このページの先頭です
西東京市立田無小学校
サイトメニューここからサイトメニューをとばして本文へ
  • サイトマップ
  • 交通アクセス

サイトメニューここまで

現在のページ 田無小学校 の中の スクールライフ の中の 「校長のつぶやき」 の中の 「校長のつぶやき」(令和7年度2学期) のページです。

本文ここから

「校長のつぶやき」(令和7年度2学期)

更新日:2025年10月15日

令和7年10月15日(水曜日) 〜87〜

「はやく乗りたいなあ。」
 屋上に行くと、わかば学級の1・2年生の子どもたちが自転車に乗る練習をしていました。安全に正しく自転車に乗るためには、始めが肝心です。子どもたちは担任の先生からハンドルの持ち方やサドルの座り方等もしっかり教わっていました。昔と違って、今は自転車運転のルールやマナーも厳しくなっています。二人乗り運転、イヤホンで音楽を聴きながらの運転、スマホを操作しながらの運転等、昔は良かったかもしれませんが、今はどれもアウトになります。交通事故の被害者にも加害者にもならないために、子どもたちには正しい自転車の乗り方をじっくりとマスターしてほしいと思います。

「すごい!ブラジルに勝ったよ!」
「昨日の試合、ぼくはスタジアムで見てきました!」
 6年生の男の子たちとサッカーの話で盛り上がりました。昨日行われたサッカーの親善試合で、日本が初めてブラジルに勝利したことは、多くのメディアで大々的に報道されました。私も試合中継を見ていましたが、最後の最後まで手に汗握る大興奮の試合展開でした。
 私はスポーツが大好きです。自分でするのも好きですが、観戦するのも大好きです。特にサッカー日本代表の試合は、日本がまだW杯に出場できなかった時代から見てきました。歴史を振り返れば、日本は何度もブラジル代表に挑み、その度に圧倒的な力の差を見せつけられてきました。それだけに、サッカー王国のブラジル代表に日本が初めて勝利した昨日の試合は、私の胸を熱くしてくれました。来年のW杯が今から楽しみです。

 最後になりますが、私は明日から出張のため、3日間、学校を留守にします。「校長のつぶやき」はストップしてしまいますが、また来週には再開するつもりです。不定期の情報発信で恐縮ではございますが、ご承知おきいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


自転車の乗り方を練習しています。話の聞き方も立派です。


ゆっくりですが、しっかりと前に進んでいます。上手です。

令和7年10月14日(火曜日) 〜86〜

「おはようございます!」
 いつもの登校中の一場面ですが、実は10月に入ってから大きな変化がありました。子どもたちは「おはようございます」と書かれた横断幕の下を通って、学校の中に入っていきます。横断幕の柱を支えているのは、あいさつ隊の子どもたちです。これが今年度の後期から登場した挨拶の門、『グッドモーニングゲート』です。(まだ名前が無いので、とりあえず仮の名前として設定しておきます。)
 今年度の初め、高学年の子どもたちを中心に、有志の「あいさつ隊」が結成されました。「あいさつ隊」の子どもたちは毎朝早く登校し、教職員と一緒に正門付近に立って、登校する子どもたちに元気よく挨拶をしてくれています。だからこそ、田無小学校の挨拶の現状を他の子どもたちよりも強く実感するのでしょう。みんなが元気良く挨拶できるように、日々粘り強く頑張ってくれています。
 今回の『グッドモーニングゲート(仮称)』は、あいさつ隊の女の子たちがデザインし、休み時間を使って制作に取り組んでくれました。ちょうど一年間の後半がスタートする10月に間に合わせてくれました。この『グッドモーニングゲート(仮称)』があると、「おはようございます」が視覚的にも伝わりやすくなります。その効果もあって、今までよりも挨拶を返してくれる子が増えてきたようです。
 さっそく大きな変化がありました。なんと、1年生の子どもたちが「あいさつ隊」に参加してくれることになりました。もちろん授業外のことではありますので、有志の子どもたちによる自由参加です。しかし、それでもたくさんの子どもが朝早くに登校し、高学年の「あいさつ隊」と一緒に元気な挨拶をしてくれています。張り切って挨拶を頑張ってくれている様子は、見ていてとても可愛らしいです。あいさつ運動の輪が大きく広がっている田無小学校です。私たち教職員も「あいさつ隊」の子どもたちと力を合わせながら、これからも毎日の挨拶運動に力を入れていきます。


新登場!「グッドモーニングゲート(仮称)」です。


「あいさつ隊」の女の子たちが作ってくれました。みんな、ありがとう!


今は1年生の子どもたちも、「あいさつ隊」に入って頑張ってくれています。

令和7年10月10日(金曜日) 〜85〜

 本日のロング昼休みに、「TANASHI ライブ・パフォーマンス」が行われました。前回は第1回目ということもあり、パフォーマーは6年生のみに限定しました。その時の6年生の素晴らしいパフォーマンスに刺激を受けた子どもたちが多かったようです。「ぼくもやってみたい!」「わたしもステージで何かやりたい!」という意気込みを、私のところまで伝えに来る子が続出しました。その結果、今回のパフォーマンスには、2年生、3年生、5年生、そして6年生の子どもたちが挑戦することになりました。
 演目にも広がりが見られました。前回と同様に、「ピアノ」や「ダンス」もありましたが、そこに「剣玉パフォーマンス」「アクロバット」「空手の型」等も加わり、「TANASHI ライブ・パフォーマンス」に新しい彩りを添えてくれました。
 どのチームのパフォーマンスも、見ている人たちの心をしっかりとキャッチし、大いに楽しませてくれました。今日も会場にはたくさんの子どもたちが集まり、手拍子を送ったり、一緒に踊ったり等、思い思いにライブを盛り上げてくれました。

「校長先生!サインもらったんだよ!」
 1年生の子どもたちが、自由帳や白いメモ用紙に書かれたサインを見せてくれました。話を聞くと、今日のライブで素敵なパフォーマンスを披露してくれた高学年の子のサインを貰ったようです。早くもファンになったのかもしれませんね。

「次のライブには、ぼくたちもエントリーしようぜ!」
 やる気を見せてくれている男の子たちがいました。何のパフォーマンスをするかは決めていないようですが、とりあえずステージに立って、何かをやりたい意気込みは伝わってきました。 

