1月29日水曜日 できたを実感
更新日:2025年2月3日
4年生 体育 マット運動
マット運動は、日頃、やることの少ない非日常的な運動です。恐怖心をもったり、ケガをしたりすることがないよう、段階を踏んで少しずつ取り組ませています。
基本となる運動感覚の一つが「ゆりかご」です。体育座りの体勢から、後ろに倒れて、お尻、背中・・・と順にマットにつけていきます。
体育座りの体勢から、手を顔の横において、マットを押し付けるようにします。首にどのくらい負担がかかるか、自分の体を知ります。首は一度痛みが出てしまうと回復に時間がかかります。大けがにつながることもあります。ですから、首を傷めないように慎重に取り組ませます。
慣れてきたら、足を高く上げるように助言します。上の写真のように、背中まで上げることが目標です。体育座りで「腰の角度」が狭いゆりかごから、足を高く上げることで「腰の角度」が広くなり、前転や後転での回転スピードに繋がります。
前転で回転スピードをつけるためには、腰の角度を広くします。そのために、手をなるべく遠くにつきます。「手を遠くにつこう」
回転スピードがつくことによって、前転だけでなく、開脚前転がスムーズにできるようになります。膝を伸ばしたまま、気をつけの姿勢のように長座で立つと、「伸膝前転」の完成です。
では、後転で回転スピードをつけるにはどうしたらいいか。後転で手を遠くにつくことはできません。手ではなくお尻をなるべく遠くにつきます。お尻を遠くにつく感覚を身につけるため、上の写真のように、床キックや壁キックをします。
お尻をなるべく遠くにつけて、後ろ回りに挑戦。
今日後転のコツを伝えました。今日のうちに後転だけでなく開脚後転も完成した子どもたちがたくさんいました。
4年生はチャレンジ精神が旺盛で、何度も繰り返し挑戦し、目が回ってしまわないか心配になるほどです。全体で休憩をとるようにしています。
頭倒立に挑戦。おでこをマットにつけて、少しずつ倒立していきます。行けそうなら、膝を伸ばしてみよう。
それから、くれぐれも家の中で、また、大人が見てない所で練習しないように伝えてあります。けがをしたり、家具などを壊したりしたら大変ですから。
苦手意識のある子も、一人一人にあった技のポイントを伝え、もう少しでできそうな技に挑戦させ、「できた」を実感できるように指導を続けてまいります。