田無二中の歴史
更新日:2011年12月6日
本校は昭和33年4月に田無第二中学校として創立されました。
本校の正門を少し入ったところに、本校の教育目標である「健康・誠実・敬愛」の文字が刻まれた碑があります。いわば「教育目標碑」であります。
この碑に刻まれた文字は、俳人の山口青邨先生の直筆によるものです。
本校創立5周年を記念して、教育目標の碑文字の揮毫を青邨先生に依頼したところ、快諾を得て作成されたそうです。ちなみに、山口青邨先生の句碑は全国に30数箇所ありますが、俳句以外のものは本校の碑のみだそうです。
山口青邨先生は俳人でもあり、東京大学名誉教授、工学博士でもありました。
「自然現象を眺める態度は、自然科学者も俳人もまったく同じ」「まず観察、その上に文学的香気を」と常々言われており、俳句に虚構が入ることをきらっていたそうです。
この言葉は、私たち学校現場に携わっている者にとっても、大いに考えさせられる言葉だと思います。創立当時の建学の精神をしっかり受け継ぐとともに、本校の歴史と伝統を深く理解し、本校がますます発展充実するようさらに研鑽を重ね、教育実践に邁進する決意でおります。