 子どもたちが挑戦する演目は、ピアノやダンスはもちろん、漫才やコント、武道や楽器演奏でも問題ありません。誰かに見せたい特技や披露したい芸があれば、どんどん挑戦してほしいと思います。表現する場としても、「TANASHI ライブ・パフォーマンス」を活用してほしいです。
 本校の目指す学校像は、『笑顔いっぱい!元気いっぱい!力いっぱい!』の学校です。言うまでもなく、子どもたちはたくさんの特技や力をもっています。これからも子どもたちの特技や力を発揮する場として、「TANASHI ライブ・パフォーマンス」を定期的に開催していきたいと考えています。


3年生の子どもたちによるダンス、「カリスマックス」です。


静寂の中で披露された空手の演武です。観客の子どもたちも食い入るように見ています。

令和7年10月9日(木曜日) 〜84〜

「あーあ、終わっちゃうの、イヤだなぁ…。」
「めちゃめちゃ疲れたけど、もっとみんなと一緒にいたいなぁ。」
「移動教室が一週間ぐらいあればいいのに。」
 昨日、赤城移動教室が終わりました。冒頭の言葉は、2泊3日の宿泊学習を終えた時に、6年生の子どもたちがつぶやいていたものです。これらの言葉は、子どもたちにとって今回の移動教室がとても楽しかったこと、最高の時間だったことを、如実に物語っていると思います。
 さて、移動教室の話に入らせていただきます。10月に入ってからは気候も秋めいてきたこともあり、移動教室の3日間はとても過ごしやすい気候でした。初日は魚のつかみ取りと野外炊事、室内レクを思い切り楽しみました。特に野外炊事で作った焼きそばの味は、子どもたちにとって格別だったのではないでしょうか。2日目は気温が低く、霧も深い中でしたが、子どもたちは地蔵岳の登山を頑張りました。みんなで声を掛け合い、励まし合いながら登っている姿はとても立派でした。天候も子どもたちの味方をし、夜には悲願のキャンプファイヤーも実施できました。最後に行ったナイトハイクでは、子どもたちの絶叫と悲鳴の声が赤城山に響き渡っていましたが…。
 そして、最終日の3日目。キミちゃんリンゴ園でリンゴの収穫体験をしました。農家の方のご厚意で、新鮮なリンゴを試食させていただきました。ガブッと豪快にかぶりついてリンゴを食べる体験も、子どもたちにとってはリンゴと同様に新鮮だったと思います。最後は群馬県の自然史博物館で、地球の歴史や生き物の進化について学ぶことができました。大迫力の恐竜の化石や模型は、子どもたちの興味を大いに集めていました。
 今回の「校長のつぶやき」では、移動教室の様子を網羅的に紹介させていただきました。しかし、ここに書かせていただいたことは、氷山の一角に過ぎません。この3日間を通して、子どもたちには数々の思い出やエピソードができたはずです。保護者の皆様には、子どもたちからたくさん話を聞いていただければ嬉しく思います。
 6年生のみなさん、3日間よくがんばりました。この経験を糧にしながら、これからもみなさんの力を様々な場面で大いに発揮してくださいね。
 
 


「ここにいっぱい魚がいるよ!」「よーし!とるぞー!」初めての魚つかみも頑張りました。


「お肉、焼けてるんじゃない?」「おっ?いいにおいがしてきたぞ!」野外炊事も協力しながら頑張りました。


大きな火を囲みながら、レクやダンスで盛り上がりました。なぜか怖い話の時間もありましたが…。

令和7年10月3日(金曜日) 〜83〜

 図工室に行くと、そこはまるで陶芸教室のような雰囲気でした。6年生が粘土を使って、いろいろなものを作っていました。湯飲み、マグカップ、お皿、花瓶、小皿、器、インテリアのような置物…等々。子どもたちは小さい時から「ねんど遊び」は大好きです。しかし、高学年にもなると、「焼き」を想定した丁寧な作り方を心掛けないといけません。見た目は良くても、焼き上がった時に作品が割れてしまうということもあります。そのため、子どもたちは指を水で濡らしながら粘土のひびを補修したり、麺棒(のばし棒)を使って余計な空気を抜いたり等、高い集中力を見せながら真剣に取り組んでいました。中には、真剣な眼差しで作品のひびを細かく点検する等、まるで陶芸家のような表情をしている子もいました。
 何人かの子どもたちに、現在手掛けている作品が完成したら、どのように使ってみたいか聞いてみました。
「このお皿で刺身を食べてみようと思っています。」
「私はこれでココアを飲んでみます。」
 いいですね。出来上がった作品を鑑賞するのも良し。実際に使ってみるのも良しです。きっと愛着がわいて、大事に使い続けるでしょうね。

 最後になりますが、私は来週の月曜日から3日間、6年生と一緒に赤城移動教室に行ってまいります。そのため、「校長のつぶやき」はストップしてしまいますが、また木曜日には再開するつもりです。(←忘れないように、頑張ります。)どうぞよろしくお願いいたします。


どのような作品に仕上がるのか、今からとても楽しみです。

令和7年10月2日(木曜日) 〜82〜

 昨日の「校長のつぶやき」の続きです。

 月曜日の全校朝会で漢字検定を話題にしたことには、実は大きな理由があります。それは、子どもたちが培ってきた「漢字の力」を発揮できる場、挑戦できる場を用意したいと思ったからです。本校では学習アプリ「Monoxer」を導入し、子どもたちはAIツールを活用しながら漢字の練習に励んでいます。もちろん、デジタル教材だけではなく、従来のようにノートやプリント等も用いながら、手書きで練習する活動も取り入れています。デジタルとアナログ、両者をバランスよく活用している「学びのハイブリッド」は、本校の特色でもあります。その中で、子どもたちは毎日一生懸命練習に励み、「漢字の力」を高めています。だからこそ、その力を存分に発揮できる場があれば、子どもたちの学習意欲はさらに向上し、お互いの力を高め合うのではないかと考えました。

 通常、「漢字検定」はどこかの試験会場に受けに行くことになります。しかし、田無小学校で団体申し込みができれば、本校を会場として受験することができるようになります。家からの距離も近く、慣れた環境で試験が受けられるのは、子どもたちにとっても大きなメリットだと考えます。(ちなみに、費用も通常よりは若干安くなるそうです。)

 本校は「コミュニティ・スクール」となったこともあり、多くの地域の方々にも日々の授業を支えていただいています。今回の「漢字検定」に関しても、学校を支えてくださる関係者の皆様や地域の方々と一緒に、年明け以降の実施に向けて準備を進めているところです。当然ではありますが、検定を受ける、受けないは本人の自由ですので、子どもたちにはじっくり考えてもらえればと思います。学校としては、引き続き日々の学習指導に力を入れると同時に、子どもたちがチャレンジできる場を少しずつ整えておきたいと考えています。

