このページの先頭です
西東京市立住吉小学校
サイトメニューここからサイトメニューをとばして本文へ
  • サイトマップ
  • 交通アクセス
サイトメニューここまで

現在のページ 住吉小学校 の中の スクールライフ の中の 校長室から の中の 校長室から のページです。

サブナビゲーションここからサブナビゲーションをとばして本文へ
  • 学校の紹介
  • スクールライフ
  • 行事予定
  • 学校の組織

校長室から

  • 校長室から
サブナビゲーションここまで

本文ここから

校長室から

更新日:2026年3月2日

未来の学び[2月27日 学校便り3月号巻頭言]

 2011年8月7日のニューヨークタイムズ紙のインタビューで、デューク大学の研究者キャシー・デビッドソン氏が語った内容「2001年度にアメリカの小学校に入学した子ども達の65%は、大学卒業時に、今は存在していない職業に就くだろう」は、世界に衝撃を与えました。その年に7歳だった世代が22歳となる今年、その予見をどう総括するかは、専門家に任せるとして、人工知能の急速な発達や、多様化する社会の現状もあり、予見を現実がなぞりつつある印象をもつことがあるのも事実です。
 
 現在、令和8年度中に予定される学習指導要領の改訂に向けて、準備が進められています。令和10年度の全面実施以降、およそ10年間にわたる日本の教育の指針として、論点整理が行われ、文部科学省が公開しています。そのなかで、とても印象的なのは、「デジタル」についての言及の多さです。学校教育全般を網羅する100ページを超える文書に、「デジタル」が94回、「AI」が113回登場するところに、時代のうねりを実感します。
 しかし、さらに細かく分析すると、デジタルやAIに係る「負の側面」の記載が、8回あることが注目されます。なかには、このことにより、「社会分断の可能性も指摘される」という記述もあり、課題の重さが際立っています。
 
 先月末に、6学年で、「ファクトチェック」の学習を実施しました。「ファクトチェック」とは、情報の真偽を確かめることで、複数の方法(情報の発信者、発信された時期、内容、他の情報との比較)を組み合わせて、信憑性を確認することが必要です。
 住吉小では、教育目標のテーマを「自ら伸びる」として、自立的な学びへの転換を本格的に図るための準備をしています。そのために、

  • タブレット型端末を、文房具のように用いるスキルを育む。
  • 教室での学習では、集団での「対話的な学び」を重視する。
  • 集団討議の材料・根拠を得る調べ学習は、朝学習の時間や、家庭学習との連携による、「主体的な学び」によって確保する。

こうした手立てにより、子ども達が自立的に探究し、「深い学び」に至ることを実現していきたいと思います。
 その際、調べた内容が、信頼できる情報なのか、誤った情報に翻弄されていないかが、学びのアキレス腱となり得ます。GIGAスクール構想は、つまるところ、情報に正しく向き合うスキルの育成に行きつくのかもしれません。
 こうした背景のもと、先述の「ファクトチェック」の学習にあたり、両担任は、馴染み深い素材から教材を開発し、情報を確かめることの重要性や、その手立てについて考える機会となりました。全国的にも、未だ実践例の少ない分野ですが、この1歩を大切にしたいです。
 
 さて、学習指導要領の論点整理のなかで、「産業」が39回、「3Dプリンタ」が1回登場します。デジタルの内容が、将来の産業をも見据えたものであることを感じます。そうしたなか、子ども達が未来を臨み、その原体験となるような活動を構想して、3Dプリンタや屋内水耕栽培に係る先行研究を、個人的に進めています。これからの子ども達の学びが、オーダーメイドの自立的な活動で、未来へと通じるワクワクするものであるために、選択の幅を広くとるべく、準備する住吉小でありたいと思います。
 
 あっという間の1年間でしたが、保護者・地域の皆様に、ご理解・ご支援いただいたこと、心より感謝いたします。
 
 

