習楽良考 〜過去の記憶をたどる旅〜(後編)
更新日:2022年10月10日
そして修学旅行は後半へ
修学旅行2日目の午後は京都での班別行動。
この日のために時間をかけて行動計画を練ってきました。生徒が撮影した写真も含めて、当日の様子をご紹介します。
2日目の宿舎である洛南会館へ到着!
カメラマンさんに部屋班ごとの写真を撮っていただきました。
2日目の夕食。ここでも食事係の個性的な挨拶が行われました。
いただきま〜す!
ごちそうさまでした〜!
(この日のデザートが10月の伏線になるとは思ってもいない3年生でした)
絵付け体験
食事後は湯飲みの絵付け体験を行いました。
それぞれが用意していた下絵をもとに、湯飲みに絵を描いていきます。
一部の先生もたちも飛び入り参加!
(理科の先生、上手すぎる…)
夜は係会。今日の反省を明日に活かしましょう!
3日目
またも元気な起床放送で目覚めた3年生。C組男子部屋は窓から東寺が見えるいい部屋でした。
朝食
食事係によるユニークな挨拶もこれが最後。なんだかとても成長した気がします。
タクシー班行動
3日目はタクシー班行動。
運転手さんに挨拶をし、京都を巡りました。
閉会式〜帰路
無事、全ての班が京都駅に戻ってきました。
閉会式
修学旅行、お疲れ様でした!お土産だけでなく、"土産話"をたくさんしてくださいね。
生徒の作文より(一部抜粋)
私は、この修学旅行を通して普段は出来ないような貴重な経験を沢山することが出来ました。班の仲間やクラスの仲間との絆をより深めることが出来たと思います。さて、今回の行事では特に印象に残ったことが一つあります。
それは、二条城の二の丸御殿の内部を見学したことです。襖の絵や造りが美しく、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。また、襖や壁だけでなく天井にも一面に絵が描かれており、訪れた昔の人の目を楽しませていたのかと想像が膨らみました。
金色が多く使われていて、将軍の御所に相応しい装飾だと感じました。廊下の壁にも色とりどりの絵画が描かれていたのですが、進むごとに変化していき、見ていて飽きさせない工夫を感じました。また、特に面白かったところは床がキィキィと鳥の声のように軋む理由についてです。高級な造りの床では床下にかすがいを入れ、目立たせず床を固定し、補強する手法を用いるそうなのですが、年月の経過とともにかすがいの穴が広がり、音が鳴るそうです。そしてこの軋む音がうぐいすの鳴き声に似ていることから、この手法は鴬張りと呼ばれています。私はこれを知って、昔の木造建築の美への追及心や、床の軋みをうぐいすに例えるセンスの良さに感心しました。これらのことから、私は日本の文化の素晴らしさに気付き、これからも古都の保存を続けていきたいと思いました。また、これまでこんなに\素晴らしい寺社仏閣を保存し続けてくれた先人たちへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。これからも文化を大切にする精神を忘れずに生活したいと思います。
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私は中学校に入学してずっと楽しみにしていた修学旅行があっという間に終わってしまったことに少し寂しさを感じている。
しかし、当日までの「準備」の道のりは、かなり大変だった。大きな行事の実行委員になったことがなく、最初はワクワクしていたが想像を絶するほどハードだった。放課後の居残りや十分休みなどの休み時間を使い、平和公園に奉納する折り鶴アート作りや修学旅行での決まりなど様々なことに時間を費やした。
これまでの私は裏の人間になったことがなく、深く考えてなかったことも、実行委員になって「こんな所にも気を使っていたのか」と思うことが多くあった。実行委員はみんなを引っ張るだけでなく、土台を作るのも仕事の一つということに気づかされた。
この修学旅行を通して、当たり前に思っていたことは誰かが頑張って準備してくれていたことに実感させられた。これからは、一つ一つのことにもっと感謝の気持ちをもとうと思った。そして、修学旅行は楽しんで学習することが一番だと思っていたが、決まりを守ることが一番の感謝の意だと思った。また、準備をしっかりとしていったからこそ修学旅行は成功したのだと思う。