「校長のつぶやき」(令和7年度3学期)
更新日:2026年3月19日
令和8年3月19日(木曜日) 〜180〜
3学期の最初の頃の様子です。
「うわー!新しいタブレット、かっこいい!」
「すごい!画面の部分をキーボードから外して使うことができるよ。」
「サイズは少し小さくなったけど、重さはかなり軽くなったね。」
「タッチペンがついているから、文字や文を書くときもスラスラ簡単になった。」
新しいタブレットが子どもたちに配布されてから、早2カ月が過ぎました。スタイリッシュなデザインの新型タブレットは子どもたちにも好評のようで、今ではすっかり学校の日常に馴染んでいます。どの教室でも、タイピング練習や学習アプリ『Monoxer(モノグサ)』、『ミライシード』の自主学習に励んでいる子どもたちの姿がたくさん見られます。
日本の教育史における大きな転換点となったGIGAスクール構想。新型コロナウィルス感染症の影響による前倒しもあり、当初の予定よりも早い2020年から2021年頃にかけて、GIGAスクール構想に基づく学校教育はスタートしました。私が校長として西東京市に着任したのは2021年度ですが、ちょうどその時に、子どもたちに一人一台端末(タブレット)が配布されたのを覚えています。タブレットが導入されたことで、学校の授業は大きく変化しました。子どもたちが自分のタイミングでタブレットを活用する姿は日常的なものになりました。振り返れば、新型コロナウィルスの世界的大流行に伴い、子どもたちが学校に登校できない期間もありました。しかし、その中でも「Google Classroom」を使ってクラス内で連絡を取り合ったり、オンライン授業を通して学習を展開したりしながら、学校現場は未曽有の困難を乗り越えてきました。今まで使っていた旧型のタブレットには、コロナ禍から始まった激動の約5年間を、力強く支えてもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。
子どもたちが3学期から使用している新型タブレットには、当然ではありますが、新機能が搭載されています。スペックも向上しています。従来のタブレットがそうだったように、間違いなく、子どもたちの学びを豊かにしてくれるでしょう。新しい学びのパートナーとして、大切に使い続けてほしいと思います。
左が新しいタブレット、右が今までのタブレットです。サイズがコンパクトになりました。
令和8年3月18日(水曜日) 〜179〜
「あれ?校長先生のマスクに書いてある文字って…なんて読むんですか?」
「大一、大万、大吉…?」
「ぼく知ってる。歴史の本で見たことがあるよ。えーと、たしか…。」
正解は、戦国武将・石田三成の家紋です。この家紋は旗印にも用いられているため、天下分け目の大戦「関ヶ原の戦い」を描いた歴史漫画や資料等にも登場しています。歴史に関心のある子どもたちは、きっとそのような作品や資料の中で、この家紋を目にしたのかもしれませんね。
さて、唐突に歴史の話を始めましたが、実は私は「歴史」が大好きです。(特に戦国時代と幕末)世の中がコロナ禍で大変だった時には、マスクの着用は欠かせませんでした。その時に、個人的な趣味として、武将の家紋がデザインされたマスクをたくさん購入しました。私が歴史のマスクをすることで、子どもたちも歴史に興味をもってくれたらいいなぁと思ったのが、きっかけになります。コロナ禍が収束した後は、基本的には花粉症対策の時期にしか、私はマスクを着用しません。期間にして3週間程度ですが、この期間だけ私は歴史マスクを楽しんでいます。
「ん?校長先生のマスクに『愛』って書いてあるよ。」
これは上杉家の筆頭家老、直江兼続ですね。
「あ!その家紋、知ってます。六文銭、真田ですね。」
その通り。真田六文銭をよく知っていますね。お見事、真田幸村です。
このように、子どもたちとの会話の中にも歴史の話題が増えてきました。私の「歴史好きを増やそうプロジェクト」は、現在静かに進行中です。
令和8年3月17日(火曜日) 〜178〜
現在校内をまわっていると、一年間の学習のまとめや生活の振り返りをしている場面に出会います。これは特定の学年に限られたことではありません。来週の火曜日が修了式なので、どの学年、どのクラスでも同じように最後の締めくくりに力を入れているわけです。「有終の美」を飾るためにも、最後の一週間の過ごし方は大切ですね。子どもたちには一日一日を大事に過ごしてほしいと思います。
そのような「まとめ」の時期の中、先日、3年生の書写の授業を参観することがありました。毛筆の学習は3年生からスタートしたのですが、先生たちの丁寧な指導の下、子どもたちは一年間を通して一生懸命取り組んできたのでしょう。それぞれの上達や成長の姿がたくさん見られました。
特に私が驚かされたのは、子どもたちが「お手本」にしている紙です。当然ですが、子どもたちは「お手本」を見ながら半紙に文字を書いています。一筆一筆、「お手本」を参考にしている姿も立派なのですが、私が驚いたのは、その「お手本」の紙です。
・横画はいつも右上がり。
・だんだん細く書く。
・「三」の三画目は長くする。
・やさしくふんわり線を引く。
一人ひとりの「お手本」に、筆の入れ方や注意すべきポイント等がいくつも書き込まれています。書かれている内容は、子どもたちによってバラバラで、全員異なっています。これは子どもたちが自分で注意すべきポイントを考えて、「お手本」の紙に直接書き込んでいるようです。作品一枚にかける意気込みや、一筆にかける思いが伝わってきます。たいしたものです。
思いも込めずに、適当にパパッと書こうと思えば、書写の作品は短時間で完成します。私の長い教員人生の中でも、確かにそのような作品はいくつも見たことがあります。しかし、田無小学校の3年生の子どもたちは違います。毛筆の基礎を学ぶ時期に、書写の心構えや自分自身との向き合い方を、しっかりと学んできました。だからこそ、その取り組む姿勢は、まさに「一筆入魂」。立ち歩きやおしゃべり等は全く無く、みんなが「全集中」で筆を走らせています。初心忘るべからず。3年生での学びを糧に、これから先の書写の授業にも大いに励んでほしいと思います。
3年生の書写の時間です。どの子も集中して取り組んでいます。
一筆、一筆…。とても丁寧に書いています。
「お手本」には、子どもたちが自分で書き込んだ注意点が満載です。
より良い作品を書くために、自分たちで気付いたポイントをどんどん書き込んだようです。
文字を書き込むだけでなく、色を使っているところにも工夫が感じられます。
令和8年3月16日(月曜日) 〜177〜
先週、3学期の学校イベント「天下一飛行機王決定戦」の決勝戦が行われました。(先週は「校長のつぶやき」に書く内容が多かったため、この件について紹介することが遅くなってしまいました…。)各学年の代表の6名が、体育館のステージに並んでいます。手に持っているのは、それぞれの予選や準決勝を勝ち抜いてきた「紙ひこうき」です。ここで、各学年の代表機となった「紙ひこうき」を紹介します。
1年生「レッド・スコーピオン号」
2年生「ウルトラ・ドラゴン・ミラクル号」
3年生「レッド・ウィング号」
4年生「ブレイブ号」
5年生「フリー・フライング号」
6年生「ニュー・エルトゥールル号」
さあ、機は熟しました。決勝戦のルールは単純明快です。一人ずつ順番に「紙ひこうき」を飛ばし、最も遠くまで飛んだ「紙ひこうき」が優勝となります。会場には決勝戦の行方を見届けようと、あるいは決勝戦に出場する友達を応援しようと、たくさんの子どもたちが集まっています。
司会進行の私の合図に合わせて、ステージから「紙ひこうき」が一機ずつ飛び立ちます。その度に会場には歓声が沸き上がります。さすがは決勝に進んだ「紙ひこうき」たちです。滞空時間が長いものもあれば、風を切ってまっすぐ飛ぶものまで、機体の特徴は様々です。「紙ひこうき」の折り方に、子どもたちの工夫が感じられます。素晴らしい飛距離を見せてくれます。
「うわー!すごーい!」「おおおー!」「めっちゃ飛んだぞー!」
一際大きな歓声が上がりました。ステージから飛ばした「紙ひこうき」が、体育館の反対側の壁の近くまで飛んでいきました。結果的に、この「紙ひこうき」が最長飛距離を記録することになり、見事「飛行機王(ヒコーキング)」の称号を手にしました。
「ウルトラ・ドラゴン・ミラクル号」、おめでとうございます!拍手!
「飛行機王(ヒコーキング)」を囲んで、大盛り上がり!
こちらが最長飛距離を記録した「ウルトラ・ドラゴン・ミラクル号」です。
たくさんの応援団が会場に来て、エールを送っていました。
令和8年3月13日(金曜日) 〜176〜
今日のロング昼休みのことです。体育館に続々と子どもたちが集まってきます。ステージのある体育館前方から子どもたちが座り始め、どんどん場所が埋まっていきます。もはや田無小学校でもお馴染みの光景になってきました。間もなく、子どもたちが楽しみにしている「TANASHI ライブ・パフォーマンス」が始まります。
今回は今年度最後の「TANASHI ライブ・パフォーマンス」になります。そこで、今回のライブに登場するパフォーマーは、卒業を間近に控えた6年生だけです。今まで登場したパフォーマーたちが再登場するということもあり、観客の子どもたちは待ち遠しかったようです。オープニングの段階からノリノリの子も多かったです。
最初のパフォーマンスは、ギター演奏と歌です。曲は、Mrs.GREEN APPLEの『インフェルノ』。ギタリストが見事なギター演奏を披露してくれました。(ちなみに、ここでヴォーカルを担当したのは本校の教員でした。)
続いて、ピアノの演奏です。曲は、シューベルトの即興曲。優雅な美しいピアノの調べに、会場の誰もが癒されているようでした。子どもたちだけでなく、会場にいた先生たちもうっとりした表情で演奏を聴いていました。
3番目の演目は「フリースローチャレンジ・リターンズ」です。大人気のバスケットボールチームが再び登場です。前回は60秒間で5本のフリースローを成功させましたが、今回はなんと、7本のシュートを決めることに成功しました。(下級生の中には、この6年生チームのファンもいるようです。)
続いては、男の子が一人でステージの上に登場です。『ビリミリオン』という曲を一人で堂々と歌い切りました。力強い歌声に大きな拍手が送られていました。
5番目に登場したのは、バレエダンサーの女の子たちです。このメンバーは、以前のライブでも会場を大いに沸かせ、美しい彩りを添えてくれました。今回も、その実力を遺憾なく発揮し、本格的なバレエダンスを披露してくれました。(余談ですが、このライブの後にクルクルと回転する子、自分の脚を高く上げようとする子が続出しました。たくさんの子が影響を受けたようです。)
最後に登場したのは、女の子4人組です。素敵な歌声とキレキレのダンスで会場を盛り上げてくれました。使用した曲も、サビの部分がテンポよくつながるように、上手に編集されていました。事前準備から演出、演技までを自分たちで完結できる子どもたち、さすがです。
卒業前の慌ただしい時期にもかかわらず、笑顔で素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた6年生のみなさん。ありがとうございました。みなさんが盛り上げた「TANASHI ライブ・パフォーマンス」は、後輩たちが元気いっぱいに引き継いでくれると思います。応援してくださいね。

令和8年3月12日(木曜日) 〜175〜
ワー!ワー!パチパチパチパチ!
昼休みに入った頃です。校内に歓声と拍手が響き渡りました。わかば学級の教室に、スペシャルゲストがお越しになったからです。そのスペシャルゲストとは、なんと、西東京市の池澤市長です。ご多用の中、子どもたちのために、わざわざご来校くださいました。
さて、今日の出来事を唐突に書き始めましたが、ここに至るまでの経緯を、少しだけ紹介させていただきます。わかば学級の子どもたちは、年間を通して「SDGs」について学習してきました。その中で、環境問題について自分たちにできることを考え、ペットボトルの回収とリサイクルを全校児童にも呼び掛け、集めてきました。この取り組みは、11月に行われた西東京市の環境アワードでも表彰されました。(詳細については、11月10日の「校長のつぶやき」をご覧ください。)
また、集めたペットボトルを指定の回収機に持っていくと、5本で1円分のポイントが貯まります。集めたペットボトルを日々コツコツとリサイクルし、ポイントに変えてきました。真夏の時期から始めたこのプロジェクトは、全校児童の協力もあって、3月まで継続することができました。その結果、わかば学級の子どもたちが回収したペットボトルは、最終的に11725本になりました。ポイントに換算すると、「2345円」になります。わかば学級の子どもたちの粘り強い頑張りと、田無小学校全体の子どもたちや各ご家庭のご協力の賜物です。素晴らしいです。
子どもたちは、この「2345円」の使い道をみんなで考え、話し合いました。いろいろな案も出たようですが、結論として、西東京市に寄付をすることになりました。そこで、みんなで市役所に行こうと計画し始めたところ…、なんと池澤市長ご本人が、田無小学校まで来てくださるということになりました。以上が、冒頭の場面につながる経緯になります。
教室では、わかば学級の代表児童が今までの活動を池澤市長に紹介し、集まった「2345円」を直接市長に手渡しさせていただくことができました。すると、池澤市長も、わかば学級の子どもたちに表彰状を贈ってくださいました。そして、サプライズとして、かわいい「いこいーな」の人形もプレゼントしてくださいました。思いがけない贈り物に、子どもたちは大喜びでした。
池澤市長からいただいたあたたかいお言葉。そして西東京市の環境に対する取り組みのお話。本日行われた特別授業は、子どもたちにとっても忘れられない思い出と学びになったのではないでしょうか。本日の「ペットボトルリサイクルポイントを寄付しよう」プロジェクトは、大成功で幕を下ろしました。
大変お忙しい中にもかかわらず、子どもたちのためにご来校くださった池澤市長には、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
集まったお金を池澤市長に直接お渡しさせていただくことができました。
子どもたちへのプレゼントもありがとうございました。
池澤市長から子どもたちに向けて、あたたかいお言葉もいただきました。
プレゼントしていただいた「いこいーな」と一緒に、これからも元気いっぱい頑張りましょう!