令和8年度の教育活動について

 日頃より、住吉小の教育活動にご支援・ご協力いただき、ありがとうございます。着任以来、もうすぐ1年が経ちますが、皆様のお力添えをいただき、コミュニティ・スクールとして、教育活動を各家庭や地域に開きながら、子ども達の「自ら伸びる」力を育むための手立てを工夫して参りました。
 学校評価を経て、来年度計画を立案するにあたり、新たに「住吉小リスタートプラン」を策定し、コロナ禍対策のなかでやや縮こまった教育活動を見直し、コロナ禍対策のなかで進んだ個に応じた指導やデジタル化を進めながら、今年度中に予定される学習指導要領の改訂に向けて、住吉小の教育活動の更新・最適化を図りたいと考えます。
 その概要について、同日発行の学校だよりにてお伝えしておりますが、以降、プランの内容について、順次、周知を図りたいと思います。つきましては、その構想のうち、学級編成や学年経営について、この紙面にてお伝えします。
 
[学級編成]

  • 令和8年度より毎年、全学年でクラス替えを実施します。
  • 教科担任制を部分的に進め、多くの教員が学年に関われる集団指導に順次移行します。

[その理念]

  • 学習指導要領が目指す他者との融和や協働の経験とその機会を、豊かにするため。
  • いわゆる「小1プロブレム」や「中1ギャップ」を防ぎ、進学における新しい環境への適応に寄り添い、円滑にする必要があるため。
  • 環境が変わることで、新たな価値に出会い、新たな育ちにつながる機会を設けるため。
  • 複数の教員が関わることにより、子ども達の育ちを多面的・多角的にとらえるため。
  • 教職員の指導の専門性の向上を図るため。

[そのための方策]

  • 副担任制を拡充し、各学年に専科教員や養護教諭、講師を配置し、場合によっては学年をまたいだ指導体制を構築します。つまり、複数の教員がお子さんに関わります。
  • 算数以外の教科でも、学級の隔てをなくした課題別学習などを、新たに試行します。
  • 現在の「COCOLOプラン」を継続し、全児童の面接に基づいた、全職員メンター制を敷いて、成長の過程における子ども達の心の動きに、複数の教員が寄り添います。
  • 幼稚園や保育園、中学校と連携を進め、必要に応じて指導・支援を相互に見直します。

 クラス替えを全ての学年で毎年実施することは、現在、他区市町村でも、広く一般的に行われていることであり、効果も認められているものです。私の市内の前任校・前々任校でも、毎年実施しておりました。
 少し早めに、来年度のプランの一端をお伝えしました。保護者・地域の皆様におかれましては、今後とも、住吉小の教育活動へのご理解・ご協力、よろしくお願いいたします。
 
 

小学生も地域のチカラ[1月8日 学校便り1月号巻頭言]

 関東大震災から100年以上経過し、科学技術が進歩を遂げた現代にあっても、地震や風水害といった災害は、「かつてない」脅威であり続けています。特に近年にあっては、「命を守る行動を!」と警戒を促されるような災害も頻発していることから、前触れなしの災害において、まずは、自らの命を守る「自助」のスキルと、それを支える思考力を育成することが急務です。
 さて、コミュニティ・スクールには、2つの使命があると考えています。それは、

  • 地域社会の協力のもと、子ども達の学びを豊かにすること
  • 地域の拠点として、地域社会の役割を担うこと

です。そしてこのことは、学校と地域の双方が利する「互恵的」なものでなければ、持続は難しいと考えます。だから、学校と地域社会が、子ども達の教育活動を媒介に結び付くこと、それが地域社会にとっても価値ある事であることを理想とした学校づくりを進めています。年度当初より、「」と「安全・安心」を2つの軸としているのは、それらが共通の「喜び」や「安らぎ」をはらんでいるからです。それぞれ下地を整え、順調に取組を重ねてきたところです。
 