令和7年10月1日(水曜日) 〜81〜

「漢字検定、わたしもやったことあるよ。」
「ぼくのお兄ちゃんは準2級に合格しました。」
「うーん、『竈門』っていう漢字、難しすぎる…。」
 今週の全校朝会で、「漢字検定」についてお話をしました。子どもたちの中にも、漢字検定を受けたことのある子、あるいは知っている子は少なくないようです。教室をまわっていると、漢字検定に関するリアクションが予想以上に多かったです。また、「日本漢字能力検定協会」から送っていただいた『鬼滅の刃(漢検版)』のチラシも全校児童に配布させていただきました。大人気の『鬼滅の刃』ということもあり、子どもたちは大喜びでチラシを受け取り、さっそく漢字の練習に励んでいる子もたくさんいました。

 少し話がそれますが、本校は「笑顔いっぱい!元気いっぱい!力いっぱい!」の学校づくりを目指しています。子どもたちは一人ひとりが様々な「力」をもっています。個々の「力」や可能性に自信をもたせ、子どもたち同士が切磋琢磨しながらお互いに「力」を高め合えるように、私たち教職員も「力いっぱい」子どもたちを支援しています。ちなみに、本校の「天下一ジャンケン王決定戦」や「TANASHIライブ・パフォーマンス」も、子どもたちが関わり合いながら、お互いの「力」を認め、高め合うことのできる田無小オリジナルのイベントです。

 さて、本題に戻します。私が全校朝会で「漢字検定」にふれたことについては、実は明確な理由があるのですが…。文章が長文になってしまいそうなので、明日に続かせていただきます。

令和7年9月30日(火曜日) 〜80〜

 1年生の教室に行くと、子どもたちが算数ブロックを使っていました。
「バスにネコが3びき乗っていて、そこに2ひきが乗ってきたから…」
 ブロックが3つ出されていたところに、新しく2つのブロックが加わりました。
「後から、また4ひき乗ってきたから…」
 先ほどのブロックのまとまりに、さらに4つのブロックが加わりました。
「わかった!ネコはぜんぶで9ひきだ!」
 お話に出てきた数字(数量)の情報を、具体物(算数ブロック)を操作しながら考えるという活動は、昔から算数の授業で行われています。もちろん学年が進めば、算数ブロック等の具体物を用いることがなくても、計算だけで数量の大小や変化を求めることができます。しかし、低学年のうち、特に1年生の段階では、具体物を操作して数量変化を確認することは大切です。算数ブロックは、子どもたちが数字と量の関係を視覚的に理解するのに役立ちます。特に、数の分解・合成能力を促進し、数概念の確立を助ける効果があります。GIGAスクールが進む令和の小学校においても、算数ブロックのようなアナログ教材は依然として活躍しています。
 さて、子どもたちはその後、算数ブロックで操作した考え方を式に表していました。
「3+2+4=9」
 ほとんどの子どもたちが上のような式になっていました。『3つのかずのけいさん』という単元なので、この式がピンときたのでしょうね。
「3+2=5 5+4=9」
 しかし、数名の子どもたちは、2つに分けた式を書いていました。少数派だったことから不安そうな表情をしている子もいましたが、先生といっしょにみんなで話し合った結果、どちらの式でも正解ということがわかりました。算数といえば、「答えはひとつ」です。しかし、そこに至るまでの考え方や求め方は、複数あることが多いです。学校では、みんなで考え方を出し合うことで、多様な考え方に触れる経験を積み重ねます。その中から、より早く効率的に求めることのできる考え方を、自分なりに見つけることができれば、これも成長につながります。算数(数学)の面白さですね。

令和7年9月29日(月曜日) 〜79〜

「うーん、台風っぽくなっているかな?」
「そうそう、真ん中に『目』を作らないとね。こんな感じ。」
 理科室に行くと、5年生が「台風」について学習しているところでした。日付、時間がバラバラの天気図を参考にしながら、日本周辺が印刷された地図の上に、手でちぎった綿を貼り付けていました。この綿が雲を表しているようです。そして、中心に空間があり、ひときわ大きな綿の塊となっている場所があります。これが「台風」です。子どもたちは天気図をじっくり見ながら、その日時の雲を綿で再現していました。

「このあたりから、なんだか雲が大きくなっているね。」
「この日の台風なんて超大型だよ。」

 一人ひとりは特定の日時の「台風」を作っているのですが、クラスのみんなで作った「台風」を並べてみると、その動きの様子や発達状況等がわかりやすくなります。これも、みんなで協力して学ぶことの良さですね。

 日本は台風列島と呼ばれるように、毎年多くの台風が日本近海で発生しています。その後、日本列島に接近、あるいは通過をする台風も少なくありません。また、その中には、私たちの暮らしに大きな被害をもたらす大型台風もあります。昨今の異常気象が影響しているのか、その規模は年々強大化しているようにも感じます。経験したことのない大雨や強風がニュースで報じられているように、台風による災害が深刻度を増しているのは間違いありません。今回の学習を通して、子どもたちには台風への理解を深めるとともに、防災に関する意識も高めてもらえたら嬉しいです。何事も、まずは知ることから始まりますからね。


子どもたちは綿をちぎって雲をつくっています。大きな雲は「台風」かな?


このように並べてみると、雲の動きや台風の進路が見えてきます。

令和7年9月26日(金曜日) 〜78〜

 昼休み、体育館に子どもたちがどんどん集まってきます。「TANASHIライブ・パフォーマンス」のオープニングイベントが開催されるからです。
 「TANASHIライブ・パフォーマンス」とは、本校の目指す学校像「笑顔いっぱい!元気いっぱい!力いっぱい!」にあるように、子どもたちの様々な特技や力を発表できる場を整えたいと考え、校長プロジェクトの一環として始めたものです。今回は、今年度の第1回目ということもあり、6年生の有志の子どもたちによるパフォーマンスが行われました。

 今回のパフォーマンスのプログラムは下記の通りです。

1・ピアノ演奏『乙女の祈り』(テクラ・バダジェフスカ)
2・バレエ『花のワルツ』(チャイコフスキー)
3・ダンス『doppelganger』(Creepy Nuts)
4・ダンス『Magic』(Mrs. GREEN APPLE )
5・ピアノ演奏『ピアノメドレー』

