西東京市子ども条例
更新日:2021年8月26日
今と未来を生きる全ての子どもが健やかに育つ環境を整えるため、その理念を共有し、仕組みを整え、まち全体で子どもの育ちを支えていくことを目的として、西東京市では子ども条例をつくり、2018年10月1日に試行されました。
条例には、子どもの育ちを支える人たちの役割やその人たちへの支援、子どものために特に進めていきたい取組、子どもの悩み事・困り事を相談できる仕組みをつくること等が示されています。
子どもの健やかな成長を支援するために、保護者・地域の皆様のご協力をお願いします。
西東京市子ども条例の理念
西東京市子ども条例の理念は、その前文に凝縮されています。
児童の虐待等に係る残念な報道が頻繁になされる現代社会にあって、この条例の理念に改めて立ち戻り、西東京市の子ども達の健やかな成長に寄与したいと考えます。
西東京市子ども条例前文
わたしたちは、まち全体で子どもの育ちを支える、子どもにやさしい西東京をともにつくっていきます。
わたしたちは、子どもが失敗や間違いをしてもやり直し、成長できるまちにしていきます。
わたしたちは、子どもが家庭・園・学校・地域の一員、西東京の一員として位置づけられ、その役割が果たせるまちにしていきます。
わたしたちは、とりわけ困難な状況にある子どもや多様な背景をもつ子どもの尊厳や参加を大切にするまちにしていきます。
子どもは、一人ひとりが人間として、その人格や権利が大切にされます。乳幼児は、特別な保護の対象であるとともに、その発達しつつある能力に応じて自分の権利を行使する資格をもっています。
子どもは、いじめ、虐待、貧困等の困難な状況について、まち全体で取り組まれ、そのいのちが大切に守られます。
子どもは、一人ひとりの違いが認められ、自分らしく育つことができます。
子どもは、その最善の利益が第一義的に考慮されます。
子どもは、自分の意見を自由に表明することができ、自分にかかわることやまちづくり等に参加することができます。
おとなは、子どもに寄り添いながら、子どもが遊び、学び、その他の活動ができるよう、子どもの育ちを支えます。
おとなは、子どもが安心して自分の思いや考えを十分に伝えられるよう、子どもと向き合って意見を聴きます。
地域は、子どもの育ちを支えることで、子どもと市民のふれ合いをすすめ、子どもが安心して生きていくことができるよう支援していきます。
市は、子どもが生まれてからの切れ目のない支援をすすめます。
わたしたちは、世界の約束事である児童の権利に関する条約、そして、日本国憲法・児童福祉法等の趣旨を踏まえ、この条例を定めます。
七つの取組
子ども条例では、まち全体で子どもの育ちを支える、子どもにやさしい西東京をつくっていくことを示しています。そのために市では、主に七つの取組を進めています。
- 虐待を防ぎます。
- いじめなどの子どもの権利を侵害する問題に対応します。
- 子どもの貧困を防ぎます。
- 心とからだの健康と安全な環境をつくります。
- 子どもが安心して遊んだり、学んだり、活動したりして過ごせる居場所づくりをします。
- 社会の一員として、子どもの考えや意見を大切にします。
- 子どもの権利について広め、みんながお互いを大切にできるようにします。
児童用子ども条例リーフレット
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