 こうした経緯を踏まえて、土曜学校公開の機会に、総合的な防災体験学習・避難所開設訓練を実施し、保護者・地域に広く開放します。子ども達のみならず、保護者や地域住民もその当事者です。かつてない試みのため、右往左往して、うまくいかないこともあるかもしれませんが、私達は、地域とともに考え、失敗から学びます。
 避難所は、サービスを享受する場所というよりも、避難者による社会であると考えます。当日は、下記の要領で、避難所運営協議会長が開設を宣言する「避難所」に、「避難者」として参画いただき、子ども達とともに運営を支えていただけるよう、ご案内申し上げます。12の体験ブースの内容など、近日中に、詳細をお届けします。そのなかで、ブース運営など、サポーターとして支援していただけたら、心強いです。

1. 実施日時 令和8年1月24日(土曜日)午前9時〜正午
2. 場所 西東京市立住吉小学校
3. テーマ 小学生も、地域のチカラ
4. 想定 震度6程度の地震が連続し、ライフラインが寸断される可能性がある
5. 概要

  • 防災体験学習と避難所開設訓練を、それぞれ、発達段階に応じて、全学年で実施します。…避難所運営協議会との連携のもと、避難所運営のためにアクションカードを通して依頼された作業を、「避難者」の児童が担います。
  • 西東京消防署の全面協力のもと、避難所開設訓練には、保護者や地域住民も参画します。
  • 土曜公開の受付自体を、避難所受付に見立て、児童が担います。
  • 当日の最後に、風水害発生の想定で、児童の引き取り訓練を実施して、そのまま下校します。
  • VR体験ペット同行避難、電気自動車の電源活用、パトロールなどの現代的な内容を加えます。

 
 

できるときにできることを[12月25日 学校便り冬休み号巻頭言]

 12月2日に、元埼玉西武ライオンズの高橋朋己投手に来校いただき、「投げ方教室」を行いました。子ども達の遊びや運動が多様化するなか、コロナ禍の影響もあり、全国的に児童の体力の低下が課題となっています。そこで、その道の達人から直接学ぶとともに、生涯スポーツとの出会いになり得る機会を設けたものです。そして、こうした機会が持続的な体力向上につながるように、「50m走」と「ソフトボール投げ」について、「ミニ記録会」を全校で行いました。春の全国スポーツテストから半年を経て、どれだけ体力が伸びたか、確かめる機会です。重視したのは、

  • 個人内評価の重視  …競争ではなく、まずは、自分記録を伸ばそう
  • 有効な手立ての獲得  …いい方法があったら、試してみよう

です。そのなかで、50mのゴールラインを減速しないで駆け抜けたり、ステップを踏んで投げたりすることで、記録を伸ばしました。全校平均で、「50m走」では0.2秒前後、「ソフトボール投げ」では2m前後、更新されたことは、自らの可能性を実感できるという意味でも、価値あることだと思います。
 11月29日の音楽会には、950名もの保護者・地域の皆様に参会いただき、ありがとうございました。住吉小の音楽会の特徴は、クラスごとに合奏することです。指導する側は、2倍から3倍の指導内容を要しますが、子ども達は、興味のある楽器の演奏を経験でき、少人数だからこそ貴重な一員としての役割を担えます。愛着のある役割を、まずは突き詰め、そして、集団のなかで堂々と果たす経験ができたことと思います。
 スクールカウンセラーによる全員面接を通して、それぞれの「今」に寄り添うなど、それぞれの「」を大切にする学校でありたいと思います。
 
 12月8日に、1年生の児童が、近隣の3つの保育園の園児68名を招いて、「どんぐりあそびかい」を行いました。公園で集めたどんぐりや枝や枯葉を用いた遊びを、21グループがそれぞれ考え、園児に伝わるように内容を研ぎ澄ましていきます。どんぐりを用いた迷路やピンボールなど、協力して作成した子ども達。当日は、後輩達を迎えて、いつもとは異なる高揚がありました。児童それぞれの発想が、集団のなかで結実した、いい機会でした。
 12月11日に、5年生の児童が、東小学校の特別支援学級と交流を行いました。事前に進めてきた準備が実り、ゲームやダンスを媒介として、みんなでいい時間を共有しました。この1年間、各学年で進めてきた障害理解学習と交流会、そしてデフリンピックの観戦を通して、多様性についての理解が、進んだ実感があります。
 それぞれの「個」が、集団のなかで考えを伝え合い、さまざまな価値観に出会うことから、ものの見方や考え方を豊かにし、他者と協力しながら、行動で自己実現を図れるような場と機会を設けたいと思います。
 