 「バレエチーム」はたくさんの技を取り入れた優雅なダンスを、「ダンスチーム」はキレキレのかっこいいダンスを披露してくれました。どちらも体育館の舞台を広く使って、いくつものフォーメーションを展開したり、お互いの動きをシンクロさせたり等、表現にも工夫が見られました。何よりも、大勢のお客さんの前でサラッと踊れる子どもたち、お見事です。
 「ピアノ演奏」はどちらも一人で演奏するピアノソロでしたが、その美しい調べと迫力のある演奏は会場中の観客の心をつかんでいました。私も近くで演奏を聴いていましたが、その素晴らしさに圧倒されました。
 
 移動教室の準備で忙しい中にもかかわらず、素敵なパフォーマンスを披露してくれた6年生のみなさん、ありがとうございました。次回の「TANASHIライブ・パフォーマンス」では、他学年からも参加者を募集する予定です。本校ではこれからも、子どもたちの活躍の場、「かかわり」の場をどんどん広げていきたいと考えています。ご期待ください。


今日のロング昼休みは、体育館がライブ会場へと一変し、大変な盛り上がりを見せていました。


観客の子どもたちも、音楽に合わせて手拍子を送っていました。この一体感が最高ですね。

令和7年9月25日(木曜日) 〜77〜

 月曜日のことです。オンライン全校朝会で、私は子どもたちに「気持ちの良いあいさつ」について話をしました。そこで、今回の全校朝会では、『あいさつ QUEST』を行いました。
 『あいさつ QUEST』とは、私が出す問題に子どもたちがチャレンジするというものです。全児童が席を立ち、クリアしていれば立ち続け、できていなければ着席をするという自己申告型のミッションです。レベル1からレベル5までの問題があります。

「レベル1 今朝、あいさつをしましたか。」
 挨拶の相手は、「お家の人」「友達」「学校の先生」です。朝会の後に話を聞くと、さすがにほとんどの子がしっかり挨拶をしていたようです。ほぼ全児童が、難なくクリアしていました。

 
「レベル2 今朝、あいさつをしましたか。」
 今度の挨拶の相手は、「交通安全の見守りの皆さん」「地域の皆さん」です。少し座ってしまう子もいたようですが、やはりここも、ほとんどの子どもたちがクリアしたという報告を受けました。

「レベル3 『自分から』あいさつをしましたか。」
 この『自分から』という点がポイントです。受け身の挨拶ではなく、自分から進んで挨拶ができたかどうかになると…。立ち続ける子が少しずつ減ってきたようです。
 

「レベル4 毎日、50人以上の人とあいさつをしていますか。」
 「毎日」と「50人以上」というのがポイントです。挨拶が習慣になっている子にとっては、この問題も余裕だったようです。素晴らしいですね。

 そして、最後のレベル5の問題は・・・。
「自分で『気持ちのよい挨拶』について考え、チャレンジしてみよう。」
 これからも子どもたちの『あいさつ QUEST』は続きます。見守り続けていきましょう。

令和7年9月24日(水曜日) 〜76〜

 校庭から楽しそうな声が聞こえてきます。その声に誘われるように、私も校庭に出てみました。
「……しーち、はーち、きゅーう、じゅうっ!」
 何人かの子どもたちが声をそろえて数を数えています。数え終わると、一斉に顔を上げました。
「わー!かげおくりができたーっ!」
「うーん…。なかなかできないなぁ。もう一度やってみよう。」
 3年生の子どもたちが挑戦していたのは、『かげおくり』という遊びです。国語の教科書の中に、あまんきみこさんの作で『ちいちゃんのかげおくり』というお話があります。『かげおくり』は、その中に出てくる遊びです。(このお話は戦時中が舞台となっており、戦争の悲惨さや平和の尊さについて考えさせられるお話ですが、今回の『校長のつぶやき』では『かげおくり』という遊びとして紹介させていただきます。)
 『かげおくり』の遊び方です。影の見える方を向いて、影をじっと見つめます。瞬きをしないで見つめます。最低でも10秒は見続けてください。影全体を見ないで影の中心をじっと見るそうです。(コツは中心を見ることです。)中心を見ていると全体がボヤっとしてきます。それから視線を空に移すと、今まで見つめていた影が空に浮かびあがります。これが『かげおくり』です。 

 さて、今日は気持ちの良い秋晴れでした。3年生は理科の授業で、「太陽とかげ」の学習をしています。校庭で『かげおくり』をしたのは、その学習の一環です。この他にも、影同士で手をつなぎ合う『かげつなぎ』をしたり、お互いの影を踏み合う『かげふみ』等をしたりして、楽しそうに遊んでいました。
 デジタルネイティブでもある令和時代の小学生たちが、昔から伝わる様々な『かげあそび』を心のままに楽しんでいる様子がとても可愛らしかったです。遊びを通した楽しさの本質は、いつの時代も変わりませんね。


じーっと影を見つめて…。みんなで『かげおくり』をしています。


こちらは『かげつなぎ』です。みんなの影はつながったかな?

令和7年9月22日(月曜日) 〜75〜

「えーと…。自由研究、どうやって持ち帰ろうかな。」
「確かに、〇〇くんの作品は大きいから大変だね。」
「見て。わたしの作品は簡単にランドセルに入ったよ。」

 夏休みの自由研究について、「校長のつぶやき」でも何度か話題にさせていただきました。先週の金曜日に行われた学校公開でも、保護者や地域の皆様には子どもたちの作品をたくさん見ていただきました。そのため、これを区切りとして、本日から作品の持ち帰りが始まります。たしかに、いつまでも大切な作品を学校には置いておけないですからね。家に持ち帰った後も、子どもたちにはこの夏の力作を大事に保管してほしいと思います。来年の夏の自由研究が、今からすでに楽しみです。

 さて、今日は学校がありましたが、明日はまたお休みです。秋分の日です。今回は3連休ではありませんが、日帰りのお出かけをする子もいるようです。(校内をまわっていると、子どもたちの方からいろいろなことを教えてくれます。)「暑さも寒さも彼岸まで」というように、気候的にも過ごしやすくなってきますからね。酷暑の夏よりも、これからの季節の方がお出かけにはちょうど良いと思います。本格的な秋の行楽シーズンはもう少し先ですが、兎にも角にも、やっと訪れた爽やかな季節を心のままに満喫したいですね。

