメッセージとして書いて併せて掲示しました。
学校の人権宣言
研究発表会 体育館
参加者は340名の盛況でした。開会を待つ会場の様子
教育委員会挨拶
参加者の様子
研究発表
研究発表に続いて指導講評、指導のまとめを西東京市教育委員会や東京都教育委員会からいただき、講師の東京聖栄大学教授 有村久春先生からご講演がありました。
多くの方にご参会をいただき誠にありがとうございました。
平成27・28年度東京都教育委員会人権尊重教育推進校リーフレット(PDF:3,153KB)
本校の人権教育についての詳しい内容は、こちらのリーフレットをご覧ください。
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