 コロナ禍は、学校教育の在り方を問う機会でもありました。そのなかで、私は、先述の通り、「」を育て、「集団」を育て、児童が自ら伸びていく環境を作りたいと考えます。そのための素地として、前例にとらわれず、学校を地域に開き、価値あるリアルな教育素材を開発していきたいと思います。サポーター制など、保護者の皆様にご提案しておりますが、「できるときにできることを」ご協力いただけたら、有難いです。
 
 12月24日、保谷高校の吹奏楽部が、クリスマスコンサートを催してくださいました。なんてお洒落なクリスマス!こんな、ほっこりする時間を、これからも大切にしてまいります。
 

保育園
どんぐりあそびかい

特別支援学級との交流会
東小の特別支援学級との交流会

心を澄ませて [11月20日]

 以前、観た映画が、心に残っています。「目を澄ませて」というフレーズがタイトルにつくこの映画は、生まれつき聴覚障害がある主人公が、下町のボクシングジムから、プロボクサーとしてリングに立ち続けながら、ひたむきに生きる姿を描き出したものです。自分らしく生きるということが、どんなことなのか、考えさせられる映画です。
 
 昨日(19日)、2・3・4学年の児童が、調布市にある京王アリーナTOKYOで、東京2025デフリンピックのバドミントン競技を観戦しました。
 デフリンピックは、聴覚障害がある、聞こえない・聞こえにくい選手の国際的スポーツ大会で、日本では初開催ながら、100周年目となる記念すべき大会です。
 デフアスリートに、「目でみる応援」を届けるために、子ども達は、事前に、手話をベースにしたサインエールを練習し、応援ボードを作成して、当日を迎えました。
 日本人選手の試合が始まると、それまでの試合に増して、夢中になってサインエールを送りました。住吉小の子ども達のいいところは、勝った選手にも、負けた選手にも、他の会場の選手にも、隔てなくエールを送ろうとするところです。応援が届いた選手や関係者から、試合後に手を振っていただいて、みんな、喜んでいました。
 選手達の、聴覚障害に向き合ってきた努力や葛藤、時には万全とは言えない練習環境などを思いやるからこそ、この日、この試合に臨むことの、言葉にならない気持ちが察せられます。選手達それぞれの人生の大一番に立ち会えたことは、いつか、自他の多様な生き方をかえりみるときの、材料になることでしょう。

 学校便りで、これまでたびたび、「COCOLOプラン」についてお伝えしてきました。来年度、住吉小に知的障害特別支援学級が開設されることも視野に、各学年で、障害理解学習交流会を進めています。特に3年生は、それに加えて、車椅子を日常的に用いる当事者との交流や、視覚障害がある当事者との交流をそれぞれ実施し、改めて、我が街のバリアフリーを見直す学習をしました。こうした体験的な学習も踏まえて、ひとつとして同じものの無いそれぞれの人生を知るなかで、そうした多様な輝きのひとつである、かけがえのない自他に出会ってほしいです。
 
 耳を補って目を「澄ませる」デフアスリートのように、目を澄ませて、そして、心を澄ませて、この世界の素晴らしさに気付いていくことを、願っております。
 

アリーナ
京王アリーナTOKYO

会場
バドミントンの試合会場

応援
サインエールで熱烈応援

多様性のきらめき[10月31日 学校便り11月号巻頭言]

 「三菱UFJ銀行」「教育と探求社」と連携し、5学年で5回にわたって実施した「経済金融プログラム」が最終回を迎えました。学習指導要領では、家庭科の「消費生活・環境」をはじめとする横断的な学習により、お金の大切さと、計画的な利用について学ぶことが示されています。この内容を、外部の専門機関と連携することで、「お金」について改めて深く学ぶ機会を設けたものです。お金とは何か?序盤はカードゲームを用いて、お金と物事の価値を比べ、他の児童と考えを伝えあうことからスタートします。こうした対話的な学習を通じて、

