令和6年度学校案内

校生活の様子は…

　田無第二中学校は西東京市のほぼ中央に位置しており、教育目標「健康　誠実　敬愛」の基、教職員で一丸となって教育活動を行っています。生徒たちは礼儀正しくまじめに学校生活を送っており、校内は常に落ち着いた雰囲気があり、授業に対しては真剣に受けている生徒たちが多いのが特徴です。
　4月の入学当初には生徒会本部主催の対面式や部活動説明会ではあたたかく新入生を向かい入れる雰囲気があり、例年、上級生との関係も良好なスタートが切れています。5月には1年生は小金井公園への遠足があり、6月には全校をあげての運動会があり、学級や学年にだんだんと慣れていき、協力したり他人を思いやったりする気持ちや態度が身に付いていきます。また、4月当初は慣れない中学校生活もあることから、担任等による全生徒を対象に「教育相談」を行い、その中で様々な様子を確認したり、悩みの相談をしたりして早く中学校生活になじめるようにしています。
　小学校と違って定期考査は田無第二中学校では1学期と2学期は2回、3学期は1回行っています。考査前は多くの活動（部活動を含む）が原則中止になり、生徒たちは集中して学習したことの確認ができるようにしています。
　続いて2学期です。昨年度は市内の農家にて農作業や出荷作業の体験を行い、西東京市について学ぶ機会を設けました。10月には合唱コンクールが実施されます。今年度は「タクトホームこもれびGRAFAREホール」を借り切って行う予定です。ここでは、運動会で培った団結力をよりいっそう高めていきます。また、生徒たちは実行委員やパートリーダー、指揮者・伴走者などが主体的な活動もできるようにしています。
　3学期は1年生にとって中学校で初めての宿泊行事である「スキー移動教室」があります。田無第二中学校では毎年菅平スキー場へ2泊3日で実施しており、大自然の中で友達と楽しく過ごすとともに、スキー実習を通してすべての生徒に大きな満足感や達成感を感じられるようにしています。
　令和3、4年度には、西東京市立学校教育奨励事業指定校としてタブレットの活用を目指して「情報活用能力の育成」を研究しました。その成果もあって市内でもタブレットの有効活用はとてもすすんでいます。また、令和5、6年度は「東京都教育委員会の不登校教員加配校」として取り組んでおり、「誰一人取り残さない学校」として生徒一人一人のことを考えた学習や学校での居場所づくりを提案しています。特にGS（グリーンスペース）は教室以外の学習場所として様々な生徒のニーズに対応しています。

指す学校像として…
〇生徒が生き生きと学ぶ学校…持続可能な社会の創り手として

• 思いやりと礼儀あり、優しさ、あったかさ、人間関係（教師−生徒、生徒−生徒）に絆のある学校…不登校になりにくい学級・学年土壌
• 一人ひとりを大切にし、誰一人取り残さない学校…子供が安心して学べる教育の実現
• 生徒の資質・能力を伸ばせる学校、生徒それぞれに居場所のある学校
• 教職員が目標をもって経営参画し、生きがいを感じる学校…ウェルビーイングの向上
• 保護者や地域が信頼し、ともに育む学校…学校・家庭・地域で「ともに育む」教育環境の充実

目指す生徒像として…
〇自分も他人も大切にする生徒、そのうえで主体的に自分の力の向上を目指す生徒…持続可能な社会の創り手、ウエルビーイングの向上

• 受け身ではなく主体的な学びの姿勢をもつ生徒…子どもが未来を切り開く「生きる力」の育成
• 相互に人権を尊重し、支え合う生徒、人に優しい生徒
• 社会性を大切にし、自分の居場所がある生徒
• 自ら考え判断、表現し、メタ認知ができる生徒
• 取り組むことで達成感を感じ、自己肯定感をもてる生徒
• 自ら課題を設定し、解決に向けて周囲と意見交換し、協働しながら学習する生徒

色ある学校づくりとして…

生徒理解の推進と不登校未然防止

　西東京市スタートアップ期間や相談週間を設けて、生徒理解を深めるとともに、日常的に生徒に寄り添い生徒一人一人の課題を適切に把握し、対応できるようにしています。生活指導部と教育相談部中心に担任・学年・全校の情報を共有してスクールカウンセラーや関係諸機関との連携を充実させています。教育支援ツールを活用し、学習・心理・不登校等多様な課題への対応を全校で組織的に進め、特に不登校の未然防止対策を推進しています。

地域とのかかわりとボランティア活動

　地元のお祭への参加や公民館との交流、中学生が主催する防災講座など、コミュニティスクールとしての地域とのつながりを通して、日本の伝統・文化を学ぶとともに継承する態度を育成しています。

学習・朝読書活動推進

　各教科の学習により向上させた思考力・判断力・表現力・読み解く力を朝読書活動により向上させています。

特別支援について

　田無第二中学校は中学校特別支援教室巡回拠点校として、保護者、在籍校、関連諸機関との連携を密に行っており、個々の生徒のニーズに応じた自立活動を行うとともに、必要に応じて進路指導の支援を行っています。

