4月17日
更新日:2020年4月17日
S先生からのメッセージです(オリジナル課題つき)
今、勇気を出して
今、全国で、全世界で、「学びをとめない」先生たちの学習支援が進められています。国、企業、家庭においても、多くの大人たちが、みなさんの学習環境が保たれ、願わくは向上するよう、日々、心を砕き、あの手この手で考えてくださっています。
さまざまな学習支援ツールが、オンラインで、もしくは紙ベースで、みなさんの手元に届けられます。みなさんは、それを受け取り、どんな気持ちでいるのでしょう。送り手としては、「この教材をきっかけに、学習するきっかけとしてほしい。」「家庭学習のリズムを作ってほしい。」「少しでも知識を身につけてほしい。」「家の中にいてもできることを精一杯やってほしい。」―――それはそれは、いろいろな思いが、ぎゅっと詰め込まれています。
学校のない1日は、何もしなければそれで終わり。余りにもあっという間に過ぎて行ってしまいます。今日は、少しでも教科書を眺めた、課題に手を付けた、今までやってみようと思わなかったことに思い切って取り組んでみた―――「少しでも」「思い切って」という、この気持ちこそ、だれも見ていなくても正真正銘、心の大きな成長の証だと思います。さあ、ちょっとだけ勇気を出して、勉強に立ち向かってみよう。
自分にしかできないことを
みなさんと同じように教育の機会を得ている子どもたちもいれば、そうでない子どもたちもさらに多くいるというのが、この世界の現状です。この文章の冒頭にも述べたように、日本という国の中では、文部科学省、教育委員会など、さまざまな機関や団体が、みなさんの学びを応援しています。ただ、活用するにはちょっと抵抗があるな、もっと使いやすくしてほしいな、という意見を持っている人もいるに違いありません。その違和感を、どうか大切にしてください。世界共通の学習と、国内共通の学習と、そして、最も大切な、これからの未来をたくましく生きていくために、自分自身にしかできない学習を―――立ち止まっている暇はない。一生懸命、勉強しよう。
【オリジナル課題】
日本にしかないと思うものを三つ挙げなさい。また、挙げた理由を答えなさい。(基本レベル)
(例えば、日本語、お金の“円”、富士山、都道府県・・・他に何があるかな?)
三つ挙げたものに対する賛成意見、反対意見を想定して答えなさい。(応用・発展レベル)
(例えば、日本語を挙げたことへの反対意見として、「日本語は、kabuki、origamiなど、海外でも使われているから、日本にしかないとは言えない。」)
*調べたり、家族で話し合ったりして、考えを広げてみよう。