平和学習
更新日:2023年10月2日
平和を歌おう
9月29日(木曜日)に、5年生が、平和交流会を行いました。
西東京市が重点に位置付ける「平和学習」について、保二小「市民科」の枠組で、地域社会と連携しながら、先進的な単元開発を行ったものです。
[概要]
- 戦争や原子爆弾を題材とする国語科の9月単元「たずねびと」をきっかけとする、探究学習です。
- 「花プロジェクト」でヒマワリを育てた縁で、ウクライナとの関わりが実現しました。
- ウクライナから避難され、地域にお住まいのエリザさんをお招きして、交流しました。
- ウクライナの歴史や文化、戦時下にある現在の状況などをうかがいました。
- 子供達にとってなじみ深い日本の文化を、子供達の視点でプレゼンしました。
- 来校のお礼に、子供達が作った平和の歌「平和を願い、そして歌う」を贈りました。
- 給食では、ウクライナの伝統料理「ボルシチ」を、全校で味わいました。
- 市立図書館とのコラボレーションで、戦争の絵本の読み聞かせをしていただき、西東京市の戦争体験についても教えていただきました。
2学期が始まって1ヶ月足らずの準備期間でしたが、国語科の学習をもとに、国内外や柳沢地域の経験した戦争について、さまざまな視点から調べ、学びを深めました。そして、戦争のもたらす悲惨さや、命の尊さを実感しました。
本校は、あらゆる教科・領域を通して、言語活動を重視し、考える力を育てています。この学習においても、平和を願う心を集め、みんなで1つになれる歌づくりを進めました。歌詞ひとつひとつにこだわり、話し合いを重ねてできた歌詞に、太田教諭が曲をつけました。
当日は、「全員で一致団結して、エリザさんに思いを伝えなくては……」の一念で交流を進め、平和の歌を披露しました。エリザさんにお礼を言った児童も、歌を歌う児童も、それを聴く大人も、感極まるひとときとなりました。 真心は、人の胸を打ちます。子供達を深い探究に誘いながら、温かくしなやかな気持ちに結実させた中村主幹教諭と小栗山主任教諭の問い掛けは、「自ら伸びる」ことの意味を示したように、私は思います。
「平和を願い、そして歌う」(歌詞) 作詞:5学年児童 作曲:太田眞理子教諭
同じ星
同じ空
さわやかな風が吹く
幸せの光注ぐ
やさしさ語り継ぐよ
夢への道のりよ
はばたけ大空に
心をひとつに希望を
みんなでつなげようよ
行かないで 未来があるのに
行かないで 笑顔のために
みんなで平和を願おうよ
また会おうよ
一緒に未来へ行こう
平和な世界を見に行こう
きっときっとそんな世が おとずれるからさ
さあ、平和な世界へ
図書館の方に、読み聞かせをしていただきました
ウクライナ料理「ボルシチ」を給食で食べました
開会式は、日本語と英語によるアナウンスで
文化交流の合間に、全員でダンスを踊りました
「平和の歌」を合唱し、思いを贈りました
温かいメッセージをいただきました
思い出に残るひとときに