令和7年9月19日(金曜日) 〜74〜

 昨夜に雨が降った影響もあったと思いますが、今朝は気温が低く、気候的にも爽やかでした。一気に秋めいてきたようで、猛暑日や真夏日の多かった厳しい夏にも、いよいよ終止符が打たれようとしています。暑さが苦手な自分にとっては、待望の過ごしやすい季節の到来です。
 人々の服装は、季節の移り変わりを顕著に表します。子どもたちの中にも、今日は長袖の姿がいつもよりも多く見られました。間もなく、衣替えの季節。今朝ぐらいの涼しさであれば、私は迷うことなくクールビズを選びますが、10月を過ぎる頃になれば、上着について悩み始めるかもしれません。どこまで半袖で頑張れるのか…、ただいま検討中です。天気予報によると、まだ暑い日も少しはあるようなので、しばらくは半袖で大丈夫かな…とも思っています。もちろん、体調を崩さないことが一番大切ですね。
 さて、来週の火曜日は秋分の日です。昼と夜の長さが同じになり、その先は少しずつ日暮れが早くなってきます。季節が変われば、服装だけでなく、時間の感覚や一日の過ごし方も変わってきます。少し前までは明るかった時間帯が、気がつけば真っ暗になっているかもしれません。友達と遊ぶ時や習い事の際など、家に帰る時間について、ご家庭でも子どもたちとお話をしていただければ幸いです。

令和7年9月18日(木曜日) 〜73〜

「実に面白い。」
 これは、人気ドラマ『ガリレオ』の主人公、福山雅治さんが演じる天才物理学者・湯川学の有名なセリフです。物理学以外に関心のない主人公が、何か興味深いものに出会った時に発する言葉で、湯川教授の論理的かつ科学的な実証を期待させる名文句でもあります。正直なところ、私はこの作品を何度も見ています。先日もテレビで再放送をしていたため、犯人も結末も分かっているにもかかわらず、やはり見てしまいました。人の心を引き付ける作品は、何度見ても楽しいものです。
 さて、自由研究の紹介も4回目になります。今回は、「物理」「生物」「化学」「科学」等の「理科系」の作品についてです。理科の授業が始まる中学年と高学年には、この分野の自由研究が多いですね。私も足を止めて、研究記録に見入ってしまうことが多々あります。
 「川の生態系調べ」「小金井公園 虫とりマップ」のように、生き物について調べている作品がありました。調査した子どもたちは、それぞれの生き物の生息場所と自然環境の関係性を自分なりに考察していました。なるほど、「実に面白い」分析ですね。
 「うそ発見器」「手作りラジオ」等、機械工学的な作品もありました。精密な機械の部品を扱いながら、見事に完成させています。「うそ発見器」は、人間の微量の発汗を感知すると、ランプが点灯するようです。使うときは、ちょっとドキドキしますね…。これもまた、「実に面白い」作品です。
 「スケルトンたまごの作り方」「シャボン玉の割れ方調べ」「辛さの研究」等、実験データを細かくとりながら、ひとつひとつ結果を丁寧に説明している作品もありました。いくつもの実験データや検証結果を積み重ね、ひとつの事実を導き出す…。まさしく『ガリレオ』のこだわる物理学です。
 子どもたちには、これからも身近な不思議や様々な現象に興味をもってほしいと思います。そして、「実に面白い」と思える何かに出会えると、素敵ですね。もしかすると、田無小学校の中にも、未来の『ガリレオ』はいるかもしれません。ご期待ください。

令和7年9月17日(水曜日) 〜72〜

 夏休みの自由研究について、「校長のつぶやき」でも何度か紹介させていただきました。今週に入り、子どもたちも徐々に作品を家に持ち帰り始めています。私も教室をまわるたびに足を止めて見てきただけに、作品の展示が無くなってしまうのは、少々さびしい思いです…。期間限定の展示ですから仕方ないですね。
 ということで、作品の持ち帰りが完了する前に、今回は自由研究の「社会科系」の作品について紹介させていただきます。私自身、社会科が専門ということもあり、地理や歴史、伝統文化については特に関心が高いです。そのため、毎年ワクワクしながら子どもたちの自由研究の作品を読んでいます。(作者の子に熱くインタビューしてしまうことも・・・。)
 「松山城について」まとめた作品がありました。雄大なお城の印象が強かったのでしょう。天守閣や石垣の写真を何枚も撮影し、気が付いたことをわかりやすくまとめていました。私もお城巡りは大好きなので、興味深く拝見させていただきました。松山城は、司馬遼太郎の『坂の上の雲』にも登場するお城ですね。全8巻、何回も読み込みました。
 4年生の教室には、「水」や「下水道」、「ゴミ」についてまとめている作品がいくつもありました。1学期に水道キャラバンや清掃業者の方々から教わったことをきっかけに、子どもたちは自分で新たな課題を設定して調べたようです。学びを発展させているところが素敵ですね。

 夏休みに訪れた土地について調べていた作品も数多くありました。山梨県、秋田県、沖縄県…。特に多かったのは、大阪万博に関する作品です。久しぶりに日本で開催された万博ですからね。印象に残ったパビリオンの話をしてくれる子もたくさんいました。私は大阪万博に行っていないので、作品を通して間接的に楽しませてもらいました。

 紹介したい作品はまだまだあるのですが…。長文になりそうなので、この辺にさせていただきます。子どもたちが作品を持ち帰るギリギリまで、今しばらく自由研究を楽しませてもらいたいと思います。

令和7年9月16日(火曜日) 〜71〜

 3連休が終わりました。さすがに残暑も少しだけ和らいできた感がありますが、まだまだ油断はできませんね。「猛暑日」まではいかなくても、「真夏日」はありそうですから…。暑さ対策には、引き続き留意していきたいと思います。

 さて、本日は素敵なゲストティーチャーをお迎えすることができました。デフリンピックに出場するアスリート、デフバドミントンの鎌田真衣選手です。わかば学級の子どもたちに向けて、特別な体験授業と貴重なお話をしていただきました。
 金曜日の「校長のつぶやき」にも書かせていただきましたが、わかば学級の子どもたちはデフリンピックについて学習しています。11月に開催される「東京2025デフリンピック」も観戦する予定です。手話を練習していたのも、その一環です。今日は一生懸命練習した手話を使って、鎌田選手とコミュニケーションをとっていました。手話だけでは上手く伝わらない場合もありましたが、口の形を意識したり、身振り手振りもフル活用したりしながら、全身を使って気持ちを伝えようと頑張っていました。鎌田選手も子どもたちの思いに寄り添っていただき、子どもたちの問いかけや言葉に対して笑顔で答えてくださいました。自分の思いを伝えることができて、子どもたちはとても嬉しそうでした。鎌田選手とダブルスの試合が経験できたことは、子どもたちにとって忘れられない思い出になったと思います。
 大きな目標を掲げ、強い気持ちをもって日々の努力を続けている鎌田選手。特に印象的だったのは、鎌田選手がとても礼儀正しく、誰に対しても優しい笑顔を見せていたところです。人としての魅力や美しさ、格好良さを、私も子どもたちと一緒に学ばせていただくことができました。
 鎌田選手、本番の試合も頑張ってください!田無小の子どもたちと一緒に応援しています。


鎌田選手には、心に残るお話もたくさんしていただきました。子どもたちも真剣に聞いていました。


子どもたちも鎌田選手とバドミントンができて、とても楽しそうでした。


代表児童によるお礼の言葉です。鎌田選手、ありがとうございました!