令和8年3月11日(水曜日) 〜174〜
今日は3月11日です。2011年の東日本大震災から15年が過ぎたことになります。当時、私は5年生の担任でした。以前に当時の教え子たちと同窓会で集まることがありましたが、やはり東日本大震災のことが話題になりました。卒業式の会場設営をしていたら、突然激しい揺れに襲われたこと。家に人がいないため、夜遅くまで体育館に残っていたこと。翌週から給食や午後の授業がなくなり、集団下校が続いたこと。コンビニやスーパーから食品が消えてしまったこと…。当時の5年生も26歳の若者になりましたが、今でも「あの日」の衝撃やその後の不安な日々のことを、しっかりと覚えていました。
「3月11日には、道徳の授業をやることにしています。」
今朝行われた全校集会が終わった後、ある教員が私に話してくれました。毎年、この日(この時期)になると、授業の中で「東日本大震災」のことについて触れているそうです。今日の授業の中でも、「いのち」のこと、「大切な人への思い」、「お世話になった人たちへの感謝」等、自分事として考えをまとめている子どもたちがたくさんいたようです。
今の小学生は6年生でも12歳ですので、当然のことながら、当時の震災を経験した小学生は誰もいません。戦争や震災の記憶というものは、先人が後の世代に伝えていかなければ、徐々に薄れてしまうものです。その役割に大きく貢献できるのが、学校教育だと考えます。手前みそではありますが、毎年「東日本大震災」を扱った授業実践を心掛けている本校の教員のことを、校長として頼もしく思いました。
来年度には、1月に「防災ウィーク」の実施を予定しています。また、従来と変わることなく、毎月の避難訓練も継続的に実施していきます。本校では防災教育に力を入れ、その充実を目指しながら、震災の記憶を子どもたちに伝え続けていきたいと思います。
令和8年3月10日(火曜日) 〜173〜
「うおー!すごーい!」
「さすが日本代表!めちゃめちゃ上手だね。」
「先生チームもガンバレーッ!」
中休みのことです。体育館から歓声が聞こえます。田無小学校の先生チームがバレーボールの試合をしているからです。先生たちも日頃から子どもたちと一緒に運動をしているだけあって、よく体が動いています。会場を沸かせる好プレーも見せています。しかし、相手がただ者ではありません。ことごとくボールが拾われ、反撃されてしまいます。無理もない話です。対戦しているのは、デフビーチバレーボール日本代表選手がいるチームだからです。
今日は、デフビーチバレーボール日本代表の選手や監督、通訳の方々にお越しいただき、4年生の子どもたちとわかば学級の子どもたちに向けて、特別授業をしていただきました。4年生の子どもたちは、総合的な学習の時間の中で「共に生きる」というテーマで学習を展開し、様々な障害についての理解を深めてきました。わかば学級の子どもたちは、年間を通して「デフリンピック」について学び続け、実際にアスリートと交流したり、東京で開催された大会の観戦にも行ったりしてきました。そのため、今日の授業を心待ちにしていた子どもたちはとても多かったです。
授業の中では、日本代表選手の方々から聴覚障害やデフスポーツのお話を聞かせていただきました。その中で、子どもたちの関心が高かったのは、手話の会話を読み取る活動です。
「えーと…、最初は挨拶をしている感じで…、その後は…」
「あっ、お参りしているような動きがあった!初詣かな?」
「なんかこの部分の手話、見たことあるなぁ。何だったっけ?」
以前の学習をヒントに、子どもたちは選手たちによる手話の会話の内容を一生懸命予想していました。中には、会話の内容の大筋を理解している子もいました。すばらしいです。
授業の中で一番盛り上がったのは、実際に選手たちとバレーボールを体験した場面です。子どもたちは実に楽しそうな表情で練習に励んでいました。
授業の後も、選手たちは子どもたちとたくさん関わっていただきました。一緒に給食を食べていただいたり、校庭で遊んでくださったり等、子どもたちにとっては忘れられない一日になったのではないでしょうか。中には、サインをもらうための行列ができているクラスもありました。
お忙しい中、子どもたちのために貴重なお話や楽しい交流をしてくださったデフビーチバレーボール日本代表チームの皆様。本日は誠にありがとうございました。
聴覚障害のこと、デフスポーツのこと等、わかりやすくお話をしていただきました。
選手たちによる手話の会話です。子どもたちも必死で内容を読み取ろうとしています。
激闘!日本代表チームVS田無小先生チーム!
バレーボール体験の様子です。選手たちが優しく教えてくれました。
令和8年3月9日(月曜日) 〜172〜
校内をまわっていると、何人もの子どもたちに話しかけられました。
「〇組の〇〇くんが、学年の代表になりました。」
「ぼくの紙ひこうきもけっこう飛んだんだけどな…。惜しかった。」
「校長先生!決勝戦って、見に行ってもいいんですか?」
これは、2月中旬に開幕した3学期の学校イベント「天下一飛行機王決定戦」の話です。先月いっぱいで各クラスの代表が決まり、先週は準決勝(学年代表決定戦)が行われました。そして、ここを勝ち抜いた「紙ひこうき」が最終決戦である決勝戦に進みます。さあ、間もなく、田無小学校で一番遠くまで飛ぶ「紙ひこうき」が決まります。「飛行機王」、またの名を「ヒコーキング」。はたして称号は誰の手に!?
続いて、図書室に行くと、2年生の子どもたちが静かに読書をしていました。邪魔してはいけないと思い、私が静かに図書室内を歩いていると、一人の男の子に呼び止められました。
「校長先生。ここに手を置いてみてください。」
その本には、大きな手のひらの写真が載っていました。言われたとおり、私は重ねるように自分の手を置いてみました。その本に載っている手のひらは、私の手のひらよりも明らかに大きいです。周囲にいた子どもたちも驚いていました。ただ、それもそのはずです。この本に載っている手のひらは、実は大谷翔平選手の手だからです。この本にはスポーツ選手の様々な情報が紹介されているのですが、その中に大谷選手の実物大の手のひらが掲載されていたというわけです。アスリートの体格をリアルなサイズで知ることができるので、子どもたちは改めてその大きさに圧倒されたようでした。
ちなみに、私は身長が190CMあるのですが、大谷選手はさらに3CMも高く、何より筋肉量がまるで違います。現在行われているWBCでも、大谷選手はその圧倒的なパワーを見せつけ、日本中、いや、世界中を熱狂させています。がんばれ!大谷選手!がんばれ!侍ジャパン!(私もあと3CM背が高ければ…、いやいや、そういうレベルの話ではないですね。失礼しました。)
子どもたちは図書の時間が大好きです。いろいろな本を手に取って読んでいます。
令和8年3月6日(金曜日) 〜171〜
5・6時間目のことです。校庭が徐々に賑やかになってきました。それもそのはず、5・6年生が大集合しています。卒業学年の6年生と在校生代表の5年生による一大プロジェクトの大運動会が行われました。
開会式も選手宣誓から始まり、その後は、100M走、700M走、マイム・マイム、チェッコリ玉入れ、綱引き、リレーというように、運動会でおなじみの競技が続きます。6年生はさすがの実力を後輩たちに見せつけますが、5年生も懸命に肉薄し、必死に食らいつきます。
「がんばれー!ゴールまで全力だぞー!」
「うわー!6年生、速すぎだよ。」
「え?え?あの5年の子って誰?すごいんだけど…。」
「チェッチェッコリのダンスって…、こんな感じだっけ?」
「先生たちチーム、綱引き強すぎ!おとなげない!」
力と力のぶつかり合いの場面もあれば、6年生がキャンプファイヤーで踊ったダンスを5年生に教えてあげる微笑ましい場面もありました。また、すべての競技を通して、子どもたちが全力で取り組む姿や友達を応援する姿がたくさん見られる等、今回の卒業イベントは大盛況のうちに幕を下ろしました。
6年生と5年生のスポーツを通した交流。これも本校が大切にしている豊かな「かかわり」のひとつの形です。大運動会を終えた後の子どもたちの爽やかな笑顔がとても印象的でした。
いやー、「青春」って、いいですね。
令和8年3月5日(木曜日) 〜170〜
2時間目のことです。いつものように校内を歩いていると…、おや?美味しそうな匂いがしてきました。どうやら4階にある家庭科室の方からです。そこで、私は目的地を変更し、一目散に家庭科室に向かいました。
「あっ、校長先生。見てください。上手に焼けました。」
家庭科室では、わかば学級(B学級)の中学年と高学年のクラスが調理実習をしているところでした。ホットケーキとプリンを作っているようです。プリンはお鍋の中で蒸しているところでしたが、ホットケーキは今まさに焼いている最中です。
「高い位置から生地をフライパンに流していくといいよ。ゆっくり…ね。」
「そろそろホットケーキをひっくり返しても大丈夫かな?よーし、いくぞ。」
「やったー!少し黒いところもあるけど、美味しそうに焼けたよ!」
班の仲間と力を合わせながら、どの子もとても楽しそうに調理実習に励んでいました。みんなで作ったスイーツですからね。それもきっと美味しさにプラスされていると思いますよ。
続いて、私は家庭科室の隣にある音楽室に行きました。心地の良いきれいな音色が聞こえてきたからです。中に入ると、4年生の子どもたちが琴を使って、演奏の練習をしていました。有名な「さくらさくら」を演奏しています。
「ちょっとだけ弾けるようになりました。」
「わたし、琴の音色が好きです。いい音ですよね。」
「琴の曲って、旅館やホテルで流れているような気がするなぁ。」
たしかに、美しい琴の音色には、私たちの心を落ち着かせたり、癒したりするような力がありますね。激しい音色ではなく、落ち着いた柔らかい音色だからでしょうか。日本で暮らす私たちには、親しみのある音色だからでしょうか。何にしても、子どもたちが練習している琴の音色がとても心地よかったです。
このように、校内をまわっていると、視覚だけでなく、嗅覚や聴覚も楽しませてもらうことが多くあります。これだから授業観察や校内巡視はやめられません。そこで、次は味覚を楽しませてもらおうかなと思い、家庭科室でホットケーキに手を伸ばしたところ…、子どもたちに阻止されました。(鉄壁のディフェンスでした。)
…と、ここまで書いて、午前中にホームページを更新しました。すると、給食の時間になって、わかば学級の子どもたちが私のところにやって来て…
「校長先生。今日の調理実習で作ったプリンです。」
なんと!完成したプリンを届けてくれました。わかば学級のみなさん、ありがとう!プリンの優しい甘さが最高で、とても美味しかったです。ご馳走様でした。
ホットケーキの焼き方が上手な子もたくさんいました。
子どもたちは琴の音色を楽しみながら、一生懸命練習していました。
令和8年3月4日(水曜日) 〜169〜
図工室に行くと、4年生の子どもたちが版画に取り組んでいるところでした。以前の「校長のつぶやき」でもご紹介させていただきましたが、4年生は彫刻刀を使うのが初めての学年です。そのため、彫刻刀の基本的な使い方を、何度も繰り返し練習してきました。気を付けていても、やはり指を切ってしまうこともありました。しかし、その経験も無駄ではありません。確実に子どもたちの彫刻刀を使う技能は向上してきました。今日は彫り終わった版に墨を塗り、実際に白い紙に刷り写してみます。木版画の楽しみな工程です。さて、どのような作品が出来上がったのでしょうか。
6年生の教室に行くと、昨日に続き、今日も特別講師の方々をお招きした授業が行われていました。「認知症サポーター養成講座」の授業です。現在、日本は世界でも珍しい超高齢化社会を歩んでいます。これは、約80年もの間、戦争や紛争を経験しなかったこと、また、医療制度や社会福祉が充実していること等の結果でもあり、誇らしい成果でもあります。極端に言えば、世界史において、どの国も経験したことのない時代を日本は歩み始めていることになります。だからこそ、超高齢化社会において、誰でも発症する可能性のある「認知症」は、避けては通れない課題です。より良い社会、豊かな人間関係を育んでいくためにも、私たちは「認知症」について正しく理解し、支え合うことが大切になってきます。間もなく小学校を卒業する6年生の子どもたちは、今日の授業を通して、どんなことを感じ、どんなことを考えたのでしょうか。たしかに自分事でないと、なかなか切実感は抱けないかもしれません。しかし、それでも自分なりにじっくりと考えてほしいと思います。一人ひとりの意識や行動の変化は、世の中の仕組みを整え、より良い未来を築く力につながりますから。
最後になりますが、本日は子どもたちのために貴重なお話をしてくださった講師の皆様。お忙しい中、本当にありがとうございました。御礼申し上げます。
4年生の図工の授業です。きれいな版画が刷り上がっています。
「認知症サポーター養成講座」の様子です。紙芝居を使って説明してくださいました。
令和8年3月3日(火曜日) 〜168〜
「いらっしゃい!いらっしゃい!」
「〇〇がありますよー!たくさん売っていますよー!」
5時間目に校内を歩いていると、1年生の教室から活気のある賑やかな声が聞こえてきました。国語の学習「おみせやさんごっこをしよう」の様子です。「宝石店」「パン屋さん」「キャラクターグッズショップ」等、お店の種類も様々です。お店に商品を並べるためには、ものの名前をたくさん集めなくてはいけません。語彙の学習にも効果的です。私はしばらく様子を見ていましたが、店員さん役の子は元気のよい声を出して、用意した商品カードを次々に売っていました。一方で、お客さん役の子は自分のほしい商品をいろいろと選びながら、買い物を楽しんでいました。
「食パンをください。」「たまごをください。」「ネックレスをください。」
商品が飛ぶように売れていきます。子どもたちの活気ある「おみせやさんごっこ」の様子を見て、近い将来、日本の景気が良くなりそうな予感がした5時間目の授業でした。
奇しくも同じ時間帯、体育館で同じような売買に関する授業が行われていました。6年生児童を対象に行われた金融教育です。保険会社のジブラルタ生命から講師の方をお招きし、身近な「お金」について、特別授業を実施していただきました。金融教育と聞くと難しいイメージがありますが、子どもたちが興味をもつような教材を使って、わかりやすくお話をしていただきました。
「ピザを注文するときに、どの時点で売買の契約は成立するのでしょうか?」