  • 人によって、お金の価値は異なること
  • お金で買えない物事があること
  • お金で買えない物事も、工夫して近づけることができること

などに気付いていきます。例えば、命や愛情など、お金に代えることはできない物事でも、健康につながる食生活を心掛けたり、自らの内面を磨いたりすることならできると、討論を通じて考えを広げ、深めました。馴染み深いけれど答えの無い問いを通して、多様な考えに出会うことができました。
 
 来年度、本校に特別支援学級が新設されることを機に、他校の特別支援学級との交流と、そのための理解教育を、学年ごとに進めています。学校体制の変化に応じ、子ども達のココロに問い掛けることで、多様性を認め、他者を尊重する寛容さを宿してほしいと願っています。
 そうした背景のもと、10月24日に、3学年が、肢体不自由がある当事者をお招きし、障害理解学習を行いました。車椅子補助の体験を通して具体的に学び、我が街を異なる視点で捉えるなか、「できないことに目を向けるのではなく、できることを伸ばしていくことが大切」という捉え方に、多くの子ども達が感銘を受けた、いい機会となりました。「できることを伸ばすこと」は、あらゆる人の自己実現に係る、希望の視点だと思います。
 11月19日には、2・3・4学年児童が、デフリンピック観戦を行います。「障害」「国際」といった多様性に出会うなか、個性がきらめくことの喜びや、自他の存在の素晴らしさに気付ける機会になればと思います。
 
 9月号で構想をお伝えした「COCOLOプラン(仮称)」は、こうした内面への問い掛けです。子ども達のココロが育ち、育ち合う学校でありたいと、私は願うのです。
 

ココロの豊かさ[9月1日 学校便り9月号巻頭言]

 例年より暑い夏を、家庭・地域で過ごした子ども達が、少し大きくなって、元気に登校してきました。休業期間中の大きな事故の情報が特に無いことに、まずは、安堵しています。子ども達を迎えるのは、教職員と、部分的な改修を終えた校舎、そして、5年生が植え替えたマリーゴールドです。正門前の地蔵通り沿いに、100鉢を並べましたので、壮観な花鉢の列を、是非、ご覧ください。2学期の始まりに、子ども達の心が和むよう計画した取組です。それでも、お子さんが、生活の切り替えに不安がある場合は、カウンセラーなど心理士による面談を、個別に行います。遠慮なく、担任までご相談ください。すぐ対応いたします。
 さて、4月に6学年を対象に実施された「全国学力・学習状況調査」の結果から、本校の学力向上が、とても順調に進んでいることが分かりました。九九の全校テストを個票化したり、数直線の活用に係る課題改善カリキュラムを推進したりするなど、つまずきを解消し、考えるアイテムをもてるよう図って、更なる学力・体力の向上につなげます。
 夏季休業期間中に、住吉小Webサイトの更新と、学校要覧の更新をしました。そのなかで、教育活動のテーマとして、「自ら伸びる力をつける」を設定しました。混沌としており、先が見通しにくい世界にある子ども達が、しなやかに生きる力をつけられる学校でありたいと考えます。そのためには、先述の基礎・基本と考える力、そして、豊かな心をバランスよく育むことが必要だと考えます。
 子ども達の心に寄り添うため、「COCOLOプラン(仮称)」を、1学期から試行しています。

  • 花の栽培を通して、情操の涵養を図る「花プロジェクト」を、5学年から進めています。
  • 全児童を対象に、スクールカウンセラーによる面談を進めるとともに、教職員によるメンター制を試行しています。
  • 登校支援室「COCOLOルーム」を試験的に設けており、その開室日数を増やす方向です。
  • 道徳科の学習内容を、学校行事などと関連付けて計画し、具体的にとらえられる内容設定を心がけています。
  • 来年度の特別支援学級設置に向けて、全学年で障害理解を適切に図るとともに、直接交流の機会を設けます。
  • 人権や多様性について学ぶ機会を設けるとともに、特に2・3・4学年児童は、デフリンピックを現地観戦します。
  • 個票の記録など、個人内評価の重視を通して、自らの成長の履歴を実感できるよう図ります。

