1月の給食
更新日:2019年2月1日
1月31日
黒砂糖食パン マカロニグラタン トマトと卵のスープ いちご ジョア(プレーン)
《マカロニグラタン》
マカロニは、小麦粉に40度から50度くらいのお湯を加えて十分にこねて、マカロニを作るための型に入れて押し出して作ります。この型の形を変えることで、色々な形のマカロニを作ることができます。今日のグラタンに入っているような、管状のものが一般的ですが、蝶、貝殻、車輪、リボン、アルファベットなど、色々な種類があります。最近では、うさぎやぞう、キリンなどの動物や、ミッキーやプーさんなどのキャラクターのマカロニもあります。今日は、マカロニをたくさん入れたグラタンにしました。
1月30日
ごはん・小松菜ふりかけ ムロアジメンチ 糸寒天の和え物 東京野菜のみそ汁 東京牛乳
《全国学校給食週間「東京の食材・料理第2弾!」》
今日は、東京の食材・料理第2弾です。地元でとれる食材を知ってもらいたいと思い、東京都でとれた食材をたくさん使った給食にしました。小松菜ふりかけの小松菜は、東京都に古くから伝わる野菜です。西東京市内でもたくさん作られていて、谷戸二小の給食は、市内の2つの農家さんが作っている小松菜を、一年通して使わせていただいています。メンチカツには、「ムロアジ」という魚を混ぜて作りました。ムロアジは、「八丈島」でとれたものです。クサヤという強烈なにおいがあるけれどもおいしい食べ物の原料にもなります。給食時間には、本物のムロアジを持ってクラスをまわりました。メンチカツの中身がお魚だと気付いていなかった子もたくさんいて、ムロアジに驚いていました。糸寒天は、伊豆諸島と呼ばれる東京の島々が名産です。みそ汁に使っているじゃがいもやほうれん草も、都内の様々なところで作られています。みそは、「江戸甘みそ」という港区生まれの伝統みそです。普通のみそに比べて塩分が少なく、色は黒っぽい茶色です。今日は、牛乳も東京の多摩地域でとれたものにしました。東京づくしの給食で、地元の色々な食材を少しでも知ってもらえたら良いなと思います。
1月29日
ソフトめん・ミートソース 野菜スープ 黄桃 牛乳
《全国学校給食週間「昔の給食メニュー第3弾!」》
今日は、昔の給食メニューの第3弾です。ずっとパンばかりの給食でしたが、昭和38年に「ソフトめん」が登場しました。ソフトめんは、「ソフトスパゲッティ式めん」という名前であり、学校給食向けに開発された日本特有のめんです。昭和40年頃から、給食でよく使われるようになりました。スパゲッティとうどんの間のようなめんで、スパゲッティのようにミートソースにからめたり、うどんのようにカレーにつけて食べていました。また、昭和39年から43年頃にかけて、脱脂粉乳から牛乳へと切り替わりました。その後、昭和40年代の後半になると、今までパンやめん類だった主食にごはんが復活し、さまざまなごはん料理が出るようになりました。メニューもよりいっそう豊かになり、今の給食のような形になっていきました。
1月28日
深川めし 大豆と小魚の揚げ煮 ちゃんこ汁 牛乳
《全国学校給食週間「東京の食材・料理第1弾!」》
今日は、全国学校給食週間の2つ目のテーマ「東京の食材・料理」の第1弾です。今日の給食は、東京都の郷土料理で、「深川めし」と「ちゃんこ汁」を作りました。昔、現在の江東区である深川地区一帯は海で、“あさり”がたくさんとれました。深川めしは、漁師さんたちが仕事の合間に食べる「ぶっかけめし」だったと言われています。船の上で、あさりにねぎや豆腐を合わせた塩味のすまし汁を、ごはんにかけて食べていました。初めはすまし汁でしたが、みそ汁やしょうゆ味などが今では多くなっています。また、家庭ではごはんにあさりを入れた炊き込みごはんが広まりました。「ちゃんこ汁」の「ちゃんこ」というのは、お相撲さんの食事を指す言葉です。相撲部屋がある東京の両国から広まりました。給食では、ちゃんこ鍋風の汁物にしました。
1月25日
コッペパン・いちごジャム くじらのオーロラ煮 ボイルキャベツ カレーシチュー 牛乳
《全国学校給食週間「昔の給食メニュー第2弾!」》