選択問題です。子どもたちは理由もあわせて考え始めます。
「1番の…、電話をしたときだと思う。」
「お店の人が注文を受けた時だと思うから、わたしは2番だと思う。」
「ぜったい3番でしょ。商品が届いたときだよ、ぜったい!」
これは売買契約の「合意」に関する問題でした。(正解は…、この場ではふせておきます。)このように、お金の価値や金融リテラシー等の内容も、身近な事象に置き換えて説明してくださったので、子どもたちにとってもわかりやすかったのではないでしょうか。
正直なところ、昔は「お金」のことを学校の授業で扱うことにネガティブな印象をもつ人たちもいました。しかし、現在は金融教育の重要性が広く叫ばれています。「お金」は人間社会において必要不可欠なものであり、人の生き方にも大きく関わってくるからです。小学校でできることは限られています。しかし、本日の授業のように、「お金」について正しく学ぶことが、その一助になることができれば幸いに思います。
教室の中が賑やかです。「いらっしゃいませ!」「〇〇をください。」
「おみせやさんごっこをしよう」の学習は、とても盛り上がっていました。
6年生児童を対象に行われた金融授業の様子です。
講師の先生が出した問題について、ワークシートに自分の考えを書いています。
令和8年3月2日(月曜日) 〜167〜
「ファイナルミッション、クリアしました!」
2年生の子どもたちが嬉しそうに声をかけてきます。「九九バトル」のファイナルミッションの報告です。先日、私が2年生の子どもたちに出したファイナルミッションは、九九の穴抜き問題のタスクです。1回のタスクは問題数が20問です。(紙の教材の計算ドリル1ページ分の問題量です。)学習アプリ『Monoxer』のAIがその子の理解度や達成度を100%と認めるまで、反復してタスクを解き続ける必要があります。教師の管理画面では子どもたちの学習状況や達成度がデータで確認できるのですが、達成度を100%にするには、このタスクを概ね40、50回クリアしなければならないようです。最後の関門だけあって、学習への粘り強さが求められます。なかなか難易度の高いミッションになっています。しかし、あるクラスでは、すでに半分以上の子がこのファイナルミッションをクリアしています。他のクラスでも、続々とクリアする子が出てきました。誰かがクリアすると、周りの子どもたちも刺激を受けるようで、その結果、自主的に学習に取り組み始めます。これも「学び合い」の姿かもしれません。
ちなみに、ファイナルミッションをクリアすると、「スーパーコロコロキャット」というカードをゲットできます。「九九バトル」の最初のカード「コロコロキャット」のパワーアップ版です。このキャラクターのように、子どもたちの「九九」の力も、学習を通してパワーアップしてきました。子どもたちには、ファイナルミッションの結果から、自分たちの頑張りや成長を重ねて実感してくれると嬉しいです。
さて、早いもので3月に入り、今年度も今月で終了となります。私たち教職員も子どもたちと一緒に、今年度を振り返りながら、一年間の締めくくりをしていきたいと思います。

九九バトルの入門編のカード、『コロコロキャット』です。

『コロコロキャット』がパワーアップした『スーパーコロコロキャット』です。
令和8年2月27日(金曜日) 〜166〜
今日の5時間目、体育館で「わかば学級・卒業と進級を祝う会」が開催されました。この日に向けて、合奏や歌の練習から体育館の装飾、会場準備等まで、子どもたちがみんなで協力しながらそれぞれの仕事を進めてきました。特に、来年度のリーダー学年になる5年生の子どもたちは進行役も担当してくれました。自分の役割を精一杯果たそうと頑張っている子どもたちの姿が、とても立派でした。
プログラムの流れに沿って、司会の5年生が進行していきます。
「次は、卒業生の紹介です。」
担任の先生が6年生の名前を一人ひとり呼んでいきます。
「はい!」
呼ばれた子は席を立ち、前を向いて返事をします。時間にして数秒ですが、子どもたちの凛とした態度は、見ている私たちの心を熱くしてくれました。
続いては、わかば学級の子どもたち全員による合奏です。演奏する曲は、ドラゴンクエストの「序曲」と「冒険の旅」です。ドラクエ大好き人間の私にとって、嬉しすぎる選曲でした。子どもたちは長い期間を通して、この曲を一生懸命練習してきました。今日はその成果を存分に発揮することができたと思います。子どもたちの心がひとつになった素晴らしい演奏でした。
6年生からの出し物もありました。こちらは、1〜5年生の子どもたちも知らなかったようです。「6年生クイズ」という全員参加型の楽しい内容でした。6年生が給食で一番好きなメニューは…、一番心に残っている思い出は…等、見事に会場を盛り上げてくれました。さすが6年生です。
わかば学級のみなさん。今日は「卒業と進級を祝う会」にお招きいただき、ありがとうございました。今日のみなさんの姿からも、今までの頑張りや一人ひとりの成長の様子がしっかりと伝わってきました。6年生とのお別れの日が近づいているのは寂しいですが、まだ卒業式までは時間があります。一日一日を大切に過ごし、たくさんの田無小学校での思い出をつくってください。
子どもたちが作った「卒業と進級を祝う会」のプログラムです。
会場には、子どもたちの手作りの装飾がたくさんありました。
合奏・ドラゴンクエスト「序曲」「冒険の旅」…最高でした。
6年生の出し物は、会場にいる全員を楽しませてくれました。
令和8年2月26日(木曜日) 〜165〜
「校長先生、見てください。」
「ぼくのも見てほしいな。」
校内をまわっていると、いつも多くの子どもたちに声をかけられます。このことは、何度も「校長のつぶやき」でも書かせていただいています。しかし、先週以降、その数は圧倒的に増えています。それにはもちろん、理由があります。現在、田無小学校で「天下一飛行機王決定戦」が開催されているからです。どのクラスでも「紙飛行機」づくりが始まっており、子どもたちは得意気に自作の「紙ひこうき」を見せてくれます。
校長発信のイベントなので、私のところに質問も届きます。
「折り紙を切ってはダメなんですよね。」
「A4サイズの裏紙を使うのはどうですか?リサイクルにもなるし。」
今回は折り紙1枚を材料にして「紙ひこうき」を作ります。そのため、テープや糊で部品を貼り付けて補強すること、ハサミで折り紙を切って質量を変えることはNGにしています。「紙ひこうき」の折り方や投げ方が勝負のポイントになります。2月が終わるまでに、学級代表となる「紙ひこうき」をひとつ作ることになっています。そのためには、クラスのみんなでアイデアや意見を出し合いながら、協力して取り組む必要があります。クラスのチームワークの見せ所です。
先週と今週の2週間が、「紙ひこうき」の開発期間です。さっそく活発な「かかわり」が各クラスで見られます。タブレットで折り方の情報を集めているクラスもあれば、折り紙が得意な子を中心に大量生産しているクラスもあります。また、空港のように様々なタイプの「紙ひこうき」がズラリと並んでいるクラス、実際に飛ばし合いながら飛距離を確認しているクラスもあります。
「ぼくのクラスの代表機、もうすぐ決まりそうです。」
「校長先生!すっごく飛ぶ紙ひこうきができました!」
いいですね。各クラスの代表となる「紙ひこうき」が、いよいよ完成しそうです。しかし、まだ時間はあります。他のクラスに負けないためにも、さらなる改良を加えてみてください。一番遠くまで飛んだ「紙ひこうき」には、「飛行機王(ヒコーキング)」の称号が贈られます。3学期の学校イベント「天下一飛行機王決定戦」に、皆様もどうぞご注目ください。
令和8年2月25日(水曜日) 〜164〜
昨日の続きです。「田無アスタ」で行われた6年生の体験学習について書かせていただきます。
「今、お時間よろしいですか?」
「よろしければ、こちらのチラシをどうぞ。」
「田無アスタは、今年で31周年になります。」
子どもたちは店舗内を歩きまわりながら、ショッピング中のお客様に声をかけていました。自分たちが作った「田無アスタ」のチラシを配っているようです。当然、初対面のお客様ばかりなので、どうやって話しかけようかドキドキしている子がほとんどでした。そのような中、どこかでアルバイトの経験があるのでしょうか。お客様の目を見ながら、礼儀正しい態度と丁寧な言葉づかいで上手に接客している子もいました。たいしたものです。
私は別件があったため途中で学校に戻りましたが、子どもたちの体験はその後も続きました。後で話を聞いたところ、店舗内にポスターを掲示する仕事や館内放送のアナウンス等も担当させていただいたそうです。引率した先生たちの話によると、緊張の色は隠せないながらも、子どもたちは終始楽しそうに仕事に励んでいたようです。6年生のみなさん、よく頑張りましたね。
中学生になれば職場体験があり、高校生や大学生になればアルバイトを始める子も出てくるでしょう。将来的には何らかの職業に就き、生計を立てるためにお金を稼ぐ必要があります。遠いようで、実はそう遠くない未来の話です。今回の体験学習は、時間にして約3時間の内容でした。短時間ではありましたが、働く人たちの立場で物事を考えたり、行動したりする経験ができたことは、子どもたちにとっても貴重な機会になったと思います。教科書やSNSからでは学ぶことのできない大切な気付きが、子どもたちの心の中に生まれたことは間違いないでしょう。
最後になりますが、ご多用の中にもかかわらず、子どもたちに様々なお仕事を体験させてくださった「田無アスタ」の皆様には、大変お世話になりました。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
お客様にチラシを配りながら、内容を説明しているところです。
令和8年2月24日(火曜日) 〜163〜
西武新宿線田無駅から徒歩1分の場所に、たくさんの専門店やサービス店舗、レストラン等が入っている大型商業施設、「田無アスタ」があります。田無小の学区域にある商業施設なので、その立地条件の良さから、子どもたちだけでなく、本校の多くの教職員も利用させていただくことの多い場所です。(個人的な話で恐縮ですが、私もよく買い物に利用させていただいております。)今日の午前中、ここ「田無アスタ」を舞台に、本校の6年生の体験学習が展開されました。
6年生は総合的な学習の時間の中で、いろいろな仕事や働くことの意味について学習してきました。「おやじの会」の皆様から仕事のお話を聞かせていただいたり、西東京市役所にお邪魔してインタビューをさせていただいたり等、年間を通して探究学習を展開してきました。本日は「田無アスタ」の全面的なご支援・ご協力の下、実際に仕事を体験する機会を6年生に提供していただきました。
「いらっしゃいませー!」
駅近の大型商業施設ということもあり、朝からたくさんのお客様がいらっしゃいます。子どもたちは1階と2階の入口付近に立って、挨拶を担当します。今回の挨拶は「おはようございます」ではなく、「いらっしゃいませ」です。最初のうちは、慣れない挨拶に戸惑う子もいましたが、誰かが気合いの入った声を出し始めると、周囲の子も少しずつリラックスしてきたのでしょう。その後は、たくさんの元気な「いらっしゃいませー!」が聞こえるようになりました。
続いて、子どもたちはお店の前や駅周辺のゴミ拾いを担当しました。
「あっ!こんなところにタバコの吸い殻があった。」
「ライターも落ちていたよ。なんか変なにおいがする…。」
「でも、思っていたより、この辺りってきれいだよね。」
実際にゴミ拾いをしてみると、いろいろ見えてくるものがあります。ベンチ付近にゴミが多いことやお店の人たちが日常的に環境美化に努めていること等、子どもたちの中にも様々な気付きがあったようです。
さて、この後は店舗の中に入り…、このまま書き続けたいのですが、今回の「校長のつぶやき」は長文になってしまいました。明日に続かせていただきます。
「いらっしゃいませー!」お客様をお出迎えしています。
お店の前や駅周辺のゴミ拾いも頑張っていました。
前日の強風で飛ばされたゴミ等も、子どもたちはすすんで拾っていました。
令和8年2月20日(金曜日) 〜162〜
今日は2年生の教室で授業をしました。私が授業に入ることで察していた子もいたようですが、今回も算数の「九九バトル」について授業をしました。「校長のつぶやき」でも何度か紹介させていただきましたが、「九九バトル」は私が担任時代に作ったオリジナルの教材です。毎年、2年生の九九の学習の際に時間をもらって授業をしています。今年度も、子どもたちの意欲的な学習態度が継続できるように、定期的に私からミッションを出してきました。(ちなみに、ミッションをクリアすると、「九九バトル」で使用するモンスターカードをゲットできる仕組みになっています。)
ファースト・ミッションは、「九九の暗唱」です。多くの方にも経験があるかと思いますが、九九のすべての段を暗唱し、友達やお家の人、先生たちにチェックしてもらう内容です。暗唱の種類にも、「上り九九」「下り九九」「バラバラ九九」等があります。しっかり覚えていないと間違えてしまうため、子どもたちは粘り強く練習に取り組んでいました。
セカンド・ミッションは、学習アプリ「Monoxer(モノグサ)」を使ったタスクです。このタスクでは、アプリ内のAIが問題を出し続けてくるので、子どもたちはタブレットを操作しながら答えていきます。AIは正解や誤答のデータをもとに、理解度や記憶状況を毎回表示してくれます。このタスクの達成状況が100%になると、このミッションはクリアになります。
上記の2つのミッションは、2学期までに出したものです。本日、子どもたちに新たに発動したのが、ファイナル・ミッションとなります。ここでも学習アプリ「Monoxer(モノグサ)」が登場するのですが、大きく異なる点は、私が作成した九九の問題をクリアしなくてはならない点です。「5×7=□」のような問題は前回と同じですが、今回は「6×□=18」「□×7=63」のような問題も出てきます。「積」だけでなく、「かけられる数」も「かける数」も穴抜きになっているので、問題数は前回よりもはるかに多いです。しかも、AIが子どもたちの理解度に応じてランダムに問題を出し続けてきます。つまり、問題制作者は校長で、出題管理は「Monoxer(モノグサ)」のAIシステムということになります。この難易度の高いミッションこそが、「ファイナル・ミッション」です。子どもたちにとっても、相手に不足はないはずです。さあ、2年生の子どもたち、いざ勝負!