1学期から進めている、こうした取組をもとに、改めてプランを見直し、策定していく予定です。
 こうした背景のもと、9月26日(土曜日)に、道徳授業地区公開講座を実施します。公開授業の合間の2校時は、弁護士による講演会を計画しており、「オンラインカジノ」が演題です。現代的な社会問題を通して、規範や自律に係る問題について、道徳の視点から考える機会になればと思います。体育館にて、是非、ご参会ください。
 

種まく学校[7月18日 学校便り夏休み号巻頭言]

 先月末にご案内した「花プロジェクト」の第一弾として、マリーゴールドの植え替えを、7月3日に実施しました。急な募集にも関わらず、20名の保護者・地域の皆さんにご支援いただいて、1000株の苗を、大型の丸鉢と育苗ポットに移植しました。植え替えの際は、苗を傷めないよう、細心の注意が必要ですが、子ども達は、活動の意義をよく理解しており、とても意欲的に進めました。17日の下校までに、5年生の有志児童が、育苗ポットに植え替えた苗300株を、「花大使」として近隣の保育園、保谷高校、住吉会館ルピナス、デイサービス施設に贈る「花外交」を展開しました。社会の一員としての役割を実感した子ども達が、スキップして帰った高揚を、覚えていてほしいです。
 
 着任以来、あっという間の体感の1学期でしたが、2年目くらいの心持ちで、学校としてなすべきことを進めました。

  • ユニバーサルデザインの教室環境づくりを進めました。
  • 全校児童の登下校ルートを分析してまとめ、見守り体制の強化と、安全指導の適正化を図りました。
  • 学習活動を媒介に、学校と地域・保護者が互恵的に協働することを、コミュニティ・スクールの在り方と定めて、上述の「花」と「安全・安心」を、その2軸に据えました。
  • 全児童を対象として、スクールカウンセラーによる面談を始めるとともに、全ての教職員によるメンター制を進め、それぞれの心に寄り添う「COCOLOプラン」の策定に向けた試行をしています。
  • 登校支援室「COCOLOルーム」を試験的に設け、そのニーズに応えています。
  • 子ども達の個人内評価を重視し、コロナ禍以降の体力調査結果を個票にして配布しました。
  • 保谷高校との連携による「住吉タイム」では、基礎・基本の定着を図り、特に九九の完全習得を図っています。
  • オリンピアンや日本代表から、スポーツの魅力を学ぶ機会を創出し、3年生の水球、4年生のカバディ、5年生のダンスなど、体験学習を順次進めています。

 
 ここに示していない来学期以降の構想も含め、この1学期に、たくさんの「種」をまきました。マリーゴールドの花が咲く頃、こうした「種」も芽吹いて、子ども達の学びが深まることを願っています。
 それまでしばらく、夏季休業期間となります。子ども達が、安全で健康な、かけがえのない自分でありますように。豊かな体験と、挑戦に満ちた夏でありますように。
 

花が育てる[5月30日 学校便り6月号巻頭言]

 住吉小の校地内には、色とりどりの花が咲いています。育成会をはじめとする地域の方々の手によるもの、地域の方々の支援のもと、環境委員会の児童が育てたものなどが見頃となって、子ども達の新学期を彩りました。
 教育機関としての学校には、実は、「樹木園」という側面があります。20種類に及ぶさまざまな樹木が校地内に植えられているのは、そのためです。この春は、昨年度は咲かなかった藤棚の藤の花が満開となったことが嬉しくて、私は、全校児童に紹介しました。
 古来、花が人の心を豊かにしてきたように、花のある生活をすること、花を種から育てることは、子ども達の情操の深化、生命の重みの感得、分かち合う他者との出会いなど、他に替え難い意義があると考えます。
こうした思いを理念として、学習活動として子ども達が花を育てる「花プロジェクト」を、無理なく進めていきます。

