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西東京市立保谷第二小学校
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令和5年度 保二小 あんぜんの日

更新日:2023年9月25日

はじめに

 関東大震災から100年となる節目の年、科学技術が進歩を遂げた現代にあっても、地震や風水害といった災害は、「かつてない」脅威であり続けています。特に近年にあっては、「命を守る行動を!」と警戒を促される災害も頻発していることから、前触れなしの災害において、まずは、自らの命を守る「自助」のスキルと、それを支える思考力を育成することが急務です。

 本校は、令和5年度から2年間、柳沢中学校とともに、東京都安全教育推進校として、安全教育に係る先進的な取組を開発し、全都に発信する役割を担います。教育目標「自ら伸びる」を掲げ、また、コミュニティ・スクールとして、「安全・安心」を地域との互恵的な協働の軸に据える本校にあって、こうした安全教育は、地域の具体的な課題を通して、児童の考える力を伸ばす機会になると考えます。

 そこで、土曜学校公開の機会に、総合的な避難所開設訓練・防災体験学習小中共催で実施し、広く保護者・地域に公開しました。避難所は、サービスを享受する場所ではなく、避難者による社会であるという理念のもと、強靱な地域社会を目指して、当日は、保護者・地域にも、避難所運営協議会長が開設を宣言する「避難所」の「避難者」として参画いただき、児童とともに運営を支えていただきました。かつてない試みでしたが、全ての参会者の協力で、「避難所」のイメージを共有することができました。

  1. 日 時   令和5年9月16日(土曜日)午前9時〜正午
  2. 場 所   西東京市立保谷第二小学校
  3. テーマ   小学生も、地域のチカラ
  4. 想 定   震度6 程度の地震が連続し、電気や水道、ガスが使えなくなる事態が予想される
  5. 方 策   「アクションカード」を用いて、児童と保護者、地域住民が一緒に「避難所」を開設する
  6. 要 項

■避難所開設訓練

0.「保二小あんぜん日」全校集会・避難所開設宣言 [全校]

  • アクションカード」について全校児童に説明し、避難所をみんなの力でつくる意味を伝えました。
  • 避難所運営協議会の後藤会長が、想定のもとで避難所開設を宣言し、5人の班長にそれぞれの役割のカード集を渡しました。
  • 以下の1〜7の体験学習は、各班のアクションカードを通した作業の依頼であることを伝えました。

 

1. パーソナルスペース体験・備蓄倉庫見学 [1年生]

  • 倉庫に備蓄しているカーペット毛布を用い、体育館に実際に寝てみることで、避難所の空間を体験しました。
  • 備蓄倉庫を見学し、災害に対する地域の備えについて知ることができました。
  • 保護者も、お子さんといっしょに横になってみました。
  • 後から合流してくる家族の避難を考えると、やはり、受付の電子化は必須だなと思いました。

 

パーソナルスペース体験・備蓄倉庫見学

パーソナルスペース体験・備蓄倉庫見学

2. ペット同行避難体験 [2年生]

  • 災害が起きたときに、ペットと一緒に避難することの意味を学びました。
  • 実際に屋内で動物の世話をすることを通して、避難者とペットが共に命を守るためにすべきことを考えました。
  • 地域住民のご協力で、2匹の犬を目の前にした体験活動ができました。
  • 実際の発災時には、ケージを持参していただくことが必要になると思いました。

 

ペット同行避難体験

ペット同行避難体験

3. 簡易トイレ設営訓練・電源確保訓練 [3年生]

  • 災害時は、電気・ガス・水道の不通など、生活に制限が生じ、工夫が必要になることを実感しました。
  • 停電したとき、トイレが使えないときのため、簡易トイレなどの備えがあることを知りました。
  • 簡易トイレの設営や発電機の操作を、児童や保護者の皆さんにもご協力いただきました。
  • 排泄物の凝固剤など、その効果を擬似的に体験することができないか、考えています。

 

簡易トイレ設営訓練・電源確保訓練

簡易トイレ設営訓練・電源確保訓練

4. 初期消火訓練・水確保訓練 [4年生]

  • 初期の火災の延焼を防ぎ、自他の命を守るため、消火器の扱いを学びました。
  • スタンドパイプを用いて飲料水を確保する手立てがあることを知りました。
  • 災害により断水したときに、プールの水を用いて、生活用水を確保する経験をしました。
  • プールの水の、トイレへのバケツリレーに、保護者の皆さんにもご協力いただきました。
  • 本校は、断水時には、貯水槽(高架水槽)の水を飲料水として確保するために、トイレの水を止めます。バケツリレーは、現実的な訓練です。

 

初期消火訓練・水確保訓練

初期消火訓練・水確保訓練

5. 避難者受付訓練 [5年生]