令和8年2月19日(木曜日) 〜161〜
特別な装飾で彩られた体育館に、司会を担当する代表委員のアナウンスが入りました。
「6年生が入場します。」
本日の主役である6年生が体育館後方から入場してきました。花のアーチを通って前に進み、体育館の舞台に用意されたひな壇に、一人、また一人と並んでいきます。凛とした表情で100名以上の6年生が整列している姿は、まさに貫禄十分。威風堂々たる卒業生の姿です。
本日の3・4時間目、田無小学校の体育館で『6年生を送る会』が行われました。この日のために、在校生である1〜5年生は、ペンダント作りや花のアーチ作り、会場の装飾作り等、様々な形で『6年生を送る会』にかかわってくれました。在校生の感謝の気持ちは、間違いなく6年生に届いたと思います。
また、会の中では、各学年が素敵な出し物を披露してくれました。在校生の出し物は、ダンスや歌、寸劇や対決シリーズ等、とても楽しくユニークなものばかりでした。どの学年にも共通していたのは、6年生への「ありがとう」と「大好きだよ」という思いです。6年生とのお別れが寂しくて、涙を流している子もいました。
6年生もお礼の出し物を披露してくれました。最初に、それぞれの学年に向けて、心のこもったメッセージを伝えてくれました。続いて、合唱です。名曲『旅立ちの日に』を、心をひとつにして歌ってくれました。当然ですが、6年生にとっては、今の友達と一緒に歌う機会も残りわずかです。きっと胸に込み上げてくる特別な感情もあったのではないでしょうか。
田無小で代々受け継がれてきた『最高学年のバトン』は、本日の『6年生を送る会』を通して、6年生から5年生へと確かに渡されました。これからは5年生の子どもたちが新しい最高学年として、学校を力強く支えてくれるでしょう。頼りにしていますよ。
そして、6年生の皆さん。どのような場面においても、常に先頭に立って力を発揮し、大車輪の活躍を見せてくれましたね。本当にありがとう!卒業までの時間は少ないですが、最後まで小学校生活を楽しんでくださいね。
6年生の入場です。在校生も一生懸命「花のアーチ」を高く持っていました。
「かかわり」の多かった1年生のダンスに、6年生も笑顔で拍手を送っていました。
6年生による合唱「旅立ちの日に」。きれいな歌声が体育館に響いていました。
6年生の代表児童の言葉です。子どもたちはとても真剣に聞いていました。
今日の「6年生を送る会」を中心になって担当した5年生の代表委員です。これからもよろしくお願いします。
令和8年2月18日(水曜日) 〜160〜
「あっ、校長先生。出張から戻ってきたんですか?」
「ぼくが学校に行く時に校長先生とすれ違ったよね。自転車でどこまで行ってきたの?」
子どもたちが言うように、本日、私は朝から出張でした。私が学校に戻ってきた時は、子どもたちは給食を食べ終える時間でした。そのため、今日は授業の様子をほとんど見ることができませんでした。以上のことから、本日の「校長のつぶやき」には、昨日の様子を書かせていただきます。
5時間目のことです。(←昨日のことですが…)3年生から6年生までの子どもたちが体育館に集まり、クラブ発表会が行われました。ステージの上には、各クラブのクラブ長が並んでいます。
「ぼくたち〇〇クラブは…(中略)とても楽しいクラブなので、みなさんも一緒にやりましょう。」
クラブ長は自分の所属するクラブの活動内容をわかりやすく説明し、その魅力や楽しさを上手に伝えていました。用意した原稿を読むだけでなく、会場の子どもたちから質問を受け付けたり、自分たちが練習している様子を実演して見せたり等、発表スタイルにも工夫が見られました。演劇クラブやダンスクラブ等、この日のために出し物を練習してきたクラブもありました。
「わたし、ダンスクラブに入ってみようかな…。」
「廊下に工作クラブや手芸クラブの作品が飾ってあったけど、みんな上手だなぁ。」
3年生の子どもたちは来年度からクラブ活動が始まります。今日のクラブ発表も夢中になって聞いていました。3年生のみなさん、入ってみたいクラブはありましたか?楽しみですね。
クラブ長のみなさんが、それぞれのクラブの活動内容を丁寧に紹介してくれました。
演劇クラブは、ステージを上手に使って、楽しい劇を披露してくれました。
ダンスクラブは、キレキレのかっこいいダンスを披露してくれました。
令和8年2月17日(火曜日) 〜159〜
「こんにちはー!」
「田無小学校の挨拶運動です。こんにちはー!」
通勤や通学の時間が過ぎ、人の往来も少し落ち着きを見せ始めたお昼前の時間帯のことです。田無駅周辺に、元気な子どもたちの声が響いていました。田無小学校5年生の子どもたちによる挨拶運動です。毎日正門で続けている挨拶運動が、ついに学校の外にまでその範囲を拡大しました。「自分たちの生活している街を、もっと明るくしたい!元気にしたい!」という思いから、5年生が行動に移したプロジェクトです。
先日の「校長のつぶやき」でも紹介させていただきましたが、5年生は総合的な学習の時間の中で、「自分たちが暮らす西東京市をより良くするために、どのようなことができるだろうか」というテーマで、学習を展開してきました。地域のボランティアサークル「ファミリーたなし」の皆様と一緒に取り組んだ清掃活動、地域の保育園「Nicot田無」の子どもたちを学校に招待した交流イベントも、この学習の一環です。道徳授業地区公開講座の際に、ゲスト講師であった「田無小おやじの会」の方から、「だれかのために できること」というテーマのお話を聞かせていただきましたが、5年生の子どもたちは立派に実践を続けています。
「ぼくたちが挨拶をしたら、挨拶を返してくれる人がいました。嬉しかったです。」
「たくさんの人に挨拶を返してもらいました。」
本日の挨拶運動を通して、子どもたちの中には新たな気付きや学びも生まれたようです。基本的に人は、一人で歩いている時は無言でいることがほとんどでしょう。私自身、毎日の通勤経路を振り返ってみても、誰か知っている人に会わない限りは、おそらく声を発することがないように思います。おそらく多くの人たちにとって、それが当たり前になっているのではないでしょうか。もちろん、誤解のないように申し上げておきますが、淡々とした日常が決して悪いというわけではありません。ただ、そのような日常の中に、少しでも「笑顔」や「元気」が増えたらいいなぁ…と、子どもたちは素直に考えたのでしょう。それが、今回の「挨拶運動」というプロジェクトにつながりました。子どもたちが大切にしている「挨拶」の輪が、学校の中だけではなく、学校の外にも広がってくれたら嬉しく思います。
5年生のみなさん、本日はよく頑張りましたね。お疲れ様でした。
田無駅入り口付近です。「こんにちはー!」の声が響いています。
こちらは田無駅改札付近です。挨拶を返してくださる方もたくさんいました。
田無アスタ入り口付近の様子です。ここでも子どもたちは大きな声で挨拶をしていました。
令和8年2月16日(月曜日) 〜158〜
「ぼくは折り紙が好き。よく飛ぶ紙飛行機も作れます!」
「わたしのクラスの◯◯ちゃんが折り紙が得意だよ。」
「あっ!校長先生、見て。この紙飛行機、けっこう飛ぶよ。」
本日、校内をまわっていると、たくさんの子どもたちから声をかけられました。今朝の全校朝会で、3学期に開催する新たなイベントを発表したからです。ちなみに、1学期は「天下一ジャンケン王決定戦」、2学期は「天下一計算王決定戦」でした。学校全体の子どもたちが楽しく「かかわり」ながら、ジャンケンの王者、計算力の王者を決定してきました。それぞれの大会の詳細については、過去の「校長のつぶやき」でも紹介しています。今回は割愛させていただきます。
前置きが長くなりました。3学期の「かかわり」プロジェクトとして開催するのは、「天下一飛行機王決定戦」です。折り紙で作った紙飛行機を飛ばし合い、最も遠くまで飛んだ紙飛行機の「クラス」が優勝となります。ここで、なぜ「人」ではなく、「クラス」としたのかと言うと、理由があります。大会にエントリーする「紙飛行機」を、クラスごとに作ってもらうからです。折り紙が得意な子を中心に作っても、みんなでアイデアを出し合いながら作っても、問題ありません。あるいは、各自が作った「紙飛行機」を飛ばし合い、一番遠くまで飛んだものをクラスの代表機としてエントリーしても構いません。クラスの代表機を決定する過程は、クラスごとのマネジメントに任せています。子どもたちが意見を出し合いながら、より良い方法を導き出してくれれば、それもまた良い「かかわり」だと考えます。
クラスの代表となる「紙飛行機」が決まれば、そこからは本格的な勝負が始まります。まずは学年間で競い合い、最も飛んだ「紙飛行機」が決勝に進みます。決勝は、各学年のチャンピオンとなった「紙飛行機」が一斉に集まります。会場は体育館です。ステージの上から「紙飛行機」を飛ばし、一番遠くまで飛んだ「紙飛行機」が、そうです。「飛行機王」、別名「ヒコーキング」となります。
さあ、今日から2月いっぱいは、「紙飛行機」の開発・準備期間です。クラスごとの「紙飛行機」づくりに注目していきたいと思います。
令和8年2月13日(金曜日) 〜157〜
今週の月曜日の「校長のつぶやき」には、久しぶりに積もった雪のことを話題に書かせていただきました。しかし、金曜日の本日は、春のような温かい日差しが降り注ぐ一日となりました。三寒四温というには、まだ若干早いような気がしますが、それでも気温差が大きい一週間でした。空気が乾燥している中で、気温の変化が大きくなると、人は体調を崩しやすくなってきます。事実、西東京市内の小中学校においても、学級閉鎖の情報が増えてきました。今のところ、田無小学校はまだそこまでの状況ではありません。しかし、油断は禁物です。学校でも、うがい・手洗いの励行と定期的な換気には、十分気を付けていこうと思います。
さて、本日はロング昼休みがありました。今日のロング昼休みは、「TANASHI ライブ・パフォーマンス」ではなく、異学年で交流する「たてわり遊び」です。2学期から毎月1回のペースで行っているので、子どもたち同士の関係性もかなり深まってきました。事前に上級生を中心に、みんなで休み時間をどのように過ごすのかを話し合っています。「いす取りゲーム」「なんでもバスケット」「ハンカチ落とし」等の定番ゲームもあれば、「神経衰弱」「ふうせんバレー」「Kahoot!(タブレットを使った早押しゲーム)」等、トランプやタブレットを使ったゲームもあります。子どもたちは遊びがワンパターンにならないように、自分たちで工夫を凝らしています。担任の先生たちは特に口を出すことはしません。ロング昼休みの間は、子どもたち同士の「かかわり」を優しく見守っています。
もちろん、子どもたち同士のことですから、意見の衝突やトラブルが起きてしまいそうな場面もあります。そこに教師が介入して、解決を手伝ってしまうことは簡単です。しかし、それは子どもたちのせっかくの成長の機会を奪ってしまうことにもなりかねません。大切なのは、子どもたちが自分たちでトラブルの原因を共有したり、みんなで解決策を話し合ったりすることだと考えます。おかげさまで、ロング昼休みの「たてわり遊び」も本校の特色として根付いてきました。大きな事故やケガの場面でない限りは、教師は静かに子どもたちを見守り続ける存在でいたいと思います。(時には口を出したくなる場面もありますが…、グッとこらえるように頑張ります。)
上級生と下級生が一緒に遊ぶ「たてわり遊び」の様子です。このチームは、『なんでもバスケット』かな?