今日は、昔の給食メニューの第2弾です。戦争により中止されていた給食が再開されたのは、昭和21年の12月24日です。食糧不足が続くなか、アメリカの民間団体からの支援物資やユニセフからの寄付により、少しずつ給食は再開されていきました。この時は、主食はなく、牛乳も貴重だったため、脱脂粉乳が出されました。昭和25年には、アメリカから小麦粉が送られ、主食のパン、おかず、ミルクがそろった完全給食になりました。今日は、そんな昭和20年代から30年代のメニューです。パンはずっとコッペパンで、ジャムなども時々つきました。くじらは、昭和27年頃から出されました。当時はお肉が高級品だったので、安く買えるくじらが貴重なたんぱく質源として使われていました。オーロラ煮や竜田揚げなどの料理が多かったです。給食は主食がパンだったので、カレーライスにできないことから、パンに合うようにカレーシチューが作られました。
今日のメニューはとても好評でした。くじらは少しクセがありますが、竜田揚げのように下味をつけて、ケチャップ、みそ、砂糖を混ぜて作ったオーロラソースにからめることで食べやすくしました。野菜やパンとの相性も良かったようです。
1月24日
おにぎり 鮭の塩焼き かぶの漬け物 みそすいとん 牛乳
《全国学校給食週間「昔の給食メニュー第1弾!」》
1月24日から30日までの1週間は、「全国学校給食週間」です。昭和25年度から始まった取組みで、毎年、学校給食への利器や関心を深めることを目的に実施されます。今年は「昔の給食」と「地元、東京の食材・料理」をテーマにしました。今日は、昔の給食メニューの第1弾で、日本の最初の給食と、昭和17年頃のメニューです。明治22年に山形県の私立忠愛小学校で、お弁当を持って来られない子供のために食事を提供したのが、日本の学校給食の始まりと言われています。この時のメニューが、「おにぎり、焼き魚、漬け物」でした。食べものがあまりなかったこの時代には、おにぎりと少しのおかずだけでもごちそうでした。その後、昭和16年に太平洋戦争が始まると、食べ物がさらに不足して次々と給食が中止され始めました。この時に提供することができたのが「すいとんのみそ汁」でした。今のように、ごはん、おかず、汁物がそろった食事は食べられませんでした。
炊きたてごはんはあつあつです。低、中、高学年で大きさを変えながら一つずつにぎります。
全部で約610個のおにぎりをにぎりました。好評でした!
1月23日
キムチラーメン ジャンボシュウマイ ナムル 牛乳
《もやし》
もやしは、じつは植物の名前ではなく、豆や米、野菜の種を水にひたし、太陽の光をあてないで芽を出させた、若い芽のことを言います。一般的にもやしと呼ばれているのは、「けつるあずき」という豆から作られている「ブラックマッペもやし」と、「緑豆」という豆から作られる「緑豆もやし」のことです。「大豆」から作られるものは「豆もやし」と呼ばれています。見た目は細くて弱そうなイメージをもつかもしれませんが、豆にはないビタミンCや、疲労回復に効果的なアスパラギン酸などが含まれていて、じつは栄養価の高い野菜です。今日は、キムチラーメンに「ブラックマッペもやし」を、ナムルに「豆もやし」を使いました。
1月22日
ばら天丼 ひじきの炒め煮 すまし汁 みかん 牛乳
《ばら天丼》
ばら天丼には、ひと口サイズのえびとまいたけの天ぷらが入っています。えびとまいたけにそれぞれ衣をつけて、油で揚げて天ぷらにしたものを、ごはんの上にしきつめ、その上に天ぷらのたれをかけます。たれは、かつおぶしでとっただしに、砂糖、しょうゆ、みりんを混ぜてあたためて作りました。ごはん、天ぷら、たれ、ごはん、天ぷら、たれと2段重ねにして盛り付けました。
【ばら天丼の調理の様子】
えびとまいたけの天ぷらを、それぞれ揚げます。くっつかないようにパラパラと入れます。
えびの天ぷら。
まいたけの天ぷら。
まずはごはんを配食します。
ごはんの上に、えびとまいたけのばら天をのせます。
手作りの天ぷらのたれをかけます。
その上にもう一度ごはんをのせます。
そしてばら天を敷き詰めます。
またまたたれをかけます。
これで完成です!