  • 満開のマリーゴールドで、2学期の始まりを彩ります。
  • コミュニティスクールとして、花の栽培を通して地域と結び付き、地域拠点の役割を果たします。
  • 子ども達が「花大使」として花を贈り、地域と地域をつなぐ「花外交」を進めます。

 
 そのために昨日、教職員が、育苗用のポッドに、マリーゴールドの種をまきました。苗が育ったら、子ども達の出番。大型の鉢100鉢に、苗を植え替えます。いずれ、子ども達それぞれが、種から花を育てられたらと思っています。
 さて、6月は、「ふれあい月間」です。友達をはじめとする他者との関わりを、改めて振り返る機会です。道徳科の学習とも関連付けながら、人権や多様性を踏まえた他者の尊重について、学びを深めます。この機会に、「花」との関わりを進め、総合的に、子ども達の心に向き合っていきたいです。
 つきましては、マリーゴールドの苗が順調に育ったら、子ども達といっしょに植え替えをしていただける保護者の方を募ります。詳細は後日、改めてお知らせします。この住みよい街の「花エリア構想」に、是非、ご参画ください。
 

ごあいさつ[4月7日 学校便り4月号巻頭言]

 古来、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われながら、彼岸を半月過ぎても、思い出したように寒さがぶり返す日があります。気象学的な理由は不明ながら、統計的にみて、毎年その日に特定の天気が現れる傾向が強い不思議な日のことを、「特異日(とくいび)」といいます。4月6日は、そうした「寒の戻り」が起こりやすい日で、「寒の戻りの特異日」とされるとのことです。今年は、卒業式の前日に、桜の開花宣言があったものの、それ以降の「花曇り」がうらめしく、歳時記をめくっていました。しかし、その「花冷え」のおかげで、校地内のチューリップやパンジーなどの花の見頃が、始業式や入学式に重なり、華やかに新学期を彩ったことを、嬉しく思います。
 
 初めまして。私は、4月1日付けで、住吉小学校長に着任いたしました、三澤 亘潤(みさわ たかひろ)と申します。同じく着任した 山本 英男(やまもと ひでお)副校長とともに、前任の 小林 宏 校長が手塩にかけたこの学び舎を継承し、子ども達の育ちに寄与してまいります。
 
 さて、先日、2030年度以降に実施される次期学習指導要領の改訂に向け、文部科学大臣が中央教育審議会に諮問しました。それによると、新しい学習指導要領は、

  • 生成AIの発展などを踏まえ、知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びの在り方
  • 情報モラルやメディアリテラシーの育成強化
  • 自動翻訳機などが普及する中での外国語教育の在り方

などを含んだ、幅広い内容となる方向です。特に、この諮問で強調されているのが、画一的な教育から脱した「柔軟な教育課程」の在り方です。それぞれの子ども達が主体的に、深く学べることを目指すとされています。
 このことは、これからは、これまで以上に、子ども達や地域の状況に応じた、各校の「特色」が問われるということと考えます。歴史に磨かれた基礎・基本を確かな土台としつつ、次代を担う子ども達にとって必要な資質・能力の育成について、明確な理念が必要です。
 そこで、コミュニティ・スクールへと移行して3年目となるこれまでの歩みを踏まえ、学校と家庭と地域が、子ども達の学びを媒介に結び付き、リアルな地域教材を開発・実践するなかで、協働を図れるようにしたいと考えています。保護者・地域の皆様には、ご知見を賜るとともに、その具現化に、是非、参画していただきたいと願っております。
 
 その手始めに、花の種を蒔こうと思います。「花曇り」にも「花冷え」にも負けずに、美しく咲く花の種を、ご一緒に蒔いてみませんか?
 

このページのトップに戻る本文ここまで

以下フッターです。

住吉小学校

住所:〒202-0005 西東京市住吉町五丁目2番1号
電話:042-423-4187
交通アクセス
Copyright © Sumiyoshi Elementary School. All rights reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る