令和5年度

　令和5年度の研究は、田無小や田無という地域についてのよさに子どもたちが気付き、新たな価値を創造し、それを地域に向けて発信していくことをねらいとしています。
　学習を貫く目的意識、および子どもたちの学習の原動力として、本校の「開校150周年」を焦点化します。これまでの田無小学校の長い歴史とよさに関心をもち、周年行事を含めた様々な場面をとおして探究活動や表現活動を行います。その学習の積み重ねにより、学校や地域への愛情を深めるとともに、自己の生き方を考えることにつなげていきたいと考え、本研究を設定しました。
【児童の主体性を育てる授業】
　本研究では、児童自身が学習者として自らの学びを選び、コントロールしている姿を「児童が主体的に学ぶ姿」であると捉えました。自ら設定した探究課題を解決するために、調べ方やまとめ方、発信の仕方を考え、選んでいくことはまさに、自分の学びをコントロールすることです。自ら学習を選ぶ経験を積み重ねることで、児童の主体性を高めていこうと考え、研究主題に掲げました。
【未来へつなぐ150周年単元の開発】
　本校は、令和5年度に開校150周年を迎えます。この長い歴史の節目を祝うとともに、これまでの田無小学校、そしてこれからの田無小学校に目を向け学ぶことは、学校や地域により愛着をもち、これからも田無を大切にする児童を育てることにつながると考え、総合的な学習の時間および、生活科の新たな単元開発を行っています。本研究で取り組んだ単元開発は、「西東京ふるさと探究学習」と合わせて、今後も田無小学校の学習の要として位置づけ取り組んでいきます。