「だーるーまーさーんーがー…ころんだ!」
令和8年2月12日(木曜日) 〜156〜
「できた!これであってるかな?」
「9時30分は…、短い針が9で長い針が6だよね。」
「給食を食べ始める時間は…」
1年生の教室に行くと、算数の授業中でした。子どもたちは時計の器具を使って、針をグルグル動かしながら、指定された時刻を表示していました。お題の時刻が表示できると、「できたー!」と言いながら、自信たっぷりの表情で時計を先生に見せていました。
スマホ、PC、テレビ、電子レンジ、洗濯機…。わたしたちの身の回りには多くの通信機器や電化製品があります。それらのほとんどには液晶ディスプレイが実装されており、デジタル表示のタイマー機能も搭載されているのではないでしょうか。様々なデジタルコンテンツやAI機能が隆盛を極める現代社会においては、デジタル表示が無くては成り立たない世の中になっているのかもしれません。
しかし、時計に関してはどうでしょうか。アナログ表示も多く使用されているのが興味深いところです。たしかに、アナログの時計はデザイン的にもオシャレで、今でも根強い人気がありますからね。ただ、学校等の公共施設でアナログ時計が使われることが多いのは、他にも理由があるようです。アナログ時計はデジタル時計よりも、現在の時刻が視覚的にわかりやすいという効果があります。短針と長針が作り出す角度や位置関係で、人は大まかな時刻を把握できるからです。これは、日常的な生活習慣の中で、人が知らず知らずのうちに身に付けた能力なのかもしれません。そう考えると、学校の教室にアナログ時計が多く使われているのも、なるほど、理にかなっているのではないでしょうか。
「あと5分で休み時間が終わるよ。」
「急いで教室に戻らないと。次の授業って何だっけ…?」
今日も子どもたちは、教室や校庭の時計を確認しながら、元気よく学校生活を送っています。
時計の針を動かして、先生が提示した時刻を作っています。
「はい、できたー!」時計を使った学習は、みんな得意のようです。
令和8年2月10日(火曜日) 〜155〜
「校長先生!わたしたちは何番目に出るんですか?」
登校時、一人の女の子が私に声をかけてきました。朝から気になって、ドキドキしていたのでしょう。それもそのはずです。その子は、本日のロング昼休みに行われる『TANASHI ライブ・パフォーマンス』に出場するパフォーマーだからです。自分たちのチームの出番を早く知りたかったのでしょう。伝えるのが遅くなってしまい、申し訳ないです…。
校長プロジェクトとして始めた『TANASHI ライブ・パフォーマンス』は、毎月1回のペースで開催しています。毎回6〜7チームがエントリーし、素晴らしいパフォーマンスを披露しています。以前の「校長のつぶやき」にも書かせていただきましたが、子どもたち同士の「かかわり」の輪を大きくしたい、子どもたちが「挑戦」できる場を整えたい…というのが、『TANASHI ライブ・パフォーマンス』の目的です。子どもたちの活躍や頑張りのおかげで、このイベントも本校の新たな特色になってきました。
「今日は〇〇ちゃんがダンスを踊るんだよ。絶対に見に行かなくちゃ。」
「学童クラブが一緒の〇年生の〇〇が出るって聞いたけど、何のパフォーマンスをするのかな?気になるから見に行こうかな。」
いやはや、子どもたちのネットワークも侮れません。友達や知り合いが登場する情報を、しっかりと入手しています。中には、「〇〇応援団」のような形で一か所に集まり、みんなでエールを送っている姿もありました。頑張る友達を一生懸命応援する子どもたち…、素敵ですね。
「次回のライブ・パフォーマンスはいつですか?今からエントリーって、できますか?」
本日のイベントが終わると、次回のライブへの意気込みを見せる子が続出しました。舞台で素晴らしい特技を披露したパフォーマーたちから、新たな刺激をもらったようです。誰かの「挑戦」が、また新たな誰かの「挑戦」を生む…、このような広がりもまた嬉しく思います。「笑顔いっぱい!元気いっぱい!力いっぱい!」の子どもたちを、私たちも力強く支えていきます。
ちなみに、3月の『TANASHI ライブ・パフォーマンス』にエントリーするのは、卒業を間近に控えた6年生のみです。6年生が後輩たちにどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、今からとても楽しみです。
『ライブ・パフォーマンス』に、初めて1年生が登場しました。完成度の高いダンスを披露してくれました。
2年生のチームは「フラッシュ暗算」に挑戦しました。見事、全員成功のパーフェクトでした。
本日の大トリを務めたのは、4年生チームです。圧巻の縄跳パフォーマンスでした。
令和8年2月9日(月曜日) 〜154〜
「ねえねえ、昨日は家のまわりに雪がたくさん積もったんだよ。」
「わたしはお家で雪だるまを作ったよ。」
「ぼくは3段の雪だるまを作ったよ。お団子みたいな形の。」
「わたしは友達と雪合戦をして遊びました。楽しかった!」
「今日の休み時間は校庭で雪遊びをしたいな。校庭って、使えるのかな?」
記録的な少雨と空気の乾燥が続いていた太平洋側の地域にも、一昨日から昨日にかけて雪が降り続き、地面を白く覆うほどの積雪となりました。そのため、昨日は友達やお家の人たちと一緒に雪遊びを楽しんだ子どもたちも多かったようです。今朝になっても昨日の雪はまだ残っており、登校する子どもたちの中には、大事そうに雪を手に持っている子もいました。大人はウンザリしてしまうことの多い大雪ですが、なかなか雪を身近に感じることのできない東京の子どもたちにとっては、雪は貴重な遊び相手なのかもしれませんね。結果的には、東京は数センチの積雪で済みました。しかし、最強寒波の襲来が続く雪国の積雪は、この比ではありません。年々厳しくなる夏の猛暑や冬の豪雪等のニュースを見る度に、自然の脅威やその力の大きさを痛感します。立春が過ぎたとはいえ、しばらくの間は、まだまだ冬将軍は居座り続けるでしょう。体調管理には十分に気をつけていきたいですね。

田無小学校の校庭にも、昨日まで降り続いた雪はまだ残っていました。
令和8年2月6日(金曜日) 〜153〜
「ジャンケンポン!やったー、勝った!」
「うれしいな。わたしの色がだいぶ増えてきたよ。」
1年生の授業の様子です。教科書に5×5のマス目があり、ジャンケンに勝った子が1マス分だけ色を塗っていきます。このジャンケンを繰り返し、最終的に自分の色のマスと相手の色のマスのどちらが多いかを比べます。陣取り合戦にも似ていますが、これは立派な算数の学習です。1年生の算数「どちらがひろい?(ひろさくらべ)」の単元で、後の面積の学習につながっていく内容でもあります。もちろん、この段階で公式や単位等を学習するわけではありません。しかし、「どちらが広いかな?」というゲーム結果を得るためには、様々な方法で比べ方を考える必要があります。このような活動を繰り返すことで、広さ(面積)に関する理解が深まっていきます。……と、いろいろ書きましたが、あまり難しく考えなくても良いようです。1年生の子どもたちは、実にシンプルにジャンケンと陣取り合戦を楽しんでいました。それもまた「良し」です。
5時間目の体育館では、4年生の体育の授業が行われていました。東京教師道場の研究授業です。ちなみに、東京教師道場というのは、授業研究を通して、2年間継続的に指導・助言を受け、教科等の専門性を一層高めるとともに、他の教員の指導的役割を担うことができる資質・能力を磨く研修です。教師道場の部員は、授業力向上を目指す東京都の選抜メンバーでもあります。本校にも教師道場で学んでいる先生がおり、本日はその先生の研究授業が行われました。
「ふんわりしたパスの方が打ちやすいかな。」
「OK。じゃあ、こんなパスならどう?」
子どもたちは、ネット型ゲームの「ぼよよんボール」に取り組んでいました。「ぼよよんボール」はキャッチーなネーミングになっていますが、一般的には「プレルボール」として知られているネット型ゲームです。ボールを手で打ちつけて相手コートに返球したり、ラリーを続けたりする楽しい運動で、バレーボールにも似た要素があります。ルールも自分たちで調整しながらプレーできるので、初心者も比較的馴染みやすく、安心して始めることができます。今日の授業の中でも、子どもたちはかなりコツをつかんだようで、試合ではテンポの良いラリーも見られるようになりました。次回の「ぽよよんボール」も楽しみです。
ジャンケンで勝ったら、1マスだけ色を塗ります。さて、どっちが勝ったのかな?
となりの友達と楽しそうに関わりながら、共に学ぶ1年生です。
4年生の「ぽよよんボール」の授業です。さあ、チャンスボールが来たぞ!