令和7年9月12日(金曜日) 〜70〜

 わかば学級の教室に行くと、一人の女の子が私の近くまでやって来ました。表情はニコニコしているのですが、不思議と黙ったままです。いつもはいろいろなお話を私にも聞かせてくれる子なのですが…。おや?よく見ると、何やら指や手を動かしています。

「こんにちは。校長先生。『こんにちは』って、こうやるんだよ。」

 ここでやっと声を出してくれました。現在、デフリンピックのことを学習していて、みんなで手話を練習していることを教えてくれました。確かに周りを見渡して見ると、他の子どもたちもお互いに手話で会話をしています。お手本の資料を見ながらではありますが、スムーズにコミュニケーションをとっています。手話に詳しくない私は、ただただ驚くばかりでした。

「校長先生。『ありがとう』はこうで、『うれしい』はこうやります。」
「(手話で)『ぼくは〇〇です。よろしくお願いします。』」

 子どもたちが、いくつかの手話を私に教えてくれました。子どもたちって、優しいですね。おかげで、私も何パターンかの手話を覚えることができました。みんな、ありがとう。

 そして、昨日の「校長のつぶやき」にも書かせていただきました挨拶運動の「元気メーター」プロジェクト。本日が最終日でした。子どもたちの挨拶にも明らかに元気がプラスされ、気持ちの良い挨拶が学校中に響き渡っていました。プロジェクトが終わった後も、元気な挨拶が継続できると最高ですね。私たちも見守っていきたいと思います。

 「手話」も「挨拶」も、人と人を結び、心を通わせるための大切なコミュニケーションです。豊かな「かかわり」を築くためにも、これからも大事にしたいと思います。


プロジェクト1日目の「元気メーター」。元気が少しずつたまっています。


プロジェクト3日目(今日)の「元気メーター」。かなり元気がたまりました!

令和7年9月11日(木曜日) 〜69〜

「おはようございます!」
「おはようございまーす!!」
 朝の挨拶の一場面ですが、明らかにいつもと声の大きさが違います。声を張り上げて、元気いっぱいに挨拶をしている子が多いです。さて、何があったのでしょうか。

「やったー!シールをもらえたよ!」
「私も!一緒にメーターに貼りに行こう!」
 本校では、有志の『あいさつ隊』を中心に、毎日の挨拶運動に取り組んでいます。ただ、夏休みを隔ててしまったことと長引く暑さの影響もあるのかもしれません。子どもたちの挨拶について、1学期より元気がないように感じたことが教職員間でも話題になりました。そこで、『あいさつ隊』のメンバーと一緒に企画・実行したのが、今回の「元気メーター」プロジェクトです。
 登校時、子どもたちは元気いっぱいの挨拶をすると、先生や『あいさつ隊』からシールをもらうことができます。そのシールを、昇降口に掲示してある『元気メーター』に貼っていくという内容です。視覚的にも、子どもたちは『元気メーター』にシールがたまっていく様子がわかるので、どの子も張り切って元気な挨拶をしてくれます。
「うーん、まだこれしか元気(シール)がたまっていないなぁ…。」
「よし、明日もがんばるぞ!」
「先生!帰りの挨拶でも、シールってもらえるんですか?」
 さっそく、挨拶への姿勢が前向きになった子も出てきました。リアクションは上々です。昨日から始まったこのプロジェクトは、明日まで行われます。3日間の短期間プロジェクトです。もしかすると、子どもたちの中には「シールがもらえるから頑張る」という子がいるかもしれません。それもまた良しです。このプロジェクトは、あくまでも日々の挨拶を盛り上げるきっかけに過ぎません。日常的な挨拶運動が形骸化しないためにも、今回のプロジェクトのように、学校では様々な企画やキャンペーンにも果敢にチャレンジしていきます。たくさんの人たちと挨拶をする経験を重ねながら、「挨拶って、いいな。」「挨拶をすると気持ちいいな。」等、子どもたちが気付いてくれたら嬉しいです。最終的には、子どもたちの挨拶が習慣化していくことを目指したいと思います。


元気いっぱいの挨拶をした子どもたちは『あいさつ隊』からシールをもらっています。


「おはようございまーす!」1年生の子どもたちも元気いっぱいです。


もらったシールを『元気メーター』の中に貼っていきます。どのくらいたまったかな?

令和7年9月10日(水曜日) 〜68〜

 本日、私は出張があったため、学校にいませんでした。そのため、本日の「校長のつぶやき」には、昨日のことを書かせていただきます。ご承知おきください。

「もうちょっとこっちに光を当てて…。そう!ベストポジション!」
「おおっ!ちゃんと満ち欠けしているぞ。」
 理科室に入ると、6年生が友達と協力しながら実験をしていました。現在、6年生は「月と太陽」の学習中です。この時間では、地上からの月の見え方について、模型や照明、タブレット等を活用しながら、子どもたちはグループごとに実験に励んでいました。照明(太陽)を模型(月曜日)に当てる子、地上からの目線としてタブレットで撮影する子、役割分担もバッチリです。

「校長先生!ぼくが生まれた時の月は、こんな形の月だったみたいです。」
 その子によると、天体を学習できる便利なサイトがあるようです。日付を入力すると、その時の月の見え方や形が瞬時に検索できる便利なツールです。その子は自分の生まれた日を入力し、その時の月の形を嬉しそうに紹介してくれました。
 タブレットをはじめ、様々な器具や道具を工夫して使いながら、夢中で取り組んでいる子どもたちの姿が印象的な理科の授業でした。

 余談にはなりますが、少し書かせていただきます。秋は月が美しい季節です。今年の「中秋の名月」は、10月6日の月曜日だそうです。その頃には、私たちを散々苦しめた異常な暑さもやわらぎ、幾分か涼しくなっていると思います。ちなみに、その日は、田無小学校の移動教室の1日目です。赤城高原の心地よい涼やかな気候の中で、子どもたちと一緒に、澄んだ夜空に浮かぶ真ん丸い名月をゆっくり見ることができたら嬉しい限りです。(どうか雨は降らないでください…。)


