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西東京市立保谷第二小学校
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柳沢の街の魅力をプロデュース!

更新日:2023年12月5日

地域活性化プロジェクト

活動の内容

[コンセプト] 小学生も地域のチカラ
 
[概要]

  • 12月2日(土曜日)の午前10時より、西武柳沢駅北口の保谷第三児童遊園にて、6学年児童が、地域の活性化に貢献するために、自分達が種から育てたパンジーの苗を配布しました。
  • この活動のきっかけは、1学期に実施した「ミニ職場体験」です。お世話になった地域の商店・事業所の皆さんの力になりたいと考えました。
  • そのために、地域活性化を考える「こども議会」を開催し、自分達にできることを検討したものです。
  • この活動を知ってもらうために、11月25日(土曜日)に、FM西東京の番組「ウィークエンドボイス」に代表児童が出演し、イベントの告知をしました。

 
[学習の経緯と意味]
 本校は、コミュニティ・スクールとして、「花」と「防災」を、地域との互恵的な協働の柱としており、教育課程に位置付け、地域で学ぶ教育活動を推進しています。前者については、「花プロジェクト」を全校で実施しており、全校児童がパンジーやビオラを種から育てるとともに、各学年の児童が「花大使」として、地域の教育機関や事業所に育てた苗を届ける「花外交」を活発に展開し、街の美化に貢献しています。
 
 6学年児童は昨年度(5学年時)、キャリア教育として、「ディーセント・ワーク学習」を実施しました。このことは、単なる職業調べでなく、ディーセント・ワークすなわち「働きがいのある人間らしい仕事」の探究であり、得意なこと、好きなことを生かした仕事の在り方についての問いです。そのために、作家や編集者、デザイナー、法テラスの職員、指揮者、看護士、教育者、スポーツコーディネーターを招き、それぞれにとっての「働く幸せ」について、具体的にうかがいました。

 

 コミュニティ・スクールとして、地域に根差した教材開発を進めるなか、6学年担任は、ディーセント・ワーク学習を踏まえたキャリア教育を具現化する「ミニ職場体験」を構想しました。そのために、柳沢北口商店街の協賛も含め、地域の25事業所に協力いただきました。

 

 「ミニ職場体験」の実施にあたって、行政との連携による児童の意見表明の場を設けるべく、「こども議会」への接続を構想しました。そのために、西東京市産業振興課に協力を依頼しました。こうして、キャリア教育は、地域活性化への参画という側面を帯びました。

 

 2学期に実現した「こども議会」では、商店街の活性化に向けたさまざまなユニークな提案がなされました。その原動力となったのは、夏季休業期間における「反転学習」による家庭学習です。すなわち、タブレット型端末を用いた情報収集を家庭学習のなかで進めて、自分の考えを練ること、2学期には、そうした素材を用いて、集団での対話的な学習に注力することです。こうして生まれた多様なアイディアは、柳盛会(柳沢北口商店街)に伝えられました。

 

 地域活性化のために、小学生に何ができるかを、柳盛会と協議を重ねた末、本校の特色である「花外交」による貢献が合意されました。柳盛会とタイアップした、6学年児童が種から育てたパンジーの苗の配布と、花壇の植栽です。

 

 プロジェクトの名称を「保二小の花を地域に咲かせようプロジェクト」として、児童は(1)花育成部 (2)CM宣伝部 (3)ポスター作成部 (4)会場設営部 に分かれ、準備を進めました。

 

 12月2日の実施に向け、11月25日に、FM西東京の番組「ウィークエンドボイス」に代表児童3名が出演し、イベントの紹介を直接行いました。

 

 


児童の活動

 11月25日(土曜日)に、CM宣伝部の児童3名が、FM西東京の番組「ウィークエンドボイス」に出演し、イベントの告知をしました。当日は、10名以上の児童が応援に駆け付け、田無駅北口の放送ブースの窓越しに、生放送を見守りました。
 

 

FM
FM西東京から、生放送でイベント告知

 
 イベント当日は、午前9時に、参加児童(45名)と引率者が保谷第三児童遊園に集合し、準備をしました。空いた時間に、商店街の近隣のゴミ拾いをしました。3つのゴミ袋がいっぱいになりました。この活動に向かう、みんなの意気込みを感じました。
 
 午前10時に、はじめの会をしました。池澤市長木村教育長、柳沢北口商店街の榊原会長、栽培の指導にあたられた嶋田さんにご挨拶いただきました。
 
 「花プレゼント隊」「カード配布隊」「呼び込み隊」に分かれ、活動を開始しました。休日の朝10時という時間帯は、人通りが少ないため、児童は、自然に活動の幅を広げ、駅周辺でも配布を始めました。
 
 地域のために、みんなで団結してという意識があるせいか、誰もが、知らない人に積極的に声をかけ、活動の趣旨を説明していました。花の苗と同時に配布したカードには、柳沢北口商店街のWebサイトへのリンクと、それぞれの児童が職場体験でお世話になった商店や事業所のCMを記載しており、宣伝の機会になりました。
 
 

活性化1
みんなの積極的な面が再発見できたひととき

 
 花の苗を配布し終えた午前11時より、柳沢商店街の花壇に、パンジーやビオラの苗を植えました。花壇の整備にあたり、事前より、商店街のご協力をいただきました。
 
 記念写真の表情がすがすがしい、充実の2時間でした。自分の力の可能性を感じることができたなら、うれしいです。
 
 

活性化2
物事を成し遂げた表情がまぶしい

これからに向けて

 
 「市民科」の単元開発を進めながら、上述のように、昨年度から継続して探究を進めてきた学習が、終結しました。最後の「保二小の花を地域に咲かせようプロジェクト」での、児童の積極的な取組は、予想を超えるものでした。
 