子どもたちも上手になってきました。ラリーが続きます。
東京教師道場の関係の先生方や本校の先生たちも、4年生の授業を参観していました。
令和8年2月5日(木曜日) 〜152〜
一昨日の「校長のつぶやき」から、抜粋させていただきます。
◆たくさんの「はじめて」を経験しながら、「できること」を増やしている子どもたちです。カッターが自在に使えるようになると、工作の技能も飛躍的に上がります。これからの図工の授業も楽しみですね。
これは、2年生が「カッター」の使い方を練習している場面を見て、私が感じたこと書かせていただいた内容です。校内をまわっていると、さっそくその時と似たような場面に出会いました。
昨日のことですが、4年生の図工の授業です。今回は、初めて「彫刻刀」を使用します。「平刀」「丸刀」「三角刀」等の専門的な名称を覚えるだけでなく、それぞれの彫刻刀の特徴についても学びます。もちろん知識だけでは、図工の学習は成立しません。実際に使ってみる必要があります。カッターよりも、本格的な刃物です。刃の迫力が違います。子どもたちはドキドキしながらも、興味深そうに自分の彫刻刀を見つめています。
「うわー、なんかカッコいい。」
「指を切ったりしないかな…。ちょっと怖いな…。」
何事も慣れないうちは怖いものです。しかし、経験しなければ、前に進むことはありません。ゆっくりじっくり練習してみましょう。
「あっ、三角刀だと、細く彫れるぞ!」
「丸刀は彫りやすいな。」
彫刻刀の練習が始まると、いろいろな気付きや発見があったようです。子どもたちは彫刻刀の使用感を確かめながら、彫り進めていきます。
「しまったー!彫りすぎて、穴ができちゃった!失敗だー!」
これも「彫刻刀あるある」ですね。深く彫りすぎてしまうと、板を貫通してしまうことがあります。しかし、これも挑戦したからこその気付きです。失敗ではありませんよ。必ず次につながりますから。
さて、冒頭の言葉の繰り返しになりますが…。
たくさんの「はじめて」を経験しながら、「できること」を増やしている子どもたちです。これからも新しいことに、どんどん挑戦してくださいね。
いろいろな種類の彫刻刀を使って練習しています。
「・・・。」どの子も無心で彫り進めています。彫り進める感覚が心地よいのかもしれませんね。
令和8年2月4日(水曜日) 〜151〜
今回の「校長のつぶやき」は、5年生の授業の様子について紹介させていただきます。5年生は総合的な学習の時間の中で、「自分たちが暮らす西東京市をより良くするために、どのようなことができるだろうか」というテーマで、学習を展開してきました。
昨日のことです。5年生の子どもたちは、地域のボランティアサークル「ファミリーたなし」の皆様と一緒に、地域の清掃活動に出かけました。自分たちが遊んでいる公園にゴミが多いことや、たくさんの人で賑わう駅前にも落ちているゴミをよく見かけるということで、ゴミ拾いのコースを自分たちで話し合って決めたそうです。
「自動販売機の下にタバコの吸い殻があったよ。」
「校長先生!公園の近くの茂みに、焼きそばの容器が落ちていました。まったく誰が捨てたんだろう。」
「うわっ!なんだかよくわからないものが草むらに落ちてるぞ!」
持参した大きなビニール袋が何枚もいっぱいになるほど、たくさんのゴミを集めることができました。活動を通して、多くの気付きもあったようです。清掃活動は大変な仕事ですが、子どもたちは生き生きと、そして楽しそうに仕事に励んでいました。学校に戻ってきたときの爽やかな表情が、とても印象的でした。お忙しい中にもかかわらず、ご協力いただいた「ファミリーたなし」の皆様、本当にありがとうございました。
話は変わって、本日のことです。5年生の子どもたちは、地域の保育園「Nicot田無」の子どもたちを学校に招待して、一緒に学校の中を歩いて案内したり、レクリエーションを通して交流を深めたりしていました。
「ここが職員室です。学校の先生たちがお仕事をしている部屋です。」
「階段を上るときは気を付けてね。」
優しく話しかける5年生の子どもたちの姿が微笑ましかったです。5年生は、「地域の小さな子どもたちのために何かをしてあげたい」という思いから、このプロジェクトを考えたそうです。本日来校した保育園の子どもたちは、来年度1年生になります。その時は、今の5年生は最高学年です。1年生をお世話したり、様々な交流を行ったりする兄弟学年になります。今日の活動を通して、保育園の子どもたちも、小学校には優しくて頼もしいお兄さん、お姉さんたちがいっぱいいることに気が付いたのではないでしょうか。5年生のみなさん、よく頑張りましたね。
先月の道徳授業地区公開講座の意見交換会に、5年生は児童代表で参加しました。そこで、ゲスト講師であった「田無小おやじの会」の方から、「だれかのために できること」というテーマのお話を聞かせていただきました。それが直接的な要因になったかどうかはわかりませんが、子どもたちの心の中に、きっと響くものがあったのでしょう。子どもたちはさっそく行動に移してくれました。5年生のこれからの活躍にも、どうぞご期待ください。
「あっ!ゴミ発見!」「こんなところにもあったよ!」みんなでゴミを捜索中です。
「ファミリーたなし」の皆さんと一緒に、子どもたちは地域清掃を頑張りました。
保育園の子どもたちを優しく案内している5年生です。
教室では仲良く一緒に遊びました。「進化ジャンケン」が盛り上がっていました。
令和8年2月3日(火曜日) 〜150〜
「蛇腹みたいに折ったら、頑丈になるんじゃないかな?」
「その上に紙を敷いて、もう一段同じものを乗せてみよう。」
「うーん、だいぶ強度が上がったけど、水の入ったペットボトルは乗るかな…。」
理科室に行くと、6年生の子どもたちがグループで話し合いながら、紙を使って何かを作っていました。今日の理科の授業は、お楽しみサイエンスです。課題は、『丈夫な橋をつくれ!ペーパーブリッジコンテスト!』です。橋づくりの材料は紙(5枚以内)、それだけです。紙を折るのはもちろん、ハサミで切ったり、糊で貼ったりすることもOKです。橋の上に乗せたおもりの重さで競います。シンプルですが、なかなか難易度の高い課題です。子どもたちはみんなでアイデアを出し合い、トライ&エラーを繰り返しながら、「橋づくり」に挑戦していました。さて、丈夫な橋は完成したかな?
「あれ?切ったはずなのに、切れていないなぁ。」
「もう少し力を入れた方がいいのかも…。」
2年生の教室に行くと、カッターの使い方を練習しているところでした。たしかに、大きくなれば、当たり前のようにカッターを使う場面があります。しかし、カッターは刃物の仲間ですから、最初のうちは怖いものです。扱いに慣れるまでは、ゆっくりと慎重に使うことが大切ですね。(もちろん、慣れた後でも安全に使うことが重要です。)2年生の子どもたちは練習用の紙を使って、ドキドキしつつも、力加減を上手に調整しながら頑張って練習していました。
「やったー、見て!うまく切れたよ!」
紙を裏返して、切れたかどうかを何度も確認している子がいました。嬉しそうな表情がとても印象的でした。たくさんの「はじめて」を経験しながら、「できること」を増やしている子どもたちです。カッターが自在に使えるようになると、工作の技能も飛躍的に上がります。これからの図工の授業も楽しみですね。
紙の折り方や並べ方を工夫しています。いろいろ試してみるのも大事ですね。
みんなで知恵を出し合えば、きっと頑丈な「ペーパーブリッジ」ができるはず。がんばれ!
こちらは2年生。ただ今、カッターの使い方の練習中…。見事な集中力です。
カッターの持ち方、刃の角度、紙をおさえる手の位置…。準備は整いました。さあ、いざ本番!
令和8年2月2日(月曜日) 〜149〜
一昨日の土曜日のことになります。田無小学校を会場にして、「漢字検定」が行われました。
見慣れているはずの校舎内に、試験会場特有の空気が漂っていました。集合場所の図書室に、70名弱の子どもたちが待機しています。「漢字検定」を初めて受ける子も少なくありません。緊張を隠し切れない様子で、周囲をキョロキョロと見回しています。一方で、「漢字検定」の経験者もいます。持参した問題集を活用しながら、落ち着いた表情で最終チェックをしています。当然、子どもたちの中にも経験の差はあります。しかし、「自分の力を試してみたい」「難しいことに挑戦してみたい」という強い気持ちは同じです。さあ、間もなく検定試験が始まります。みんな、がんばれ!
以前にも「校長のつぶやき」で書かせていただきましたが、今年度から「漢字検定」を新たに始めてみようと考えたのは、子どもたちが培ってきた「漢字の力」を発揮できる場、挑戦できる場を用意したいと思ったからです。今年度から本校では学習アプリ「Monoxer」を導入し、3学期からは「ミライシード」の活用も始まりました。子どもたちがAIツールを活用しながら漢字の練習に励む姿は、もはや日常的なものになりました。もちろん、デジタル教材だけではなく、従来のようにノートやプリント等も用いながら、手書きで練習する活動も取り入れています。「放課後こども教室」で行われている漢字教室にも、子どもたちは意欲的に参加しています。このように、デジタルとアナログ(リアル)、両者をバランスよく活用する「学びのハイブリッド」は、本校が力を入れて実践を積み重ねている強みでもあります。その中で、子どもたちは毎日一生懸命練習に励み、「漢字の力」を高めています。だからこそ、その力を存分に発揮できる場があれば、子どもたちの学習意欲はさらに向上し、お互いの力を高め合うのではないかと考えました。結果的には、学校がお休みの日だったにもかかわらず、当日は大勢の子どもたちが会場に集まり、それぞれの目標とする級の検定に果敢にチャレンジする姿がたくさん見られました。
検定が終わると、ようやく重圧や緊張から解放された喜びがあったのでしょう。近くの友達と話し始めたり、問題集で漢字を確認したりする姿が見られました。試験を受けた後の子どもたちの様子は様々でしたが、大きな挑戦を終えた清々しさのようなものは、どの子からも感じられました。このような挑戦を経験することで、人は重圧や緊張を克服する強さを身につけていくのかもしれませんね。
最後になりますが、本校は「コミュニティ・スクール」となったこともあり、多くの地域の方々に日々の教育活動を支えていただいています。今回の「漢字検定」に関しても、施設開放運営協議会の皆様をはじめ、保護者の皆様、地域の皆様に、多大なるお力添えをいただきました。常日頃の力強いご支援、ご協力に、改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
試験の説明が始まりました。子どもたちはドキドキしながらも、真剣に話を聞いています。
試験会場の様子です。静寂に包まれています…。
素晴らしい集中力です。問題用紙をめくる音、鉛筆で文字を書く音、それ以外は何も聞こえてきませんでした。
令和8年1月30日(金曜日) 〜148〜
「ねえねえ、これも合体してみようよ」
「あっ!だいぶピラミッドみたいになってきた!」
「くずれないように、そーっとやらないと…。」
1年生の教室に行くと、机がすべて後方に下げてありました。フロアを広く使うために、みんなで場所を整えたのでしょう。箱、洗濯ばさみ、紙コップ、ペットボトルキャップ…。いろいろな種類のものがたくさん準備されています。これらは、図工の授業の中で使う材料です。今日の学習のめあては、「たくさんの材料で何ができるか考えよう。」です。子どもたちは目の前にある様々な材料を使って、くっつけたり、並べたり、あるいは積み重ねたりしていました。子どもたちのイメージは無限大です。とても楽しそうに取り組んでいました。
こちらも1年生です。音楽の授業の様子です。トライアングル、すず、ウッドブロック…。数人ずつ前に出て、楽器を演奏しています。自分たちで考えたイメージや雰囲気を、楽器を使って表現しています。それぞれの楽器の特徴を考えながら、音を鳴らす回数や音の大きさ、テンポ等を工夫しているのが伝わってきました。
「次、ぼくたちもやってみたいです!」
「わたしもやります!」
次の奏者を決める際、手を挙げてアピールしている子がたくさんいました。みんなの前で演奏するのはドキドキすることですが、それ以上にやってみたい気持ちが強いのでしょうね。1年生の子どもたちは果敢に挑戦していました。
今回紹介させていただいた授業には、共通している点があります。それは友達と「かかわり」ながら、協同的に学習を進めている点です。これからも、子どもたち同士の「かかわり」を更に充実させながら、楽しい授業を作っていきたいと思います。
みんなで力を合わせて、何かを作っています。何ができるのかな?
お見事!紙コップを積み重ねた大きなピラミッドの完成です。
みんなの前で、堂々と演奏することができました。素晴らしい!
令和8年1月29日(木曜日) 〜147〜
「うわー、かなりブクブクしているね。」
「今、94度くらいかな。もっと上がりそう。」
「見て。沸騰石が激しく動いているよ。」
理科室では、4年生の子どもたちが実験をしていました。「水を熱すると、水のようすや温度はどのように変わるのだろう。」という課題について、グループごとに調べているようです。温度計で細かく水の温度を測りながら、その時の水の様子を詳しく観察しています。温度計をチェックする子、水の状態を注視する子、ノートに結果を記録する子、役割を分担しながら、みんなで協力して実験を進めていました。夢中になって取り組んでいる子どもたちの姿がとても印象的でした。
「電流を流すと…、ほら、くっついた!」
「コンパスの針も動くよ!」
こちらは5年生の授業です。同じく理科室で、電磁石の実験をしていました。ご存知のとおり、電磁石は電流を流すと、磁石と同じはたらきをするようになります。今日の授業中、子どもたちは電磁石に釘をつけたり、方位磁針に近付けたりして、思い思いに実験に取り組んでいました。電磁石はスイッチをONやOFFにするだけで、その性質が瞬時に切り替わるのが大きな特徴です。身の回りでも「電子ロック」等に応用されています。理科の授業で学んだことが、私たちの生活をどのように支え、豊かにしているのかを考えてみるのも面白いですね。
私は社会科が専門なのですが、理科の学習は観察や実験があるので、実は昔から興味のある教科のひとつです。子どもたちが楽しそうに取り組んでいると、つい一緒になって、実験に参加したくなってしまいます。子どもたちの邪魔にならないように、これからもさり気なく実験に参加してみようと思います。
ブクブクと水が沸騰してきました。子どもたちは真剣に観察しています。
電磁石の実験中です。釘はどのくらいくっついたかな?
