保二小テイクオフプラン 骨子4
更新日:2021年9月6日
保二小テイクオフプラン 骨子4のモデル
自立的な学習活動への一層の転換を図ります
改訂された学習指導要領の本格実施に伴う指導内容の増加と、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取組により、指導機会の確保と、学びの充実が喫緊の課題となっています。この課題を解消するために必要なこと、すなわち、
- 指導効果を高めて、時間を有効に用いること
- 自ら考える手立てをもたせること
- 生活の場そのものを学ぶ場とすること
この3点への対応が、「保二小テイクオフプラン」策定の趣旨です。
骨子4の内容
骨子4は、このうち第2点目の「思考の手立ての獲得」のための方策であり、学習指導要領が目指す「主体的・対話的で深い学び」を、集団でも、そもそも個人でこそ、自立的な学習活動を通して実現するための指導改善における2つの支柱とするものです。
自立的な学習活動のニーズとして、以下の2つの視点に着目しました。
- 課題解決のための、調べ学習のスキルを高めること
- 考えを広げ、整理し、まとめる、思考の質を高めること
その実現のため、それぞれ、
- 調べ学習特設カリキュラム
- 思考ツール活用特設カリキュラム
を独自に策定しました。これらの特質は、国語科の教科書に準拠し、それぞれの指導に係る単元を6年間にわたって具体的に充てていることです。
- 「調べ学習特設カリキュラム」では、調べ学習の過程において本やインターネットで調べたり、インタビューしたり、図や表で示したり、考えを新聞にまとめたり、発表したりするための学びの機会(単元)を、発達段階に応じて配置しています
- 「思考ツール活用特設カリキュラム」では、イメージマップやチャート図、マトリックス、ベン図といった18種類の思考ツールを、国語科及び学級活動の27単元の中で、どう指導するかを段階的に示しています。
このように、「保二小テイクオフプラン」の第4の骨子は、児童の自立的な学習を支える「調べ方」と「考え方」を育成するための、具体的な指導改善の方策です。
タブレット型端末の駆使
GIGAスクール構想の一環として、タブレット型端末が全児童に配布され、コロナ禍におけるオンライン学習をも支えています。今後、タブレット型端末は、文房具の1つとして駆使されていくことでしょう。
そうした中で、タブレット型端末の活用をゴールとするのではなく、あくまで、児童の「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指し、その果たし得る役割に着目するとともに、未来の道具「どこでもドア」に見立てて、事例の蓄積と応用を進めています。
タブレット型端末を、「保二小テイクオフプラン」の第4の骨子と関連付けた活用を図ります。