1月21日
ポークカレーライス ごぼうサラダ りんご 牛乳
《りんご》
10月から給食で何度かりんごが出しましたが、そろそろ旬の時期も終わりに近づいてきました。今日のりんごは長野県でとれた「サンふじ」という種類のものです。「ふじ」は、日本で一番多く作られていて、とても人気があります。世界の品評会でグランプリをとったこともあり、今では世界で一番愛されているりんごです。甘みと酸味のバランスがよく、ジューシーで香りもよいです。シャリシャリとした歯ごたえも特徴で、皮の色つやをよくするために、袋をかけて育てられています。それに対して、袋をかけずに太陽の光をあてて育てたふじを、「サンふじ」といいます。日にあたっているため、皮の色はまだらですが、完熟して甘みが増し、真ん中には蜜が入っています。
1月18日
ごま塩ごはん たらの西京焼き こんにゃくの和え物 吉野汁 牛乳
《たらの西京焼き》
今日の魚は「たら」です。漢字では「魚へんに雪」と書いて「鱈」です。12月から2月頃の、雪が降る寒い季節にとれることから、この漢字になったそうです。たらはとても食いしん坊な魚で、いつもおなかが大きくふくらんでいる様子が、「たらふく(鱈腹)食べる」という言葉のたとえになったと言われています。日本の近くの海には約90種類のたらがいますが、今日は「まだら」です。体長1m、体重は20kgほどになる大きな魚です。身がやわらかく、味はあっさりとしているので、色々な料理でおいしく食べることができます。今日は西京みそのたれに漬け込んで焼く、「たらの西京焼き」にしました。
1月17日
ココア揚げパン コールスローサラダ 冬野菜のシチュー 牛乳
《冬野菜のシチュー》
冬は、寒さや乾燥、雪など、作物にとって厳しい季節ですが、葉物野菜や、土の中で育つ根菜類はより一層おいしくなります。ほうれん草や白菜などの葉物野菜は、寒さで凍ってしまわないように水分を減らして糖分を増やすので、あまみも栄養も増してきます。根菜類は、寒くなると成長が遅くなり、土の中で栄養を蓄えながら時間をかけて大きくなるので、おいしいだけでなく栄養もたっぷりになります。冬にとれる野菜には、体を温める効果があったり、お腹の調子を整える食物せんい、かぜの予防に役立つビタミンAやCを含んでいるものがたくさんあります。今日は、今がおいしいかぶ、白菜、にんじんを使ってシチューを作りました。
1月16日
里芋ごはん 焼きししゃも 梅おかか和え 豆腐と油揚げのみそ汁 はれひめ 牛乳
《はれひめ》
今日の果物は清見オレンジの予定でしたが、市場の出荷状況の関係で「はれひめ」に変わりました。はれひめは、オレンジとみかんを合わせたような見た目をしています。皮はみかんよりも厚いですが、みかんと同じように手で簡単にむいて食べることができ、食べやすいです。みかんのようにあまりすっぱくなくあまくて、オレンジのような風味があるのが特徴です。「はれひめ」という名前は、夏と秋の季節に晴れの日が続くことで、あまくて香りの良い実になることから付けられたそうです。みかんやオレンジなどの柑橘類は、ビタミンCがたっぷりで、風邪やインフルエンザの予防にピッタリです!
1月15日
焼きうどん 大根と海藻の和え物 白玉ぜんざい 牛乳
《行事食「小正月」》
日本では、昔から1月15日を「小正月」と呼んでいます。小正月は、外したお正月飾りを火祭りで焚き上げます。この時に焚き上げられて煙とともに、お正月に来てくれた歳神さまが天に帰っていくと考えられています。また、農作物がたくさんできるのをお願いして、もち花という小さく丸めたおもちや団子などを小さな花に見立てて枝にさしたものを飾ることもあります。そして、この日には一年の健康を願って「小豆粥」を食べます。小豆は悪いものを払ってくれると言われています。給食では「白玉ぜんざい」を作りました。
今日の白玉団子は約3000個!調理員さんが一つ一つきれいに丸めてくれました。
1月11日
まぜまぜビビンバ 韓国風雑煮 ぽんかん 牛乳
《行事食「鏡開き」》
今日、1月11日は「鏡開き」です。この日は、お正月にお供えしていた鏡もちをいただきます。鏡もちを食べるときは、木づちなどで割ってから食べます。ただし、「割る」や「切る」という言葉は縁起が悪いとされ、「開く」という言葉を使うようになりました。鏡開きのおもちは、お雑煮やお汁粉にして食べます。今日のお雑煮は、韓国風にアレンジしました。韓国のお雑煮は、「トック」という、おもちを棒状にして薄くスライスしたものを入れたスープです。韓国でもお正月に食べられています。
1月10日
ゆかりごはん 筑前煮 紅白なます たまねぎとわかめのみそ汁 牛乳
《3学期の給食スタート!》
今日から3学期の給食が始まりました。寒さが厳しいですが、子供たちは元気いっぱいです。
今年最初の給食は、新年を祝っておせち料理によく入るものを作りました。紅白なますは、にんじんの赤と大根の白が、お祝いの水引という飾りに似ていることから縁起物とされています。筑前煮に入っているれんこんは、穴から向こうが見えることから、将来の見通しがきくようにという願いが込められています。
給食が始まるのを楽しみにしてくれていた子も多いのか、「今日の給食なに?」と初日からさっそく聞かれました。今学期も、子供たちが楽しみにしてくれるような給食を作りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
新年最初の給食なので、お手紙は大きい年賀状にしました。