令和8年1月28日(水曜日) 〜146〜
「字がうまくなった。」
「九九が言えるようになった。」
「きゅう食をぜんぶ食べられるようになった。」
2年生の教室に行くと、生活科の授業中でした。黒板には、『入学してからの自分の成長を見つめよう。』というめあてが書かれていました。2年生の3学期の生活科には、自分自身の成長を振り返る単元があります。上記の言葉は、子どもたちがそれぞれの「できるようになったこと」を紙に書き表したものです。学習面だけでなく生活面においても、子どもたちは驚くほどのスピードで日々成長しています。子どもたちが書いた紙の中には、次のようなものもありました。
「自分に自信がもてるようになった。」
この子はきっと、苦手なことを克服したり、大きな課題をやり遂げたりした経験を積み重ねて、自分に自信がもてるようになったのでしょう。素敵なことです。これからも胸を張って進んでください。
「校長先生、お待ちしていました。調理実習で作ったので、食べてください。」
中休みが終わる頃です。わかば学級の6年生の男の子が、校長室の前で私のことを待っていました。私は「ライブ・パフォーマンス」のダンス練習に付き添っていたので、中休みの間は体育館に行っていました。その男の子は、自分たちが調理実習で作った料理を私に食べてほしいということで、私が校長室に戻るまで待っていてくれたのです。お待たせして申し訳ないです。調理実習で子どもたちが作ったのは、「サンドイッチ」と「豆苗のスープ」です。どちらも味付けが絶妙で、とても美味しかったです。スープもベーコンの味がよく出ていました。わかば学級のみなさん、いつも美味しい料理を届けてくれて、本当にありがとうございます。みなさん、料理が上手ですね。試食はいつでも引き受けますからね。(←食べること大好きです。)
2年生の授業の様子です。自分自身の成長を書き出して、黒板に貼っています。
わかば学級の子どもたちが調理実習で作ったメニューです。とても美味しかったです。ご馳走様でした。
令和8年1月27日(火曜日) 〜145〜
「今日も『ちゃちゃまる』はモリモリにんじんを食べています。元気です。」
毎朝、飼育委員会の子どもたちは早めに登校して、『ちゃちゃまる』のお世話を頑張っています。エサや水を新しいものに交換したり、ハウスの中を掃除したり等、やることは多いです。もちろん『ちゃちゃまる』は生きていますので、フンの後始末もしなければいけません。しかし、誰も嫌な顔をすることなく、みんなで協力しながら、テキパキと仕事を進めています。気持ちの良い働きぶりです。『ちゃちゃまる』が元気に食事をしている様子を、今日も飼育委員会の子どもたちは優しい表情で見つめていました。きっと『ちゃちゃまる』も感謝の気持ちでいっぱいだと思いますよ。
「この洗濯機とこの洗濯機…、どっちが古いのかな?」
「こっちの洗濯機はボタンが少ないから…。」
わかば学級の3年生の教室に行くと、昔の道具について学習しているところでした。5種類の洗濯機の写真があり、古いものから新しいものへと並べていく活動なのです。「脱水用ローラー付」「全自動」「二槽式」「ドラム式」…。大人であれば、実際の日常生活の中で体験的に理解していますが、9歳の年齢の子どもたちにとっては難しそうです。ただ、どの子も一番古いと判断していたのは、「たらいと洗濯板」でした。
「いいよ!そのリズム!」
「うまい!脚がしっかり前に伸びている。」
校庭では、5年生がハードル走に挑戦していました。多くの子どもたちがリズムや姿勢を確かめながら練習している中、奥の方のコースで、ハードル(障害物)に恐れることなく、トップスピードで走り続けている子がいました。減速しないように、体を前傾させて、脚を大きく前に出しています。おっ、どうやら好タイムが出たようです。周りで見ていた子も拍手を送っています。ナイスチャレンジでした。
「ニンジン大好き!」(ちゃちゃまるの気持ちを代弁しました。)
5年生のハードル走の様子です。スピードに乗った良い走りです。
令和8年1月26日(月曜日) 〜144〜
「あっ!あそこに衣川選手がいる!」
「うわー、周りにたくさんの人たちが集まってきたよ。」
午前中のことです。わかば学級の子どもたちと一緒に、「東京2025デフリンピック 衣川 暁選手報告会及び表彰式」に行ってきました。衣川選手は、11月に開催された「東京2025デフリンピック」の柔道女子70キログラム級において、銅メダル獲得という輝かしい成績を収められました。本日はその報告会と表彰式が西東京市の田無庁舎で行われるということで、わかば学級の子どもたちも参加させていただきました。実は、わかば学級の子どもたちは大会前に行われた壮行会にも参加しているので、衣川選手と直接お会いするのは、本日で2回目になります。ただ、その時と大きく異なるのは、衣川選手の首には輝く銅メダルがかけられているという点です。
9月12日と16日の「校長のつぶやき」でも紹介させていただきましたが、わかば学級の子どもたちは「デフリンピック」について学習を進めてきました。9月には、デフバドミントンの鎌田真衣選手にご来校いただき、子どもたちに向けて、特別な体験授業と貴重なお話をしていただきました。11月21日には、京王アリーナTOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)を会場に熱戦が繰り広げられていた「バドミントン」を観戦してきました。長期間にわたってデフリンピックの学習を積み重ね、素敵なアスリートたちとふれ合ってきた子どもたちです。本日も、みんなで作った「衣川選手、おめでとう!」のお祝いのメッセージを、直接ご本人に手渡しさせていただくことができました。子どもたちの中に、またひとつ素晴らしい思い出ができたことは間違いありません。衣川選手、本当にありがとうございました。そして、改めて伝えさせていただきます。柔道女子70キログラム級の銅メダルの獲得、おめでとうございます!心よりお祝い申し上げます。
子どもたちが作ったメッセージを衣川選手に受け取っていただきました。
衣川選手と一緒に集合写真を撮らせていただきました。やったね!
令和8年1月24日(土曜日) 〜143〜
今日は土曜授業公開日。道徳授業地区公開講座がありました。たくさんの保護者の皆様、地域の皆様にもお越しいただき、子どもたちはとても嬉しそうでした。ありがとうございました。そして、本日も様々な場面がありましたので、紹介させていただきます。
1・2時間目、体育館では4年生の子どもたちがステージの上でいろいろな発表をしていました。4年生は10歳という節目の年を迎える学年ということで、本日は「10th Anniversary」のイベントを開催しました。子どもたちは、総合的な学習の時間の中で学んだ「共生社会」について、自分たちで調べたことや考えたことを堂々と発表していました。その後は、それぞれの夢や目標をステージの上で宣言する場面もありました。あと10年もすれば、社会人として働いている子がいるかもしれません。自分の将来の姿を見据えながら、自信をもって語れることはとても大切ですね。立派な「10歳の宣言」でした。
本日の道徳授業地区公開講座は、「だれかのために できること」を全体のテーマとして、道徳の授業や意見交換会を実施しました。4時間目に行われた意見交換会では、学校側から本日の道徳の授業や日々の教育活動をもとに、学校と家庭・地域が一体となった道徳教育の大切さについて説明させていただきました。そして、意見交換会のゲスト講師には、本校の子どもたちが大変お世話になっている「田無小学校おやじの会」の方々をお迎えしました。意見交換会には5年生の子どもたちも参加し、トークイベント形式で進行させていただきました。
おやじの会の方々は、子どもたちからの質問にもひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。活動を続けることの楽しさやりがい、あるいは大変さや苦労等、ご自身の思いを踏まえながら幅広く答えていただきました。貴重なお話を通して、子どもたちは全体テーマである「だれかのために できること」について、自分なりの考えをもつことができたのではないでしょうか。5年生の話を聞く態度や質問をするときの姿勢からも、その様子が伝わってきました。
おやじの会の皆様、本日はご多用の中にもかかわらず、本校の教育活動にご協力くださり、本当にありがとうございました。これからも様々な場面でお世話になることが多いと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
4年生は実行委員会のメンバーを中心に、「10th Anniversary」を成功させました。よく頑張りました。
令和8年1月23日(金曜日) 〜142〜
1時間目のことです。校内をまわっていると、4年生の教室から元気な声が聞こえてきました。ただし、盛り上がっていたり、騒いでいたりするような、ワイワイガヤガヤの声ではありません。秩序正しく、何かを音読しているような大きな声です。はっきりと何かを読み上げているようです。私は気になったので、教室の中に入ってみました。
その声の正体は、クラスの全員が自分の席で国語の説明文を音読している場面でした。どの子も自分の机の前に立ち、教科書を目の高さで持っています。なるほど、姿勢は大事です。下を向いて読むと、声は遠くまで届きません。はっきりと声を出すには、正しい姿勢を心掛けることが音読の基本です。子どもたちは限られた時間の中で、何度も繰り返して練習しています。全員が声をそろえて読むのではなく、自分のペースで音読しているのも、子どもたちにとっては取り組みやすいのでしょう。どの子も意欲的に音読練習に励んでいる姿がとても印象的でした。
そのまま校内をまわり、3階に行くと、3年生の教室が賑やかでした。何だかとても楽しそうな様子だったので、教室の中に入ってみました。
理科の授業で、電気の学習をしている場面でした。豆電球を使って、電気を通すものをいろいろと調べています。
「おっ!はさみは豆電球が光ったよ。電気を通しているね。」
「アルミ缶とスチール缶はどうなのかな?」
みんなで楽しそうに実験しながら、その結果をノートに記録して共有しています。学び合いの姿が微笑ましいです。このような活動は、やはりデジタルよりも、アナログ的なリアルな学習の方が面白いですね。表情も生き生きとしてます。
「この物差しは電気を通すかな?」
「わたしの筆箱はどうかな?」
おっと、予定していたもの以外のものも調べ始めています。いいですね、これも学習の広がりです。これからも、「何だろう?」「どうなるのかな?」のように、自分の「?」を大事にしながら学習を展開してほしいと思います。
長い文章をはっきりと大きな声で音読しています。集中力も素晴らしいです。
「これはどうかな?」「あっ!豆電球が光った!」実験はいつも楽しそうです。
令和8年1月22日(木曜日) 〜141〜
壮観な眺めです。約700人の子どもたちが、校庭でなわとび練習に励んでいます。田無小学校では、今週から「短なわキャンペーン」が始まっています。この期間(水曜日以外)は、中休みになると校庭に音楽が流れ、全校児童がそれぞれの課題に応じたなわとび技にチャレンジしています。
「校長先生!ちょっと見て!跳べるようになったよ!」
1年生の男の子たちが嬉しそうに声をかけてくれました。リズミカルな前跳びを見せてくれました。体の軸が整っていて、跳び方もきれいです。
「わたしもできるよ。見て。」
近くにいた女の子も前跳びを披露してくれました。10回以上、ミスすることなく跳び続けています。上手です。
おっと、よく見ると、その後方には後ろに進みながら跳び続けている子がいます。目線は前、動きは後ろへ。何という跳び方なのでしょうか?面白いです。
また、その近くには、足でグー、チョキ、パーをつくりながら、楽しそうに跳び続けている2年生の子どもたちがいました。ジャンケン跳び(グーチョキパー跳び)ですね。
さらに校庭をまわっていると、中学年から高学年の子どもたちが練習しているエリアに辿り着きました。ビュンビュンと空気を切り裂く音が軽快なリズムで聞こえてきます。なわとびの花形、二重跳びです。
「聞いてください、校長先生!130回をこえました。」
す、すごい!ノーミスで100回以上も二重跳びを続けるなんて…。正直、私はできません…。4年生には「なわとび名人」が続々と誕生しています。体育の授業でも練習を頑張っていますからね。まだまだ上達しそうです。
寒さに負けない田無小の子どもたちです。明日もがんばろう!