 6年生にとっての11月は、(1)移動教室 (2)音楽会 (3)服のチカラプロジェクト (4)チューリッププロジェクト (5)タグラグビーの練習 と並行した、とても忙しいものでした。しかし、そのなかで、相手を思いやる活動や、計画したことをやりきる活動が、うまく作用し、共鳴したように思います。6年生の児童は、学校目標「自ら伸びる」に迫り、主体的に生きる市民に育ちゆく、希望の存在です。
 
 一方で、未踏の単元開発にあたるなかで、課題も見えてきました。特に、最後の商店街とのコラボレーションについては、

  • 実施日時間
  • 事前の告知
  • 活動の範囲留意点の確認

などの課題が残りました。挑戦したからこそ得られた課題を大切にして、よりよい学び、かつてない教育活動に反映していきたいです。
 
 

こども議会 [7月6日]

 ミニ職場体験を通して、子ども達は、具体的な仕事を経験できたばかりでなく、お世話になった商店や事業所を含む柳沢の街の未来を考えるようになりました。
 そこで、西東京市の産業振興課の職員を招き、「こども議会」を開催して、自分達の住まう柳沢地域の商店街の活性化について、行政に提言しました。

  • アーケードを設置して、雨の日でも買い物がしやすくする。
  • バリアフリーへの対応を進める。
  • ゆっくり買い物ができるよう、託児所や駐輪場を整備する。
  • 集客イベントを定期的に設ける。
  • 最先端の流行を取り入れる。
  • 商店街で流通する通貨ポイントをつくる。
  • 他の商店街との連携を強める。

 さまざまなアイディアが沸き出るなかで、こうしたアイディアをグループごとに思考ツールにまとめ、行政の皆さんに意見の表明をしました。
 他のグループの提言を聴くなかで、実現可能なものは何か、自分達が貢献できることとは何かに、子ども達の意識が向いていったようです。

 こども議会を経て、2学期にはいよいよ、地域に貢献するために、実際に行動する段階になります。子ども達が何を考え、どんな活動を企画するのか、私達は、委ねてみます。子ども達がどんな選択をし、どんなアウトプットをするのか、注目しています。

議会1
違うグループとのトークセッション

議会2
端的に、理由をつけて、説得力のある提言を

ミニ職場体験 [6月20日]

 5校時と6校時の時間に、6学年児童が、「ミニ職場体験」学習を行いました。柳沢北口商店街を含む近隣地域で、商店や事業所、行政機関など、25件の「職場」に分かれての体験学習です。

  • コミュニティ・スクールとして、学校運営協議会にコーディネートのご支援をいただきました。柳沢北口商店街との連携については、柳盛会を通して協賛いただきました。
  • 「職場」は、化粧品・眼鏡・電気・整骨・鮮魚・駄菓子・カフェ・スイーツ・かばん・書籍・スーパー・アニメ・介護・農業・生花・物流・動物・公共機関等の業種で、25件に及びます。
  • 昨年度、現6学年児童は、ディーセント・ワーク学習を行っており、ゲストティーチャーを招いて、5つの職業を例に、職業の「誇り」や「働きがい」に着目した、自らの生き方を見据えた学習を行っており、先行学習に位置付いています。このことを踏まえ、働くことの意味や意義について、実際の体験を通して考える機会です。単なる職業調べではないのです。

 2〜4名に分かれた児童は、それぞれの「職場」で、その職業の業務の一端を知り、実際の体験を通して、その魅力や苦労、そして、社会で「働く」ことの入り口をのぞきます。
 それぞれの「職場」で、普段はなかなか見ることのない表情で、任せられた仕事にぐっと迫って励む姿が、心に残りました。あっという間の90分間を終え、少し大人びて見えたのは気のせいでしょうか。

 この体験学習は、コミュニティ・スクールである本校が推進する複合単元「市民科」として、総合的な学習の時間と国語科、社会科を横断させ、それらの評価規準の融合も果たした先進的な取組です。
 

  1. 働くことの意味や意義について考える (反転学習による職業調べ 行政の担当者を招いた多角的なとらえ【総合的な学習の時間】)
  2. 地域社会で「働くこと」を体験する (25の事業所に分かれた職場体験 柳沢の街づくりの「強み」と「課題」の抽出【総合的な学習の時間】)
  3. 柳沢の街づくりのためにできることを考える (柳沢の地域活性化の方策を自分なりに文章化【国語科】 「こども議会」を開催し、地域活性化のために何ができるか行政に提言【社会科】)
  4. 柳沢の街の魅力をプロデュースする (柳沢の街の魅力を、ポスターやCMに表現し、地域に発信する【総合的な学習の時間】)

 
 こうして、9月まで継続的に積み重ねる、4段階の探究活動は、西東京市が推進する「ふるさと探究学習」の取組そのものだと自負しています。
 6学年の2名の担任は、この複合単元を0から組み立て、地域コーディネーターとともに25事業所を巡り、この日の「ミニ職場体験」に漕ぎつけました。足で稼いだその努力には、頭が下がります。
 今後、学習は、第3段階の探究活動に突入し、7月6日(木曜日)の午後に、「こども議会」を開催します。体験に基づいて、児童が、地域活性化のために、どんな手立てを提言するか、とても楽しみです。

 この日のために、ご多用の中、児童を温かく迎えてくださった、近隣の25事業所の皆様、児童の引率をしてくださった保護者・地域の皆様、事前指導をしてくださった西東京市産業振興課の皆様に、心から感謝申し上げます。

職場1
商品の陳列を工夫

職場2
アニメーターの仕事に一心不乱

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