  • 避難者の登録や誘導を担うことを通して、避難所運営に、小学生も参画できることを実感しました。
  • 避難所には、さまざまな状況にある、さまざまな世代の避難者が来所することを実感しました。
  • 児童のアナウンス後、飲料水の配布を行いました。臨機応変な対応ができる5年生の地力を感じました。
  • 避難者登録は、同時開催の柳沢中と連携して、タブレット端末を生かした電子データ化を図りました。家族が時間差で避難しても、別々の避難所にいても、これで、情報が一元化できます。システム開発は、本校の職員が担いました。

 

避難者受付訓練

避難者受付訓練

6. 火起こし・湯沸かし訓練 [6年生]

  • 災害により電気やガスが途絶したときに、食料を確保するための手立てとして、かまど作りを体験しました。
  • かまどに火を起こし、飯盒で湯を沸かして、アルファ化米などの調理の準備をしました。
  • 地域の嶋田さんの指導で、空き缶2つと牛乳パックで湯を沸かす体験をしました。これだけで湯がわかせることに、みんな、驚いていました。
  • マッチを擦ったことのない児童が多く、生活経験の現代化に課題を感じました。

 

火起こし・湯沸かし訓練

火起こし・湯沸かし訓練

■防災体験学習

7. 読み聞かせ・防災クイズ・安否確認メッセージ [1・2年生]

  • 読み聞かせ防災クイズを通して、地震などの災害から自分の命を守るための、基本的な行動を学びました。
  • 通信の途絶を想定して、伝言板(災害時メッセージボード)を用いて、家族との連絡を試みました。
  • 参観の保護者の皆さんに、お子さんのメッセージをはがして、お持ち帰りいただきました。
  • 災害時には、伝言や伝令など、アナログな手立てが有効になると考えます。近隣機関・施設との伝令のネットワーク化を独自に図りたいです。

 

読み聞かせ・防災クイズ・安否確認メッセージ

読み聞かせ・防災クイズ・安否確認メッセージ

8. 煙体験・119 番通報訓練 [3年生]

  • 訓練用のを充満させた特別教室で、煙から命を守る手段を学び、実際に体験しました。
  • 火災や事故などによる緊急時に、自他の命を救うための通報について学びました。
  • 保護者の皆さんにも、煙の充満した室内を体験していただきました。
  • 3年生単独の活動としたことで、たっぷりと体験できました。

 

煙体験・119 番通報訓練

煙体験・119 番通報訓練

9. 簡易ベッド作成体験・応急担架搬送体験 [4年生]

  • 災害が発災したとき、実際に救助や復興にあたられる自衛隊員の経験をうかがいました。
  • 救助にあたる際の装備品など、その用途などを説明いただきました。
  • 緊急時に、身近な材料を用いて簡易ベッド応急担架を作る方法を学びました。
  • 実際に救助や復興にあたられるからこその言葉に、職務の重みを感じました。

 

簡易ベッド作成体験・応急担架搬送体験

簡易ベッド作成体験・応急担架搬送体験

10. 包帯処置訓練・車椅子介助訓練 [5年生]

  • 災害による負傷を想定して、三角巾を用いた3種類の応急処置について学びました。
  • 基本的な車椅子介助のしかたを学び、実際に車椅子を2人1組で交互に操作しました。
  • 介助の対象の安全のため、始めにブレーキをかけ、フットサポートに足を乗せることが必要だと学びました。
  • 東京老人ホームのご支援をいただきました。コロナ禍以降の交流再開を、嬉しく思います。

 

包帯処置訓練・車椅子介助訓練

包帯処置訓練・車椅子介助訓練

11. 東京マイタイムライン [6年生]

  • 風水害から自分と家族の命を守るための具体的な方法を学びました。
  • 西東京市浸水ハザードマップを用いて、自宅の周辺の状況を想定しながら学習を進めました。
  • 前日(15日)の雷雨が鮮明に記憶に残り、真剣な活動となりました。
  • 風水害時の対応のしかたを、各家庭で考えるきっかけにしていただければと思います。

 

東京マイタイムライン

東京マイタイムライン

12. 避難訓練・引き渡し訓練 [全校]

  • 台風の接近による天候の悪化を想定して、全校児童の下校に向けた訓練を行いました。
  • 消防署担当係長から、児童の迅速な避難行動への講評をいただきました。
  • 各教室前の廊下で、保護者への引き渡し訓練を行い、そのまま下校となりました。
  • 前日(15日)の雷雨に対応して、児童の下校時刻を遅らせたことや、希望する保護者への引き渡しを行ったこと、頃合いを見計らって集団下校を行ったことなどが、記憶に鮮明に残り、この訓練の意味を実感しました。

 

避難訓練・引き渡し訓練

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