照明や模型を使って、月の見え方を調べています。


こちらのグループは、タブレットを使って月の見え方を記録しています。

令和7年9月9日(火曜日) 〜67〜

 5年生の教室に入ると、算数の授業中でした。子どもたちはタブレットの画面をタッチしながら、何やら操作しています。
「これは…、この向きで横に並べて…。」
「あれ?なんだか隙間ができちゃったぞ。おかしいな…。」
 5年生は算数で「図形の角」の学習をしています。三角形の内角の和が180度であることを学び、その後は、それを基にして多角形の内角の和も求めていきます。今回、子どもたちが取り組んでいたのは、四角形の敷き詰めです。四角形と言っても、正方形や長方形のような、整った図形ではありません。角の大きさも辺の長さもバラバラな四角形なので、敷き詰めの難易度が高いです。この四角形を隙間なく敷き詰めていくためには、どうしたらよいのか…。子どもたちは四角形の向きや位置を変えながら、少し悩んでいる様子も見られました。しかし、角の大きや辺の長さに注目しているうちに、子どもたちは一定のパターンや法則がわかってきたようです。タブレット画面をサクサクと操作して、テンポよく四角形を敷き詰めていきます。この操作感の良さは、タブレットの長所ですね。
「この四角形は、この向きでよし。こっちは反対の向きで…。」
「よし、できた!きれいに敷き詰められると気持ちいいな。」
 隙間なく敷き詰められたタブレットの画面を見て、子どもたちは心地よい達成感を抱いているようでした。

 一方で、タブレットの敷き詰めだけでは飽き足らず、昔ながらのアナログの敷き詰めに挑戦している子もいました。実際に四角形を切って、ノートに貼っていく作業を、何回も何回も繰り返していました。タブレットと違って手間はかかりますが、苦労した分だけ、理解度も高まっているかもしれませんね。
 田無小学校の子どもたちは、デジタルもアナログも、それぞれの良さを効果的に活用しながら、楽しそうに学習に取り組んでいます。私も見ていて楽しいです。


お見事!四角形がどんどん敷き詰められていきます。タブレットの操作も上手です。


こちらもお見事です!作業は大変だったと思いますが、きれいに敷き詰めましたね。

令和7年9月8日(月曜日) 〜66〜

 一昨日(土曜日)のことです。台風一過の影響もあるのでしょう。秋の訪れと言い切るには時期尚早ですが、それでも空は青く晴れ渡り、涼しい風が吹く気持ちの良い一日でした。久しぶりに過ごしやすく感じる日の夕方、たくさんの子どもたちが続々と田無小学校の校庭に集まってきます。また、子どもたちと一緒に、保護者の方々の姿も多く見えます。さあ、今から何が始まるのでしょうか。

「家からいっぱい持ってきたよ。楽しみ!」
「ちょっと風があるけど…。でも、天気がいいから、きっときれいだろうな。」

 子どもたちは楽しみでいっぱいの様子です。どの子もニコニコしています。無理もありません。今夜は田無小学校のおやじの会が主催する「花火イベント」が開催されるからです。
 おやじの会の皆様の的確な指示や万全な安全管理の下、子どもたちはそれぞれが用意した手持ちの花火を思う存分楽しんでいました。昔と違って、今は花火をする場所が少なくなりましたから、このような機会はとても貴重ですね。手持ちの花火にも様々なタイプがあるようで、持ってきた花火を友達と見せ合っているグループもありました。
 花火イベントの後半は、おやじの会の皆様による打ち上げ花火のショータイムです。迫力ある花火が連発で夜空に打ちあがり、会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こりました。クライマックスは、ナイアガラ花火です。田無小の校庭に出現した光り輝く大きな滝が、今年の花火イベントを締めくくってくれました。子どもたちだけでなく、会場にいた多くの大人も(私も含めて)、素敵な夏の思い出ができたと思います。
 8月の「水まつり」に続き、素敵なイベントを準備してくださった「おやじの会」の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


みんなルールを守って、花火を楽しんでいます。手持ちの花火もきれいですね。


愛おしそうに花火を見つめている子どもたちもたくさんいました。


大迫力の「ナイアガラ花火」は、圧巻の美しさでした。

令和7年9月5日(金曜日) 〜65〜

「そぼろごはん」「タコライス」「キムチチャーハン」「うどん」「ケーキ」「カリカリ梅」等々・・・。
 美味しそうな名前が続きます。これらは、給食の献立ではありません。子どもたちが夏の自由研究で挑戦した料理の数々です。前任校の時も思ったのですが、近年お家で料理に挑戦する子が増えてきたような印象があります。ご家庭でも子どもたちの料理体験をあたたかくサポートしていただき、ありがとうございます。
 さて、子どもたちの「料理系」の自由研究ですが、どの作品にも工夫がたくさん見られます。材料や手順について、写真を活用しながら、わかりやすくまとめている作品もあれば、ひとつひとつの工程で気付いたポイントを丁寧に記載している作品もあります。また、全ての作品に共通しているのは、完成した料理の写真がとても美味しそうだということです。(実際に食べてみたくなります。)これからも何か新しい料理に挑戦したら、たくさん話を聞かせてほしいと思います。

 ここで、話は変わります。今日は台風が接近中ということもあって、雨の一日でした。幸いにも、本校は登下校の時間帯に暴風雨に見舞われることはありませんでした。しかし、今回の台風によって、河川の氾濫や床下浸水等の被害が生じた地域も多くあったようです。被災された地域の皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 最後になりますが、本日で2学期の1週目が終わりました。子どもたちはとても元気に登校して学校生活を送っていましたが、夏休み明けの1週間ということもあり、きっと疲れも溜まっていることでしょう。週末はゆっくり体を休め、また来週に備えてほしいと思います。田無小の皆さん、今週もよく頑張りました。また月曜日に会いましょうね。

令和7年9月4日(木曜日) 〜64〜

「校長先生!ぼくの作品、見ていってください!」
「〇〇ちゃんの作品もすごいんだよ!絶対見てね。」
 夏休み明けのこの時期に教室をまわっていると、つい足を止めて、長居をしてしまいます。子どもたちの「夏休みの自由研究」の作品が、教室に飾られているからです。教科の垣根にとらわれず、それぞれが自由な発想で課題を設定して取り組んだ力作ばかり。見ていてとても楽しいです。いくつか紹介したいと思います。