小中連携

　谷戸第二小学校、住吉小学校の教員と連携し、授業参観及び協議を毎年行っています。そこでは合同研修会、中一ギャップの解消、9年間を見通した教育活動の充実を図っています。また、新入生交流会の実施として小学校6年生対象の学校生活の説明会や部活動見学、また小学校5年生へ出前授業を行い、小中連携教育を行い、小中のスムーズな接続を目指しています。

健康教育

　「健康」応援都市として、専門家を講師に招き、がん教育を2年生に行い、それを通して自らの健康管理を行う態度を身に付けさせています。

地域保護者へ開かれた学校

　学校の教育活動について、学校だより・ホームページに掲載する。特に、ホームページの充実により、地域・保護者に開かれた学校を目指しています。また、コミュニティスクール（学校運営協議会）として学区域の育成会および商店街等のボランティア活動に参加し地域と連携して様々な取組（職業講話、職場体験、夏休み地域清掃、夏休み学習教室、定期考査前自習教室など）をしています。

点目標と力を入れている取組として…

• 西東京GIGAスクール研究指定校としての研究成果を基に、タブレットを活用し、各教科等における学習として個別最適な学びと協働的な学びのベストミックス、生徒主体の学びの推進を行い、一方で安全指導、セーフティ教室等において、情報モラルを中心とした情報活用能力の向上と犯罪防止の指導を一層充実させています。
• 授業のユニバーサルデザイン化を促進させ、タブレットを効果的に活用するなど、全ての生徒に分かりやすい授業の実践を図り、インクルーシブ教育を推進しています。
• 各教科等で実践したESD教育をもとに教科等横断的な学習課題を設定して身近な西東京市と関連付けた学習として「西東京ふるさと探究学習」を行い、地域の問題を自らの問題として主体的に捉えさせています。その過程では学んだことをタブレットでまとめ、学級・学年等で発表し、言語活動の充実を図り、プレゼンテーション能力を育成しています。
• 数学科における少人数学習集団による指導においては、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図るため、集団編成を工夫しています。また、習熟度に合わせ、一人一人の能力に応じた指導を展開し、学力向上を目指しています。
• 英語科における少人数指導では、生徒の学び合いを重視することで、生徒の意欲を引き出し、話す・聞く・読む・書く力を身に付けさせ、協働的な学習を推進し、学力向上を目指しています。
• 東京都教育委員会の不登校教員加配校（令和5度年から令和6年度）として「誰一人取り残さない学校」を目指し、不登校生の未然防止と一人ひとりに寄り添った指導と対応でどこともつながらない生徒をなくす取り組みを行っています。※取組として不登校の居場所（グリーンスペース）、不登校を抱える保護者の会、不登校生徒対象の遠足など
• コミュニティスクール（学校運営協議会）との協働を行い、学校と地域が力を合わせて学校の運営に取り組んでおり、「放課後自習教室」「職場体験」「地域清掃」「ペンキ塗り活動」「夏休み補習教室」「放課後自習教室」「部活動連携」などを行っています。

ったか先生の推進

• 生徒がいてもいなくてもすべての生徒に「さん」付けを行い、生徒の人権を尊重しています。
• あらゆる教育活動を通じて人権教育の推進を図り、互いの生命と人格を尊重し、いじめのない落ち着いた雰囲気の学校生活を実現しています。そのためにいじめ防止の取組や、いじめの早期発見に努めています。いじめ発生時には西東京市いじめ防止対策推進条例及び基本方針に基づき、速やかにいじめ防止対策推進会議を開くとともに，関係諸機関と連携しながら、いじめの解決に向けた組織的な対応と指導を行っています。
• 生徒と教師、生徒同士の触れ合いを大切にして共感的指導を行い、相互に人権意識を向上させ、豊かな人間関係を築くとともに生徒理解を深化させ、不登校の未然防止や長期化した際の支援に努めています。
• 不登校生徒や長期休業中に心配な生徒について、電話やオンラインの面談を実施するなどの安全確認を全校体制で行い、タブレットを活用したオンラインでの生徒とのコミュニケーションの実践を推進し、改善を図っています。
• 「虐待防止外部委員会」を年3回開催し、スクールカウンセラーや主任児童委員、民生児童委員、保護司、保護者等地域、関係諸機関との連携を深め、コミュニティスクールとしての生徒の健全育成を推進し、非行や不登校などの問題行動の未然防止を図るとともに虐待などの早期発見・早期解決に努めています。
• 服務事故0を目指し地域や保護者からも信頼ある学校づくりを目指しています。

活動
田無第二中学校の部活動は運動部7つ、文化部6つがあります。写真をクリックしていただくと活動の様子が見られます。

徒会等の活動

間行事予定

進路先（令和6年度）

特別支援教室（中学）

後の予定