保二小テイクオフプラン 骨子2
更新日:2021年9月6日
保二小テイクオフプラン 骨子2のモデル
6年間にわたる指導の系統性を重視し、教育課程に位置付けます[縦糸]
改訂された学習指導要領の本格実施に伴う指導内容の増加と、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取組により、指導機会の確保と、学びの充実が喫緊の課題となっています。この課題を解消するために必要なこと、すなわち、
- 指導効果を高めて、時間を有効に用いること
- 自ら考える手立てをもたせること
- 生活の場そのものを学ぶ場とすること
この3点への対応が、「保二小テイクオフプラン」策定の趣旨です。
骨子2の内容
骨子2は、このうち第1点目の「指導効果の向上」と、第2点目の「思考の手立ての獲得」のための方策であり、6年間の学びの系統性に着目し、発達段階ごとに確実に定着するように図る工夫です。すなわち、児童に特に習得させたい内容について、6年間のどこで何を学ぶか、その流れを把握するとともに、その指導が確実に達成されるために指導すべき要点を抽出し、それぞれの指導法を吟味して充て、6年間の指導スケジュールとして配置するものです。
そのために、
- 何年生の教科書の何ページの何番の問題(内容)か、具体的に指導のターゲットを設定すること
- ターゲット問題には、発達段階に応じた指導法を明確に充てること
- 6年間に及ぶ系統的な指導を支える理論的な背景を示すこと
が必要となります。現時点で、
- 算数科における図表の活用
- 国語科における形声文字に特化した漢字指導
について、6年間にわたる「課題改善カリキュラム」をそれぞれ策定しており、授業観察時の検証を含む日常化を図っています。
このように、「保二小テイクオフプラン」の第2の骨子は、教育活動を6年間にわたって縦断させ、系統的な学習を確実に実現することで指導効果の向上を図る、謂わば、教育課程の「縦糸」をなすものです。