 「立体テトリス」や「ガチャガチャ」、「コインゲーム」「ビー玉ころがしゲーム」等の作品がありました。十把一絡げに「工作系」と言ってしまえばそれまでですが、どの作品もひとつひとつ丁寧に作られていて、完成度も高いです。何よりも、使う人たちが楽しく遊べるような工夫が凝らされています。オンラインゲームをはじめ、液晶モニターを見て楽しむゲームが主流の昨今、このようなアナログ的な手作りゲームには温もりを感じます。
 高学年の教室には、「ミニチュアハウス」「大屋根リング」や「クロスステッチ」「刺し子・刺繍」等、「美術系」や「裁縫系」の作品がありました。どちらにも共通しているのは、ひとつひとつの素材がとても小さいということです。「ミニチュアハウス」では、紙粘土で家具や調理器具等をいくつも形成し、細かいところまで彩色していました。その結果、見る人に日々の生活感を抱かせるような素敵な作品に仕上げていました。
 「大屋根リング」は、大阪万博が開催されている今年だからこその作品です。細かい木材のパーツを丁寧に組み合わせており、実に迫力ある作品になっています。本物の「大屋根リング」を彷彿とさせる完成度の高さを誇っています。
 「クロスステッチ」「刺し子や刺繍」も色とりどりの刺繍糸を数多く使用し、美しい柄や統一感のある模様に仕上げていました。集中力を維持しながら、コツコツと粘り強く取り組まなければ、このような美しい作品には仕上がりません。お見事です。

 紹介したい自由研究の作品は、まだまだたくさんあるのですが・・・。それはまた、次の機会ということで、ご容赦ください。

令和7年9月3日(水曜日) 〜63〜

「やっぱりカレーライスはおいしい!」
「わたし、おかわりしちゃった。」
 昨日から2学期の給食が始まりました。久しぶりの給食を心待ちにしていた子もいたかもしれません。(事実、私はこの日をずっと待ち続けていました。給食がとにかく大好きなので…。)2学期最初の給食の献立が大人気メニューのカレーライスだったこともあり、どのクラスでも子どもたちは美味しそうにモリモリ食べていました。

 そして、今日の献立には「きなこ揚げパン」が登場しました。「きなこ揚げパン」もまた同じく、昔からの大人気のメニューです。子どもたちは口のまわりにきなこをたっぷりつけながら、笑顔いっぱい美味しそうに食べていました。
 ちなみに、今日の給食に「きなこ揚げパン」が登場したのは、おいしいだけではない、もうひとつの大きなねらいがありました。毎日、子どもたち向けに配布されている給食のお知らせ『ランチタイム』から、引用して紹介いたします。

「今年は、戦後80年です。戦時中も、戦争の後も、食べ物が十分にありませんでした。今日の給食に出ている揚げパンは、パンを油で揚げているため、エネルギーが高く、戦争後にやせた子どもたちのことを考えてつくられた料理です。誕生の秘密を知ると、今は何でも食べられて幸せです。食べられることに感謝して、残さず食べましょう。」

 これからも、「食」を通して、たくさんのことを学んでいきたいと思います。
 今日の給食もおいしかったです。ごちそうさまでした。

令和7年9月2日(火曜日) 〜62〜

 昨日から2学期が始まりました。子どもたちの元気な声と眩しい笑顔が学校に戻ってきたこともあり、学校は一気に活気と賑やかさを取り戻しました。私も教室をまわりながら子どもたちとたくさん話をすることができるので、毎日とても嬉しい気持ちになります。

「校長先生、夏休みに万博に行ってきたよ。有名人も来ていたけど…、誰だか忘れちゃった。」
 やはり今年の夏に関しては、大阪万博が大きな観光スポットとなっていたようです。マスコットキャラクターのミャクミャクのアイテムを身に付けている子が、確かに増えているような気がします。それにしても、有名人は誰だったのでしょうか…。気になります。

「沖縄に行ってきました。海がとってもきれいでした!」
 さすが沖縄県。毎年変わることなく人気の観光地です。特に今年は『ジャングリア沖縄』がオープンしましたからね。すでに行ってきた子もいるのではないでしょうか。

「みんなも見た?『鬼滅の刃』の映画、すごかったね!」
 前作が日本の映画興行収入の記録を更新した『鬼滅の刃』。今回はその第2弾ということもあって、夏休み前から話題になっていましたが、今作も記録的な大ヒットになりそうです。子どもたちの会話やリアクションからも、人気の様子が伺えます。

 このように、昨日も今日も、教室や廊下等で、多くの子どもたちから話を聞きました。しばらくは夏の思い出に関する話が中心になりそうです。話を聞くのは私も楽しいので、明日以降も校内を歩き回って、たくさん子どもたちの話を聞きたいと思います。

令和7年9月1日(月曜日) 〜61〜

 長かった夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。昨日まで静寂に包まれていた校舎の中にも、子どもたちの元気な声が戻ってきました。長期休業明けに毎回思うことですが、やはり学校には子どもたちの賑やかな声が似合います。子どもたちも久しぶりに友達や先生に会うことができて、とても嬉しそうな様子でした。さあ、田無小のみなさん。2学期も、笑顔いっぱい、元気いっぱい、力いっぱい頑張っていきましょう!

 さて、話は変わります。今日は9月1日。102年前の1923年のこの日に、関東大震災が起こりました。この震災による被害は甚大で、広範囲にわたって町は壊滅状態となり、10万5千人以上もの尊い命が奪われました。一昨年が100周年ということもあり、震災の映像資料がデジタルアーカイブとして数多く公開されました。私にとっても初めて見る写真や資料も多く、改めて地震の恐ろしさを知ることとなりました。
 日本は災害大国とも言われています。災害をもたらすのは地震だけではありません。年々強大化する台風や線状降水帯による被害も深刻なレベルに達しています。この夏も強風や豪雨が猛威をふるい、容赦のない規模で日本の各地を襲いました。
 本日は「防災の日」です。多くの人たちが防災について考え、いざという時の備えを確認していることだと思います。今後は学校でも、教育活動の様々な場面で防災について学び、地域と連携した「防災教育」を進めていきたいと考えています。

このページのトップに戻る本文ここまで

サブナビゲーションここから

「校長のつぶやき」

サブナビゲーションここまで

以下フッターです。

田無小学校

住所:〒188-0011 西東京市田無町四丁目5番21号
電話:042-464-2111
交通アクセス
Copyright © Tanashi Elementary School. All rights reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る