青空の下、たくさんの子どもたちがなわとびの練習に励んでいます。
友達と技を見せ合ったり、アドバイスを送り合ったりして、とても楽しそうです。
令和8年1月21日(水曜日) 〜140〜
「最強寒波の到来」と表現されているように、日本各地から大雪による被害が数多く報じられています。冬将軍がその圧倒的な力を私たちに見せつけているかのようです。北国や北陸等の豪雪地帯と比べれば、東京はまだ降雪トラブルは少ないですが、それでも寒さはいよいよ本格的になっています。東京都は雪害に不慣れなので、この時期は降雪や防寒への備えを十分に整えておく必要がありますね。自分自身も心掛けたいと思います。
最強寒波の影響は東京にも及んでおり、さすがに今朝の冷え込みはいつも以上に厳しかったようです。寒そうに登校する子どもたちの姿が目立ちました。ただ、防寒対策の中にも、子どもたちの「こだわりファッション」が見られるのは、この時期の特徴です。モコモコのダウンジャケット、動物のかわいい耳が付いているフード、フワフワの耳あて等、防寒機能を備えた可愛らしいファッションが多く見られる中…
「おはようございまーす!」
元気な挨拶が聞こえてきました。目を向けると、なんと半袖、ハーフパンツの男の子です。寒さをものともせず、その子は悠然と歩いていました。
寒くないのかなと思い、私が声をかけたところ…
「一応、上着はランドセルに入ってます。」
その子は涼しい顔で答え、そのまま教室に向かっていきました。上着をランドセルから取り出す手間に比べれば、今朝の寒さなんて問題ないぜ…とでも言っているかのような男の子の姿でした。
確かに私が小学生だった昭和時代には、冬の寒さにも負けないランニングシャツの屈強な小学生がどの学校にもいました。今朝は思いがけず当時の様子が蘇ってきました。令和の小学生の中にも豪傑はいたのですね。驚きいっぱいの早朝の出来事でした。
令和8年1月20日(火曜日) 〜139〜
「このライオンおいらの子!」
2年生の教室に入ると、ちょうど目の前にいた男の子が大きな声で発表した場面でした。授業の途中で教室に入った自分にとっては、あまりにも唐突感のある男の子の言葉です。ライオンが自分の子…?いったい何のことでしょうか。
しかし、まわりの子どもたちは一緒になって考えています。
「うん。いいと思う。」
「本当だ。ちゃんとできているよ。」
さて、ここまでの内容でピンときた方は、言語感覚の鋭い方かもしれません。実は上記の内容は、国語の授業で「回文」について学習している場面でした。ご存知の通り、「回文」とは、上から読んでも下から読んでも同じ言葉や文のことを言います。「トマト」や「しんぶんし」等の言葉もあれば、「たけやぶやけた」「わたし負けましたわ」のような文もあります。このように、「回文」の特性を知ると、子どもたちは身の周りからすすんで文を探したり、自分で文を作ったりするようになります。「回文」の学習には、学習意欲が高まるだけでなく、言語能力や思考力が向上するという効果もあるようです。たしかに楽しい学習ですからね。事実、子どもたちは意欲的に「回文」づくりにチャレンジしていました。
「イカ食べた貝。(いかたべたかい)」
「金の鳩はのんき。(きんのはとはのんき)」
なるほど。面白いですね。よくできています。「回文」の条件が成立していることが大事なので、内容に脈絡が無くてもOKです。ただ、実際に文の通りの情景を思い浮かべてみると…、それもまたシュールで興味深いです。のんきな金色の鳩…。何だか幸せが訪れそうですね。
令和8年1月19日(月曜日) 〜138〜
毎日校内を回っていると、子どもたちから話しかけられることも多いです。子どもたちとの会話は、私の楽しみにもなっています。いくつか紹介させていただきます。
「校長先生が一番好きな給食って何ですか?」
わかば学級の教室に行った時に、子どもたちから質問されました。よくある質問ではありますが、給食大好きの自分としては、いつも返答に困ってしまいます。和食の献立、中華の献立、洋風のメニュー、etc。好きなものが多くて迷ってしまいます。最終的に私が答えたのは、「カレーライス」でした。今も昔も大好きな献立です。
「わたしたちも『ライブ・パフォーマンス』に出ていいですか?」
1年生の女の子たちが声をかけてきました。今では本校の特色にもなっている『ライブ・パフォーマンス』ですが、1年生はまだお客さんとしての参加のみで、パフォーマーとしてのエントリーはしていませんでした。毎月開催されている『ライブ・パフォーマンス』を見て、自分たちもやってみたいという気持ちが高まったのでしょう。何事も「挑戦」は大歓迎です。素敵なパフォーマンスを期待しています。
「校長先生。今、マクドナルドで『ドラクエバーガー』が販売中です。」
そのようですね。私もCMで見ました。私はゲームの『ドラゴンクエスト』が大好きです。そのことを知っていた5年生の子が教えてくれました。素敵な情報をありがとう。それにしても『ドラクエバーガー』って、どんな味がするのでしょうね。今度食べてみようと思います。
令和8年1月16日(金曜日) 〜137〜
「プロの演奏って、すごい!迫力満点!」
「知っている曲を演奏してくれて嬉しかったです。」
「カッコいい楽器をいろいろ見せてくれました。」
「わたしたちが音楽の授業で練習している『威風堂々』も演奏してくれました!」
「ミセス(Mrs. GREEN APPLE)の『ケセラセラ』が最高でした!」
本日の3時間目に音楽鑑賞教室が行われました。「東京なないろアンサンブル」の皆さんにご来校いただき、5年生の子どもたちに向けて、素晴らしい演奏を聴かせていただきました。(私は出張があったため参加できませんでした…。残念です…。)月並みな言葉になりますが、プロのオーケストラの演奏は圧巻です。鑑賞後の子どもたちのリアクションや興奮気味に話すその姿から、音楽の力の偉大さに改めて気付かされました。5年生の子どもたちは、きっと耳からだけでなく、目や心からも演奏を楽しむことができたのでしょうね。貴重な経験になったと思います。
楽器の美しい音色や心地の良い調べ、そして迫力のある演奏…。プロの方々の演奏をすぐ近くで聴かせていただくことができた音楽鑑賞教室は、子どもたちに鮮烈な印象と大きな感動を残して、幕を下ろしました。「東京なないろアンサンブル」の皆様、本日も素晴らしい演奏をありがとうございました。(くどいようですが、私も聴きたかったです…。次回こそは!)
令和8年1月15日(木曜日) 〜136〜
1年生の教室に行くと、一人の男の子が満面の笑みで私を見ています。何か伝えたいことがあるのかなと思い、その子の近くに行って話を聞いてみました。
「校長先生、見て。これ、ギネス世界記録!」
その子が見せてくれたのは、自分の鉛筆でした。しかし、ただの鉛筆ではありません。ずっと使い続けたのでしょう、長さがとても短くなっています。おそらく鉛筆が途中で折れたり、無くなったりしないように、大事に使い続けてきたのだと思います。もちろん、筆箱の中には長い鉛筆もしっかり準備されていました。学習には支障のないように、授業中は長い鉛筆を使っているようです。しかし、長い期間、ずっと使い続けてきた短い鉛筆にも愛着が湧いているのでしょう。筆箱の中にある特別のスペースに、その短くなった鉛筆を大事そうにしまっていました。
振り返れば、1年生はピカピカの学習用具からスタートしました。入学してから10カ月、多くの授業や行事に取り組んできました。たくさん学習用具も使ってきました。当然、使い続ければ、鉛筆は短くなりますし、消しゴムは小さくなります。絵の具は少なくなりますし、自由帳の白いページも減っていきます。どのようなものにも、いつかはお別れの時がやって来ます。それでも、自分が使ってきたものに愛着をもち、最後まで大事に使おうとしている気持ちは、とても立派なことだと思います。昨日に続き、1年生の素直で微笑ましい姿から、またひとつ大切なことを学ばせてもらいました。
1年生が見せてくれた「ギネス世界記録」の鉛筆です。(大きさを比較するために、画鋲を置いています。)
令和8年1月14日(水曜日) 〜135〜
「他に意見のある人はいませんか。」
「では、1号車の人たちから前に出てきてください。」
1年生の教室に行くと、学級会を行っていました。3学期の係決めについて、みんなで話し合っているようです。昨日の「校長のつぶやき」にも書かせていただきましたが、学期初めにはこのような場面が多く見られます。ただ、その中で私が驚いたことがあります。司会進行役を1年生の女の子が担当していたところです。当然ですが、1年生は学級会の経験はほとんどありません。それでも堂々とした態度ではっきりと指示を出しながら、上手に会を進行していました。
よく見ると、黒板に記録しているのも、1年生の子どもたちです。先生が書いた大人の字ではなく、子どもたちがチョークを使って一生懸命書いた文字が、黒板に書かれていました。文が少し曲がっているところも、子どもたちの精一杯な姿が伝わってきて、むしとジーンと来てしまいました。
学級会のような話し合いの活動は、小学校生活で数多く行われます。その中で、子どもたちは司会や記録の仕事を覚えたり、建設的な話し合いの仕方を学んだりします。このような経験を積み重ねていかないと、なかなか話し合いスキルは身につきません。大人になっても、一方的で独善的な話し方をする人、相手の立場を考えない高圧的な話し方をする人は、意外と少なくないのかもしれません。
だからこそ、小さい学年のうちから、話し合いの経験を積み重ねていくことは、とても大切です。話し合いが上手に進まないことがあっても、意見が対立することがあっても、それもまた学びにつながります。面と向かって誰かに意見を伝える経験は、SNSが隆盛を極める今日において、ひと際大事なことのように思います。これも人との「かかわり」あってのものでしょう。小さな1年生の子どもたちの学級会を通して、そのようなことを考えた午後の授業でした。
司会の子の言葉を、他の子どもたちもしっかり聞いています。立派です。
1号車(廊下側の列)の子どもたちから順番に自分の希望を黒板に書いています。
令和8年1月13日(火曜日) 〜134〜
先週の木曜日に3学期が始まったばかりですが、その後すぐに3連休がありました。そのため、学校現場としては、今週からが実質的な授業再開という感覚があります。子どもたちには焦ることなく、学校の生活リズムをゆっくり取り戻してほしいと思います。
さて、学期初めの「学校あるある」ですが、本校でも多くのクラスで席替えが行われました。
「あっ、校長先生。初めて一番前の席になったんだよ。」
「(仲良しの)◯◯ちゃんとまた近くの席になれた。嬉しい!」
「聞いてください。席替えしたのに、席が変わりませんでした。」
子どもたちにとって、席替えはちょっとしたイベントです。たしかにドキドキしますね。座席配置を先生が決める場合もありますが、時にはくじ引きで決める場合もあります。くじ引きだと、同じ席になるということも、確率的にはゼロではありません。それもまた、くじ引きの面白いところです。今回の席替えを通して、新しく隣同士になった友達、初めて同じ班になった友達もいると思います。田無小のみなさん、たくさんの友達とかかわりながら、お互いの仲を深めてくださいね。
また、学校には授業の時間以外にも、子どもたちが成長する場面がたくさんあります。その中のひとつに、「係活動」があります。「〇〇係」や「〇〇会社」のような名称をつけて、子どもたちが主体となって活動しているものです。先週末から今日にかけて、多くのクラスで係(会社)活動について話し合っている場面を見かけました。「お手伝い係」「お笑い会社」「おたんじょう日係」「イラスト・キャラクター会社」等、クラスによって係(会社)の名前や活動内容は若干異なりますが、どの係も、学級での生活をさらに楽しく豊かにするために、とても意欲的に活動に励んでいます。みんなのために、クラスのために、何かできることはないか。クラスという社会の一員として、この視点は大切です。日々の係活動を通して、子どもたちは大きく成長しています。
令和8年1月9日(金曜日) 〜133〜
静寂に包まれた体育館。子どもたちが等間隔に座っています。
「……。」
ある6年生児童の様子です。姿勢は正座のまま、ゆっくりと深呼吸。その眼差しは真剣そのものです。集中力の高まりが伝わってきます。
「よしっ…。」
気持ちが整ったようです。右手に持っている筆を硯まで運び、墨汁を含ませました。硯の丘で筆を少し休ませ、数秒間の沈黙。目の前に置かれた縦長の書初め用紙をじっくりと見つめ、その後、意を決したのでしょう。狙いを定めた場所に、筆の穂先を静かに下ろしました。始筆が決まり、緊張の一画目です。
これは、子どもたちが書初めに取り組んでいる一場面です。6年生の席書会は体育館で行われていましたが、慣れている教室で席書会を行っていた学年もありました。席書会は、3学期初めの恒例行事です。タブレットやスマホを自由自在に使いこなす令和の小学生ではありますが、昔に比べれば、筆や鉛筆を使用する機会は確実に減少しています。それだけに、書写の授業、席書会のような場はとても貴重であり、大切にしたい時間です。
「よし!今日一番の字が書けた!」
がんばりましたね。納得できる1枚が完成したようです。表情も嬉しそうです。
「あっ!変な場所に墨がついちゃった。本番用の紙が、あと1枚しか無い…。」
おやおや、こちらは大変そうです。でも、ピンチはチャンスです。背水の陣で臨めば、きっと最高の作品ができるはず。さあ、全集中!
「ぼくの名前って、画数が多くて難しいなぁ…。」
学年ごとにお題の言葉は同じですが、自分の名前を入れるところまでが、書初めの作品になります。名前は一人ひとり違いますからね。人によっては、たしかに難しい漢字もあります。でも、大切な自分の名前です。自信をもって、堂々と書けば大丈夫です。唯一無二の作品になりますよ。
慣れない筆運びに苦戦する子、席書会の雰囲気に緊張する子もいましたが、どの学年の子どもたちも最後まで集中して取り組んでいました。子どもたちの作品は各教室前に掲示されますので、本校にお越しの際は、ぜひご覧ください。
6年生は体育館で席書会を行っていました。どの子も真剣な表情です。
3年生にとって、毛筆で挑戦する書初めは今回が初めてです。よく集中しています。
わかば学級の教室でも、席書会が行われていました。力強い字が書けていますね。
令和8年1月8日(木曜日) 〜132〜
「あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!」
今日は2026年の最初の登校日。元気いっぱいの新年の挨拶が、学校の至る所から聞こえてきました。嬉しかったのは、自分から挨拶をする子が多かった点です。今年も挨拶を大事にできる田無小でありたいと思います。
さて、今日は子どもたちから、いろいろなお話を聞かせてもらいました。
「冬休みに新潟県に行って、スキーをしてきました。」
「名古屋でSnow Manのライブを見てきたよ!」
「おじいちゃんの家に行って、親戚のおじさんや従妹たちとたくさん遊びました。」
子どもたちはいろいろな場所に出かけたようですね。興奮しながら話し続けるエピソードトークから、楽しかった冬休みの様子がまっすぐに伝わってきました。
「お年玉をたくさんもらいました。」
「もらったお年玉で◯◯と◯◯を買うんだ。」
「ぼくもいっぱいもらったよ。だいたい〇〇円ぐらい。」
な、なんと!そんなに…。(確かに親戚の人数によって、お年玉の金額は変わりますが…。)田無小のみなさん。親戚の方々への感謝の気持ちを忘れずに、いただいたお年玉は大切に使ってくださいね。大きな金額だからと言って、無理に急いで使う必要はありませんよ。お金の使い道を考えることも、実は大事な勉強です。お家の人たちとも、よく相談してくださいね。
学校の主役である子どもたちが登校したことで、校舎の中にも賑わいと活気が一気に戻ってきました。さあ、役者は揃い、舞台は整いました。これより、田無小学校の第3幕(3学期)の始まりです。皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
3学期の初日ですが、あいさつ隊の子どもたちは自分からすすんで仕事をしてくれました。素敵な「あいさつ隊」です。
2時間目には、3学期の始業式が行われました。3学期も頑張りましょう!